Amy Winehouse - Rehab & Back To Black (Live at Isle of Wight 2007)
エイミー・ワインハウスを聴いたとき、ジャニス・ジョップリンの再来かと思った。
ハスキーボイスばかりではない、命を削って絞り出すような歌い方が似通っているのだ。
疎外感に苛まれて激しい孤独感、愛を求める悲痛な叫び、歌以外では認めてもらえないやりきれなさ、それらが痛々しいほどにじみ出ているところだ。
このところ、この2人の音楽を流し続けているけれど、入れ替わったのに気づかないほど彼女たちの空気は似ている。
時空を超えた一卵性双生児、または生まれ変わりとでもいうように。
その生き方も似通っている。
ドラッグとアルコールに溺れ、亡くなった年齢も27歳と同じだ。
彼女たちは、何に損なわれすり減らされていったのか。
まだ死ぬには若く、生きようとする体を押さえつけてまでその心が死に向かうようになったのは。
聴いているとものすごく辛くなるけれど、叫び続ける多くの癒されない魂への鎮魂と思って聴き続けている。
Janis Joplin- Summertime
Janis Joplin - Maybe