昨夜、9時ごろの空は、薄雲が星を隠していた。
諦めつつ、ネットを眺めていたら、流れ星を見たとの言葉が流れてきた。
寝る前に、もう一度外に出て、空を見上げる。
さっきまでの薄雲は跡形もなく消え、すっきりと晴れ渡った夜空に、星々がきらきらと煌いていた。
満遍なく空を見回す。
視界の端、西の空に、煌く光の軌跡が捉えられた。
流れ星だ。
それから10分くらい後、東の空に美しい弧を描いて星が走る。
白銀に輝き、くっきりとした流れ星を見たのは、何年ぶりだろう。
心残りはあれど、今夜一晩星が降り続いているのだと自分に言い聞かせ、就寝した。
今朝、5時40分頃、中くらいの人の朝食を用意してから、キッチンの北窓から、西の空を眺める。
つうっと、白い光が流れた。
まだ、流れ星を期待できると、南に面したベランダに出て、空を見る。
東の空は、ほんのりとオレンジの光を帯び、太陽が昇る合図だ。
西の空には、三分の一欠けた月が、レモン色に浮かんでいる。
すると、月の下側に、一筋の光。
南には、長い軌跡を描いて落ち行く流れ星。
天頂には、南から北へかけて走り去る強い光が見えた。
ほかにも、控えめな流れ星たちも、現れたかと思う間もなく消えていった。
次第に強くなる朝焼けの光に、空に掛かる星たちは追いやられてしまう。
西の空がぼんやり明るくなると、そろそろ星たちの幕は下ろされる。
最後に、西に光った流れ星を見て、自分も日常に戻ろう。
10日の皆既月蝕に続いて、ふたご座流星群の素晴しいショーを満喫した年末。
星が、きらきらと降り注いでいるとき、遠くにある道路では、トラックの行き交う音とライトの流れが絶え間なく続く。
皆、同時に存在しているけれど、互いを知ることはない。
なにやら切なくやるせない気持ちと、何かきっぱりと割り切った世界・諦観、無常観が、胸に込み上げてきたのであった。
星は、宇宙は、ちっぽけな人の思いなどは関係なく、その運命をまっとうするだろう。
人の尺度では測れない、その永い時の一コマを、勝手に共有させてもらおう。
また、このつぎの流星群で。
諦めつつ、ネットを眺めていたら、流れ星を見たとの言葉が流れてきた。
寝る前に、もう一度外に出て、空を見上げる。
さっきまでの薄雲は跡形もなく消え、すっきりと晴れ渡った夜空に、星々がきらきらと煌いていた。
満遍なく空を見回す。
視界の端、西の空に、煌く光の軌跡が捉えられた。
流れ星だ。
それから10分くらい後、東の空に美しい弧を描いて星が走る。
白銀に輝き、くっきりとした流れ星を見たのは、何年ぶりだろう。
心残りはあれど、今夜一晩星が降り続いているのだと自分に言い聞かせ、就寝した。
今朝、5時40分頃、中くらいの人の朝食を用意してから、キッチンの北窓から、西の空を眺める。
つうっと、白い光が流れた。
まだ、流れ星を期待できると、南に面したベランダに出て、空を見る。
東の空は、ほんのりとオレンジの光を帯び、太陽が昇る合図だ。
西の空には、三分の一欠けた月が、レモン色に浮かんでいる。
すると、月の下側に、一筋の光。
南には、長い軌跡を描いて落ち行く流れ星。
天頂には、南から北へかけて走り去る強い光が見えた。
ほかにも、控えめな流れ星たちも、現れたかと思う間もなく消えていった。
次第に強くなる朝焼けの光に、空に掛かる星たちは追いやられてしまう。
西の空がぼんやり明るくなると、そろそろ星たちの幕は下ろされる。
最後に、西に光った流れ星を見て、自分も日常に戻ろう。
10日の皆既月蝕に続いて、ふたご座流星群の素晴しいショーを満喫した年末。
星が、きらきらと降り注いでいるとき、遠くにある道路では、トラックの行き交う音とライトの流れが絶え間なく続く。
皆、同時に存在しているけれど、互いを知ることはない。
なにやら切なくやるせない気持ちと、何かきっぱりと割り切った世界・諦観、無常観が、胸に込み上げてきたのであった。
星は、宇宙は、ちっぽけな人の思いなどは関係なく、その運命をまっとうするだろう。
人の尺度では測れない、その永い時の一コマを、勝手に共有させてもらおう。
また、このつぎの流星群で。