とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

ホルモン補充療法ーその1-

2006年03月08日 | Weblog
先日は、40代・50代の女性に多いストレス病について書かせて頂きました。
そして「更年期障害」についてもふれさせて頂きました。

「更年期」とは、50代前後に訪れる閉経をはさんだ前後10年間のことをいいます。
この期間の長さ短さは、人によってさまざまです。また、症状も重さ軽さも、人によってさまざまです。
この時期には、卵巣機能の衰えによって、エストロゲンという女性ホルモンが極端に減少するために心や身体にさまざまな症状が現れます。これが更年期障害です。

それらを改善する治療のひとつに「ホルモン補充療法 ( Hormone Replacement Therapy : HRT )」があります。
「ホルモン補充療法」とは、女性の身体を支えているホルモンの分泌を補うことで、身体的・精神的な症状を改善する治療法のことです。

「ホルモン補充療法」はいつから始められるのか?
更年期に伴う不定愁訴(のぼせ・ほてり・発汗・動悸・イライラ・憂鬱・・・)など少しでも気になる症状がある方は、健康な身体と心を保つためにも、一度、医師の診断を受けましょう。
また、閉経前であっても卵巣機能の改善が認められない人や更年期を過ぎた人でも、この療法はさまざまな点において病気の予防や改善にも役立ちます。

当院では、「ホルモン補充療法」のひとつとして、「エストラダームM」を処方しています。
「エストラダームM」は、経口投与ではなく経皮投与のパッチ状の貼付薬です。
貼付薬は投与量も少なくて済み、皮膚から直接血流に吸収される為、胃腸や肝臓に負担をかけない事が利点です。
ーby事務長ー
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