1944年の暮れに、県立川越高女に転校、
勤労動員は学校で軍服を縫う作業をしていました。
朝、登校で道を歩いていた時、アメリカの戦闘機が一機
低空飛行で目の前に飛んできて、操縦士の顔が見えました。
とっさに地べたに伏せ、少しして顔をあげると
戦闘機は、もういませんでした。
機銃操射はされず助かりました。
米兵は15歳の女の子をからかってみたのでしょう。
10年前ですが、米兵の民間への機銃掃射で、追い回された人たちの
21箇の体験談がツイッタでのせられたのを見ました。
実際に撃たれて亡くなった人がいたのです。
人生の中で、私が死の恐怖を覚えたのは、この時だけです。