桃色トワイライトに染まるジャーマンアイリス 20/5/2012
日蝕時のジャーマンアイリス 21/5/2012
甘く豊潤な香りを纏う優雅で貴族的なジャーマンアイリス。
ロココな貴婦人の初夏の装いといった趣だ。
風に乗って流れてくるその香りをかぐと、気持ちが華やぐ。
まるで、薄物の軽くたっぷりとしたドレスの裾をたなびかせながら、貴婦人達が走り通り過ぎていくような光景。
そして、その残り香をいつまでもいとおしむ、少年の気持ちになるのだろう。
花の香りは、たくさんのものを喚起し、私たちに与えてくれる。
美しいイメージ、思い出の扉の鍵、音楽、物語。
これから初夏にかけて、またたくさんの花々が咲く。
何処からか漂う花の香りに、イメージを開放してみてはどうだろうか?