rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

金環日蝕 2012年5月21日

2012-05-22 11:58:23 | 空・雲・星・太陽たち

金環日蝕7時10分 21/5/2012



曇り空が懸念されていた金環日蝕当日、程よい薄曇で観察に支障があるよりも、むしろ目に優しい具合だった。
子供たちは、日蝕観察優先となって、9時登校。
6時半に中くらいの人が、「日蝕が始まり進んでいるよ!」との声で、家族みんなで庭へ出て空を仰ぎ見る。
右上あたりの太陽が、欠けてきていた。
太陽と月の前を、雲が勢いよく流れていく。
日蝕が進むごとに、太陽の光は減り、北風が冷たさと勢いを増す。
7時35分頃か、美しい金の輪が出現。
奇妙な薄暗さが、地上を覆う。
ねこは、ずっと足元に寄り添っている。
どうやら、通常とは違う様子に困惑しているのだろう。
それで、家族が揃って日蝕を見入っているそばに、やってきだのだ。
束の間の金の輪が消え、太陽はその姿を取り戻す頃になると、世紀の瞬間を体験した家族は、それぞれ自分の時間へと帰っていった。

さて、今回の金環日蝕を見るために、近くのスーパーで日蝕グラスを2つ買った。
同じメーカーで、プラスチック製とガラス製のもの。
買ってしばらくしてから、ツイッターで日蝕グラスの不良品が出回っていることを知った。
よもやと2種類の日蝕グラスを手に取り、蛍光灯の光を見てみると、ガラス製のものは蛍光灯の形が見える不良品であった。
残念がっていても始まらない。
後日、試しに夕陽をのぞいてみたら、弱い光のためにプラスチック製ではまったく見えないものの、ガラス製では眩しくなく夕陽が見られた。
薄曇ならば、かえってガラス製のほうが眩しくなく日蝕観察できるであろうと淡い期待を持つ。
まさしく、その通り、薄日のときは最適だった。
雲が切れて強い光では、プラスチック製を使い、その使い分けで結果良好。
家族使いまわしで、長時間ずっと観続けることがないのも、さらによかったのだと思う。

ともあれ、金環日蝕を十分に堪能できた。
皆さんは、どうでしかたか?


日蝕の日のねこ