rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

いつから、人は道を見失い踏み外すのか?

2011-12-14 22:41:38 | つぶやき&ぼやき
今日の”相棒”、重い内容だった。
エネルギー資源に乏しい日本の救世主として、バイオエネルギーを開発する化学者たちの葛藤と、その末路。
理想と手段のすれ違い。
メタンハイドレート開発を推進しようという動きもある中、今の日本の状況に即して、皮肉たっぷりに思えた。

研究するには資金確保も重要だ。
研究者達は、資金を提供してくれる企業の意に副わざるを得ない状況で、いつしか化学者としての使命感と倫理観に覆いをかけてしまうことは、どの時代と国にも起こっている。
それを、化学者の責任とばかり、全てを押し付けてしまってはいけない。
利益のために、研究成果をいいように利用する資金提供者の倫理観も問うべき。
また、本来は公共の利益の為に独立して監視をすべき政府やジャーナリズムが、企業の言いなりに悪弊に蓋をし、偏った利益優先の片棒を担いでしまう状況も、正さなくてはならないだろう。

おそらく、誰しも初めは、世のため人のためと志を立てる。
しかし、いつしか、様々な障壁に出会い、軌道が少しづつずれていくと思われる。
政治家にしても、宗教家にしても、なににしても、大なり小なり、皆盲目になっていくのか。

でも、僅かな希望は、必ずといっていいほど、受け継がれてもいく。
もちろん、今夜の”相棒でも”、希望の入った試験管は次ぎへと託されたのであった。

やっと定まったかな、肉じゃがの作り方

2011-12-14 10:27:08 | 食べ物たち
家族のために料理をするようになって、早14年。
料理の作り方、味付けはいろいろあれど、試行錯誤でその家の定番が出来上がる。
この一年くらいで、家族みんなが喜ぶ”肉じゃが”が完成した。

もとより、自分の”肉じゃが”の原体験は、生家の母の作ったもの。
しかし、結婚というものは、違う習慣環境との融合。
その割合は、8対2,6対4、あるいは3対7など、各々違いがあるだろう。
自分は、家人のテリトリーに加入した新参者なので、郷に入っては郷に従い、なるべくあわせるように心がけてきた。
もちろん、”肉じゃが”の味付けも。
義母の作る煮物は、汁気の少ない濃い味だ。
そこで、子供に手がかからなくなり、時間的に余裕ができたので、義母風煮物に挑戦してみた。
そのいわば完成系的な”肉じゃが”がこれ。

☆肉じゃが   4人前
【材料】
・豚肉            バラでも小間肉でもお好み300gを、5cmくらいに適当に切る
・ジャガイモ         中8個 皮をむき、二等分にして水にさらす
・ニンジン          大1本 皮をむき、乱切り
・タマネギ          中2個 縦割り8等分くらい適当に切る
・しらたき(好みで)     1パック 食べやすい長さに切る
・サラダ油・醤油・みりん・砂糖(量は、あくまでも目安。感覚的です)

【作り方】
・厚手の鍋にサラダ油を大さじ2杯ほどひき、ジャガイモを炒め全体に油が上手く回り、表面が艶やかに照りだしたところに、ニンジンを入れ油を馴染ませるよう炒める。
・豚肉を入れ、色が変わるまで炒める。
・しらたき(好みで)みりん大さじ6杯、醤油大さじ5杯を入れて、2~3分炒り煮し、ふたをして弱火で蒸し煮する。
・タマネギと砂糖大さじ3を入れ、ときどき木へらで上下を返しながら蒸し煮。
・煮汁がなくならないよう注意をしながら、醤油・砂糖で味の濃さを調節。
・ジャガイモに竹串がすっと通れば、できあがり。
※タマネギの水分があるので、意外と煮汁の心配はいらない。
※絹さややインゲンの塩茹でを飾ると、見栄えする。

食べてしまってから、この記事を思いついたので、写真はまたの機会。
ジャガイモが、少し崩れ加減になるのも、また田舎風で味わい深いと思う。
我が家では、少々濃い目の味付けだと受けがいい。
化学調味料やだし汁などを使わなくても、豚肉と野菜の素朴ながらしみじみといた肉じゃがだ。
合成アミノ酸ばかりに頼らない、地味な食生活もなかなかいいもの。
どうぞ、お試しあれ。
また、ご自分風の”肉じゃが”を探求するのも、いいものかとも・・・