とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

花粉症対策について

2006年03月13日 | Weblog
ただ今、花粉飛散の真っ最中です。
「花粉症」といえば、今や国民病とまでいわれ、またの名を「季節性アレルギー性鼻炎」ともいいます。日本では国民の20%が「花粉症」といわれています。
この時期、日本人を苦しめる花粉の種類には ’スギ’ ’ヒノキ’ ’イネ科’ ’ハンノキ属’ があります。特に’スギ’の場合は、戦後に大量植林されたものが開花適齢期をむかえています。さらに、地球温暖化の影響も受け、春のスギ花粉飛散量が増えています。 また、排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進します。

”くしゃみ” ”鼻水” ”鼻づまり” ”喉の痛み” ”目のかゆみ” などの症状がありましたら、早めに「花粉症」対策を致しましょう。

ご自分が何のアレルギーを持っているのかを具体的に調べたい時には、「血中IgE検査」という血液検査があります。この血液検査で、原因となるアレルゲンに対する抗体を明らかにする事が出来ます。検査結果は約1週間で出ます。試しに、私も検査をしてみましたが、’スギ’ ’ハウスダスト1’ ’ハウスダスト2’ ’ブタクサ’ にアレルギーがあるという結果が出ました。納得した次第です。確かにこの時期は、スギ花粉で苦しむ日々となっております。

当院では、「アレグラ」というお薬を院内処方でお出ししております。
このお薬は、ヒスタミンの受容体をブロックして、アレルギー症状を止めます。アレルギーによる’くしゃみ’ ’鼻水’ ’鼻づまり’ などに有効です。主な作用はヒスタミンH1受容体拮抗作用で、ヒスタミンがくっつく受容体をブロックする作用を持ちます。広く抗アレルギー薬に分類される「ヒスタミンH1拮抗薬」で第2世代抗ヒスタミン薬です。余計な中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱く、眠気や口の渇きの副作用が少ないです。
比較的速効性があり、服用後60分くらいで効果がでてきます。1日2回、朝と夕に1錠づつ飲みます。

また、目のかゆみがある方には「ザジテン点眼薬」も、院内処方にてご用意しています。こちらも第2世代の抗アレルギー剤です。

花粉症は 1)天気:晴れまたは曇り 2)最高気温が高い 3)湿度が低い 4)やや強い南風が吹き、その後北風に変化 5)前日が雨 ~前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れて南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となります~。

「花粉症」では?と思われましたら、是非 当院にお越し下さい。早めに対処致しましょう。
ーby事務長ー


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