rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

頂いたサツマイモでスウィートポテト

2013-04-24 22:29:52 | 食べ物たち
先日、知人にたくさんのサツマイモを頂いた。
家人が天ぷらを食べたがっていたのと、家計が火の車状態だったために、大いに助かり有難い。
昨日は、買い置きのお菓子も尽きて、子供たちが学校から帰っての楽しみがないのを不憫に思い、ホットケーキを焼いておいた。
案の定、学校から帰ってすぐさま、匂いにつられて吸い込まれるように台所に入り、貪り食べる姿がいじらしい。
そして今日、この頂き物のサツマイモの中の小ぶりなものを使って、スウィートポテトを作る。
オーブントースターで第一回目のものが焼きあがった丁度そのときに、、小さい人が帰ってきた。
小さい人が、台所で何かをしている私を探してやってくると、熱々のスウィートポテトを見て大喜び。
熱い熱いと言いながらも、はふはふと口に頬張るところを見ていると、やっぱり作ってよかったと思うのだ。
飾り気のない地味なお菓子だけれど、親が作るものはちょっと特別なお菓子になるのだろうか。
中くらいの人も学校から帰ってくるなり、スウィートポテトをぱくっと一口に頬張っては、勢い余って咽ている。
彼らの幸せ貯金ができるならば、時には手作りお菓子もいいものだ。
親も無理せずできるときにちょっとした手間を惜しまないこういうことが、子供の心にゆとりと温かさを与えることができるのだろう。
無理をしない気遣いが、相手に幸せを感じさせ、その相手の幸福感を見て自分も幸せを感じる、幸福感の応酬、なんと素晴しいことか。

スウィートポテトに照りを与えるとき卵が少し余ったので、それに砂糖と牛乳、バニラエッセンスを加えて4等分にした食パンを漬け込み、フライパンでバターで焼き、中くらいの人の夜食?にした。
甘く優しい香り漂う温かい食べ物は、気持ちをやわらげる効果がありそうだ。
中くらいの人が食べている顔つきは、とてもリラックスし、また一頑張りするエネルギーが湧いてきたように思えた。

自分はちっとも親らしいとは思えないが、できるだけ慈しみをもって彼らに接したいと思っている。
彼らが、自分の足で人生をしっかりと歩んでいけるようにと願いつつ。