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オニヤンマ 10/7/2012
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夕方、庭を歩いていると、顔の横をブブブブブンと何か通り過ぎていった。
大スズメバチの羽音とはちょっと違う、しかし、大きい何者かだ。
振り返って音のするほうに視線を向けると、ぎらぎら光る緑色の大きく丸い2つのものが向かってくる。
近くになって、オニヤンマだと判明。
またもや顔のそばを通り抜け、引き返してくる。
私の回りをぐるぐると旋回してから、万両の茎に止まった。
そっと近づき、持っていたかごでそっと触れてみた。
オニヤンマは、微動だにしない。
持ち物を部屋に置き、振り返ってみるとまだそこにいる。
写真を撮りたい、でもカメラを取りにいく余裕はない。
仕方がないから、携帯で写真を撮った。
今ひとつ鮮明さに欠けるけれども、このような機会、そうそうないからよしとする。
一枚撮ると、オニヤンマは飛び立ち、また違うところに止まり、それを写す。
何度か繰り返すうちに、落ち着いていられないとオニヤンマは飛び去った。
そのあと、井戸端でねこの水を変えていると、背後に気配がする。
なんと、私のエプロンの裾に止まっているではないか。
人懐こいオニヤンマがいるものだと、可笑しくなった。
それが合図なのか、オニヤンマは広い我が家の敷地の見回りに、悠然と向かったのであった。