rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

おとぎの世界へ、シュテファン・ロッホナー

2014-08-19 23:01:01 | アート

薔薇垣の聖母

シュテファン・ロッホナーは、15世紀ドイツの後期ゴシックを代表する画家の一人。
御伽噺のようなメルヘンチックな画風に癒される。
黄金の地に高価なラピスラズリの青がこの世とは隔絶された夢の世界を、どこかあどけなさを宿す面持ちの人物表現が相乗効果となっているのだ。

いつの世でも争いの耐えない世界ではあるが、限定的なものではなく、幾重にも絡まり広範囲で起きている今の世界の救えなさにうんざりとしているものにとって、束の間の幻想を抱くのは必要だ。
だから、ロッホナーの幻術にかけられてみようか。
今夜の夢に、おとぎの甘美な世界が降臨してくれるよう、これらの絵を網膜に焼き付けよう。




キリスト生誕

百日紅とタカサゴユリ、ばっさばさ飛ぶオオムラサキ

2014-08-18 15:52:54 | 植物たち






タカサゴユリの季節になって、百日紅も負けじと粘って咲いている。
今日は高温多湿。
中くらいの人が縁側に座って本を読んでいたとき、「ばっさばさ」と大きく何かが羽ばたく音が近づいてきた。
視界に入ったそれは鳥ではなく大きな蛾のようなもので、蛾が大の苦手な彼は大いに焦ったけれど、黒っぽい中に鮮やかな紫とまだら模様でオオムラサキとわかったらしい。
呼ばれてカメラを手に取り駆けつけたが、オオムラサキは茂みのほうへ消えてしまった。
ともかく、今年もやってきたオオムラサキに一安心。
しかし、我が家はユリ屋敷、毎年その勢力を拡大し、花の数も増やすのだ。
さて、来年、オオムラサキはやってくるかしら。


音楽を聴きながら

2014-08-13 10:51:41 | ねこ


Wolfgang Amadeus Mozart - Symphony No. 25 in G minor

今日のねこは、私が庭掃除している間中ずっと後をつけてくる。
洗濯物を干すときも傍にいて、それなら場をヒーリング効果を狙ってモーツァルトの音楽を流してみた。
すると、ねこはゆったりとくつろいで横たわり、うとうと寝始める。
私がこの避暑部屋で絵を描いたり、パソコンでブログを書いていたりするときに音楽をかけていると、ねこはふらりとやってきて音楽に耳を傾けているような具合だった。
だから夏の暑さでまいっている今こそ、音楽の癒しを得させたいと思ったのだ。
今も、ねこは時々日向から日陰へと場所を交換しながらもずっと近くにいる。
写真を撮ってその様子をお見せしたいところだが、毛並みがぼそぼそと悪い状態のねこの姿をさらすのは、先日のブログ「もう写真は撮らないで欲しいの」にあるようにねこに気の毒なのでそれはしない。
昨夜からの涼しさがかすかに残る日陰での、束の間の休息を音楽とともに満喫するねこがいる。



W.A.Mozart - Serenata No.6 en Re Mayor, K.239 "Serenata Notturna"



肌寒いくらい涼しくなって

2014-08-12 22:46:56 | 空・雲・星・太陽たち
今、肌寒いくらいの外気になっている。
朝は、ひどい蒸し暑さで、じっとしていても汗がじわっと滲み出てきた。
風が変わり始めたのは昼ごろから。
時々北よりの涼しい風が吹いてはまた南の湿った暑い空気になり、はっきりと変わったのは3時を回ってから。
風が冷たいと思いながらも、せっかくの涼しさがもったいないと窓を開け放していた。

本来ならば今頃はもうペルセウス流星群が見られるはずだが、あいにくとまだ雲が空を覆っていて残念なことに。
先日のスーパームーンも雲に阻まれ、すっきりと明るい月は望めなかった。
またの機会に期待か。

それでも、今夜はエアコンのお世話にならずとも快適な温度で眠りにつける。
これで帳消し。
こんなことでも一喜一憂、長閑なことこの上なしだ。



今年の夏の虫出現率

2014-08-10 22:26:28 | 生き物たち
今年は、カブトムシがめっきり少ないようだ。
毎年カブトムシのなる桜の木だが、その姿をいまだ見ていない。
たまたまカブトムシがなっている時間帯ではなかったのかと思い、その木の下を見てみても、弱って地面に落ちてアリに解体されているものや死んだカブトムシの数は疎らなほどに。
もちろん、ノコギリクワガタやコクワガタもほぼいなく、メスのノコギリクワガタを1匹見たにとどまる。
また、毎年一回は目にするオオムラサキも遭遇していない。
唯一珍しいものに出会えたのは、初の飛ぶタマムシくらいだろう。
朝、青空を背景にメタリックグリーンを輝かせ、頭上を飛んでいったタマムシだ。
それからアゲハチョウの仲間も少ないように思える。
安定しているのは、夏の我が家の警邏隊長オニヤンマぐらいなものか。
しかし、毎年桜たちに集る毛虫は、ありがたいことに発生していない。
人にとって好ましいかどうか、自然にとって関係ないけれど、天候などのさまざまな影響をうけ虫たちも安定した生を営めないようだ。
さて、来年はどんな具合になるだろう。
こうして1年後ブログにカブトムシやタマムシのことを書き込みをできるのか、それは誰にもわからない。
オニヤンマ隊長にあやかって、また報告ができるよう、さしあたって健康でいられるように努めていこう。