rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

天使のような形をした雲が6体出現

2012-07-17 15:25:08 | 空・雲・星・太陽たち

天使のような雲の形跡 17/7/2012

太陽が、容赦なくジリジリと照りつける、梅雨明けの昼前。
スーパーで買い物を終え、車に荷物を積み込む。
ハッチバックのバックドアを閉め、空を見上げると、東の空に人型の、しかも天使のような形をした雲が、V字型の左側に2体、右側に4体浮かんでいた。
見れば見るほど、羽根を広げたような格好で空に浮かんでいる天使に見える。
ただの買い物だから、もちろんカメラなど持っているはずもなく、この天使の姿を捉えたいと家路を急ぐ。
運転しながら、どうか家に帰り着くまで消えないようにと、心の中で念じていた。
家につく直前までは、天使の姿はくっきりとしていた。
よし、カメラを取って写すんだと意気込んで、天使の姿を東の空に探した。
杉の木のむこうに、微かに白いその姿はあった。
シャッターを切る。
画像をチェックする。
おぼろげな天使の残像が、そこにはあった。
もしかすると、写されるのを嫌って早々と姿を消そうとしたのかと思うほど、薄い姿だった。
なんとなく、エヴァンゲリオンに登場する”使徒”のようなものが偵察に現れたのではないかと、オカルト的な考えがふっと浮かんだ。
愚かで浅ましい人の行いを査定するために。
しかし、地球にはたくさんの生き物が生きている。
人間ごときのために全てをなぎ払うには、惜しい命の星だから、そんなことはありえないと妄想を打ち消したのであった。

夕陽に照らされる雲の帯

2012-07-16 20:55:14 | 空・雲・星・太陽たち

夕陽に照らされる雲の帯 16/7/2012



今日の夕焼けは、とても絵画的に美しかった。

一昨日からの強烈な暑さと湿度で、体調不良。
頭痛がひどく、今日は一日横になって休んでいた。
それでも、夕方、ひどい汚れ物を洗濯したので、乾しに外へ出てみると、空にはオレンジ色の光に照らされた雲の帯がかかっていた。
あまりの色の美しさに、いてもたってもいられず、カメラを取りにいく。
中くらいの人も、外に出てきて、空を見上げる。

この美しさは、言葉を失う。
ただただ、空を、雲を、光の移り変わりを、見ているだけだった。

オニヤンマ観察日記

2012-07-13 23:23:56 | 生き物たち
夕方、ねこがコンクリートの上に寝そべって、「にゃっ」と私を呼んでいる。
そう、今日はまだ、ねこのマッサージをしていない。
夕食のパスタに添えるスウィートバジルを摘んだそのままに、空いた片手でねこをさする。
そうしている横や周りを何度も低空飛行するオニヤンマがいた。
いつもの巡廻かと思い、オニヤンマの姿を時々目で追っていた。
すると、そのオニヤンマが急上昇した。
獲物がいたのかと思いきや、もう一匹のオニヤンマと制空権を争っていたのだ。
それは、あっという間に片が付いた。
多分、下の制空権をとったのは、もとのオニヤンマだろうと、見分けが付かなくても勝手にそう思った。
あちらこちら、ほぼ決まったルートを周回する。
そうしながら、獲物を探している様子が良く分かるのだ。
井戸端に、黒い地蜂が飛んでいた。
先日も捕まえた種類だろう。
オニヤンマはすかさず地蜂に狙いを定め、追い詰めようとする。
地蜂ももちろん狙われたことは承知のようで、うまく植物が生い茂るところへ隠れた。
オニヤンマは、焦らない。
地蜂が出てくるのを待ってホバリングを続ける。
地蜂を油断させようと、地蜂の隠れたところから離れたりもする。
なかなかの策士。
しかし、何度か繰り返していたが、どうやら地蜂は逃げ果せたようで、オニヤンマは諦め、また周回に戻った。
モンシロチョウが、ひらひら飛んでもいたが、オニヤンマは見向きもしない。
美味しくないのか、食べられる所が少ないから、興味がないのか。

そういえば、何年か前、畑の近くを散歩していたら、オニヤンマが何か大きなものを抱えてこちらに向かって飛んできたことがある。
その大きなものとは、スズメバチ、しかもオオスズメバチであった。
なんとも恐るべしオニヤンマ。
以来、オニヤンマに絶大な信頼を寄せるようになる。
そして、勝手に我が家の警邏隊長と呼ぶようになったのだった。

流れる音色に浄化の思いを込めて、バッハ”G線上のアリア”

2012-07-12 15:43:12 | 音楽たちークラシック
<object width="560" height="315"><param name="movie" value="http://www.youtube-nocookie.com/v/0RJTgREFKWE?version=3&amp;hl=ja_JP"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube-nocookie.com/v/0RJTgREFKWE?version=3&amp;hl=ja_JP" type="application/x-shockwave-flash" width="560" height="315" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true"></embed></object>

人の性根の浅ましさ醜さが、悲しみをもたらしている。
聞くに堪えないことが起きては、人の命が奪われていく。

ベタでいい、そんなことを言うと大バッハ先生に叱責を買うだろうけれども、”G線上のアリア”、この流れるヴァイオリンの高音で、人の汚れ麻痺した心を洗い流して欲しい。

ひとつの悪が起こっても、傍観しているのでは加担しているにも等しい。
しかし、人一人の心はかよわく脆い。
なかなか悪には抗えないのである。
罪は、人の内に本から備わっているもの。
だからといって、悪を傍観していいものではないのだ。
弱きものには弱きものなりの、何かしらの手立てを見つけ出すのだ。

人の悪も罪も消えることはない。
諦めずに何度でも立ち向かい、戦い続けなくてはならない。
はじめから抱え込んだ罪を贖い続けなくてはならないのだ。
でないと、悲しみは繰り返され、生きる希望が損なわれ続けていくだろうから。



今日はオオムラサキ

2012-07-11 15:41:57 | 生き物たち
朝、洗濯物を乾していると、周りでバサバサと何かが飛んでいる。
文字通り、バサバサと音を立てながら。
黒っぽい羽に白のまだら模様、羽の形はタテハチョウなのだが、やたらと大きい。
不恰好不器用に飛ぶ姿は、ユーモラスで、ちょっと哀れみを誘う。
そのうち、わたしの周りを飛び飽きたのか、クヌギの大木のほうへと飛び去っていった。
そして、この場所でパソコンを使っていると、出入り口の網戸のところに、大きな影とまたもやバサバサという音がする。
目を向けると、網戸にそのものが止まっていた。
羽をゆっくり動かして、まるで伸びをしているかのようだ。
開いた羽の色を見て驚いた、黒っぽいこげ茶に鮮やかなウルトラマリーンからムラサキにかけての色に、白い斑点がついている。
オオムラサキだ。
しかも、今まで見た中でも特大、羽を広げると大人の手の大きさくらいはある。
写真!と思っても、携帯カメラしかなく、しかも網戸を開けて回り込まないとまともに写せない。
だめでもともとと、そっと網戸を動かした。
その途端に、オオムラサキはバサバサと飛び立ち、どこかへ行ってしまった。
あとを追ってみても、その姿はどこにも見えない。

朝、この辺りを舞っていたのは、羽化してまもなく、飛ぶことに慣れていなかったためなのだろうと思う。
ウォーミングアップも終わったまさにそのとき、わたしは網戸を動かしたのだ。
今頃は、仲間を求めて、密かに宙を舞っている、その美しい羽を翻しながら。