毎日のように鳥たちの会話が、朝の空気を震わせている。
不如帰、鶯、雉、ヒヨドリなどさまざまに。
先ほど、買い物帰りの畑道で、道路の真ん中に大きめの鳥がいた。
自動車の速度を落として近づく。
しかし、飛び立たないで、トトトと小走りに畑へ向かって行く。
雌の雉だ。
向かう先の畑には、心配そうに雌を見ている雄の雉がいる。
2羽は合流すると、畑の窪地にある篠竹の集合地へ向かって駆けていった。
家に着くと、ピーッピーと啼きながら,鳶が低空を旋回していた。
そういえば、朝早く、台所から見える電線に1羽のまだ若い鳶が止まって、ピーッピーと啼いていたのを思い出した。
その声は、まだ幼さを残し、甘えているように感じる。
家人によると、3羽の鳶が家の庭を囲む杉の木の天辺あたりを掠めながら、しばらく飛んでいるという。
もしかすると、巣立ったばかりの鳶の3兄弟が、まだ上手くない飛行の練習を、身を寄せ合いながらおどおどしてやっているのかもしれない。
こんな風に、生き物の姿を間近に感じられるこの場所が、好きだ。
自分勝手に作詞作曲をした、そのときしか歌えない歌を歌っていられる、この一軒家が好きだ。
猫と会話し、花を褒め称え、鳶に話しかけられる、自由な空間が好きだ。
こうして日々暮らせることが、極上の幸せなのだとしみじみ思う。
10年後、50年後、100年後、自分の子孫が、この幸せを受けられるのかと心配なのが、消えない黒いシミとなっているけれども。
不如帰、鶯、雉、ヒヨドリなどさまざまに。
先ほど、買い物帰りの畑道で、道路の真ん中に大きめの鳥がいた。
自動車の速度を落として近づく。
しかし、飛び立たないで、トトトと小走りに畑へ向かって行く。
雌の雉だ。
向かう先の畑には、心配そうに雌を見ている雄の雉がいる。
2羽は合流すると、畑の窪地にある篠竹の集合地へ向かって駆けていった。
家に着くと、ピーッピーと啼きながら,鳶が低空を旋回していた。
そういえば、朝早く、台所から見える電線に1羽のまだ若い鳶が止まって、ピーッピーと啼いていたのを思い出した。
その声は、まだ幼さを残し、甘えているように感じる。
家人によると、3羽の鳶が家の庭を囲む杉の木の天辺あたりを掠めながら、しばらく飛んでいるという。
もしかすると、巣立ったばかりの鳶の3兄弟が、まだ上手くない飛行の練習を、身を寄せ合いながらおどおどしてやっているのかもしれない。
こんな風に、生き物の姿を間近に感じられるこの場所が、好きだ。
自分勝手に作詞作曲をした、そのときしか歌えない歌を歌っていられる、この一軒家が好きだ。
猫と会話し、花を褒め称え、鳶に話しかけられる、自由な空間が好きだ。
こうして日々暮らせることが、極上の幸せなのだとしみじみ思う。
10年後、50年後、100年後、自分の子孫が、この幸せを受けられるのかと心配なのが、消えない黒いシミとなっているけれども。