Mozart Symphony No 25 G minor K 183 Karl Bohm Wiener Philarmoniker
ヴァイオリンの畳み掛ける音が、疾走感を醸し出す。
たしか、映画「アマデウス」で森の中の道を馬車が駆け抜け、木々をあっという間に置き去りにするシーンで使われていたような記憶があるが、それの印象で疾走感を持つのかもしれない。
その感覚が気持ちよく、時々無性に聴きたくなる曲なのだ。
実際の馬車の早駆けは、ゴトゴトガタガタ揺れて体が痛くなりそうだが、馬車の窓越しに木々が流れ去る様を見てみたい。
何かに追われて逃げようとしているのか、それともどこかへ早く行こうとしているのか、とにかく気が急いている心境なのだろう。
でも、森を疾走するイメージは、そう悪いものではあるまいか。