ちりとりねこ 12/5/2012
太ったトカゲ 12/5/2012
一昨日の土曜日は、晴れて穏やか、日向の陽射しは強く暑いくらい。
義母は庭木の手入れに勤しみ、自分はバラに付いた青虫の捕殺と草抜きをしていた。
そこへ、ねこがのそりとやってくる。
人のいるところが落ち着くらしく、いつものこと。
時折場所を変えながら日向でうたた寝をするねこ。
しばらくして、のそりと私の横を通ったかと思うと、脇に置いてあったちりとりの中を覗き込む。
何か気になるものでもあったのかな・・・?とみていると、ずずずいと中へ入り、ごろりと落ち着いてしまった。
なんとまあ、頭こそ日陰にはなるが、スチール製のちりとりは、かんかんと日に照らされているではないか。
こちらの心配をよそに、ねこは半時ばかりそのまま寝入っていた。
まるまると太ったトカゲは、近くにねこがいながら日向に休む。
最近のねこは、トカゲに飽きたのかもはや構うこことはないらしい。
トカゲもそのあたり知ってるようで、割と大胆に姿を晒している。
きっと思う存分えさを食べられるから、こんなに太ったのだろうと推察。
あまりにも油断しすぎているのか、人が間近にくるまで隠れようとしないことも。
気が付くとあわてて、びちびちがさがさと逃げ回るあられもない姿がよくみられる。
五月は、本当によい季節。
ねこもトカゲも存分に楽しんでいる。
私も朝、からりと晴れて澄み渡る青い空にたなびく雲の外を眺め、窓を明けて冷やりと冷たく爽やかな空気を吸い込むとき、心がすっきりした喜びに満たされる。
大好きだ、五月。