今日は何の日？

一昨日は、5月1日はメーデー、労働者が統一して権利要求と国際連帯の活動を行う日だった。
今日、5月3日は、憲法記念日。
世界に類を見ない、平和憲法、桃源郷憲法が施行された日。
どちらも、理想的世界を目指すものだ。

しかし、そのどちらも日本において存在を失いかけている。
大方の労働者は、労働に意欲を持てず、心を失くすか、離脱するかの二択状態。
理想憲法は、世情に合わせて改憲するか否か、窮地に立たされている。

おりしもゴールデンウイーク。
そもそもゴールデンウイーク自体が、偏った幻想の産物。
30年前には聖域だった元日も、今では解放されることはない。

割り切り、諦めることを知らない野放図な欲望。
自らの欲求に、磨耗される人生。
割り切り、諦め、捨てることで、豊かになることも実は多い。

何の日と制定するのは、安直稚拙と思いきや、人には思い出し考え直すきっかけが必要なのだ。
忘却は、人生の安全装置。
でも、全て忘れて水に流してしまっては、改善の機会を阻むだろう。

今日は、日本国憲法記念日。
世界をつらっと眺めてみると、まだまだ生きるには日本捨てたもんじゃない。
ただし、死にながら生きる国にならないよう、重々気をつけなければならない危機にあることは確かだといえよう。