希望ヶ丘青春高校有頂天演劇部の鉄火場②
来ることねーのによ!
昨年度巳地区審査員ナニガシ御来校
ナニガシって名前じゃござんせん。ちゃんと親から頂戴された名前をお持ちの立派な先生で御座います。ご当人は名前がむつかしく、世間様が読めないとお思いになって、平仮名で通しておいでです。この手のお方にはロクな御仁がおられません。わたしが例外と認めているつかこうへい様でさえ「恥多き人生でした」と仰って逝かれました。
え、つかこうへいを御存じない……「初級革命講座飛龍伝」ぐらいお読みになって、おとといお出でくださいまし。
この御仁は、昨年のコンクール予選で、わっちらの芝居をこともなげに「本が書けていない」の一言で選外の「優秀賞」に蹴落とし、誰が見ても意味不明、かつ台詞が聞こえず、幕が下りても誰一人「え、これでお仕舞!?」と首を捻った某校を最優秀にしたご当人で御座います。
台詞が聞こえないのを「心の叫びが伝わっていた」と評されました。
役者同士台詞が通じていない、従って、とてもつまらない芝居でござんした。でもナニガシさんは「伝わらないところが、主人公の孤独感・孤立感を良く表していた!」と激賞され、サプライズの審査をなさいました。
まさに義経公の鵯越の逆落とし、信長公の桶狭間の奇襲もかくやあらんの審査でございました。
役として通じない設定ならば、そこに通じないことで起こる葛藤やリアクションがなければなりません。某校は、本当に相手役の台詞を聞いていなかったので御座います。
「退屈な役など存在しない。存在するのは退屈な俳優だけだ」
近代演劇の基礎の基礎、スタニスラフスキーの『俳優修業』も御存じではないご様子でした。
しかし腐っても鯛、誤審をしても審査員。不肖わたくし穴山小子(あなやましょうこ)が、茶道部の茶室を借りてお相手させていただきました。部長の三好や、猿飛佐子、霧陰才子などが同席すれば血の雨が降ることは必定。有頂天演劇部で……わっちから申すのも照れやすが、裏表千家師範、かつ朋輩の中でいっとう手弱女なわっちが、お相手した次第。他意はござんせん。
どうもナニガシ様のお言葉の端々に、手前どもが始めましたブログのことをお気になさっておられるご様子。
ここまで、ビビっておられるのを御無事にお返ししては、後生に障ります。
「用意が整いましたので、いざ、道場の方へ」
由利鎌代が、ことを察し、柔道部の道場を借りてまいりました。
ツワモノの道は不調法なわっちではござんすが、並の講道館柔道の三段、ナニガシ様のお召し物を崩さぬよう、大外刈り一本で決めさせていただきました。むろん元審査員のご体面のため、あばらの二本ばかりにヒビを入れさせてもらいました。これで男の向う傷と、多少はご体面が叶いましたことでありんしょう。
演技組 穴山小子(あなやましょうこ)
連盟の年間計画
ブログの埋め草に、連盟の年間計画を掲載している演劇部がありますが、有頂天演劇部は、そんなことはいたしません。連盟で検索すれば直ぐに出てきます。
年間計画を転載するならば、そこには論評がなければいけません。新聞でも論評抜きで政府見解を載せているようなところはありません。で、有頂天としては論評する気もないので、載せません。
道具その他組 海野六子
来ることねーのによ!
昨年度巳地区審査員ナニガシ御来校
ナニガシって名前じゃござんせん。ちゃんと親から頂戴された名前をお持ちの立派な先生で御座います。ご当人は名前がむつかしく、世間様が読めないとお思いになって、平仮名で通しておいでです。この手のお方にはロクな御仁がおられません。わたしが例外と認めているつかこうへい様でさえ「恥多き人生でした」と仰って逝かれました。
え、つかこうへいを御存じない……「初級革命講座飛龍伝」ぐらいお読みになって、おとといお出でくださいまし。
この御仁は、昨年のコンクール予選で、わっちらの芝居をこともなげに「本が書けていない」の一言で選外の「優秀賞」に蹴落とし、誰が見ても意味不明、かつ台詞が聞こえず、幕が下りても誰一人「え、これでお仕舞!?」と首を捻った某校を最優秀にしたご当人で御座います。
台詞が聞こえないのを「心の叫びが伝わっていた」と評されました。
役者同士台詞が通じていない、従って、とてもつまらない芝居でござんした。でもナニガシさんは「伝わらないところが、主人公の孤独感・孤立感を良く表していた!」と激賞され、サプライズの審査をなさいました。
まさに義経公の鵯越の逆落とし、信長公の桶狭間の奇襲もかくやあらんの審査でございました。
役として通じない設定ならば、そこに通じないことで起こる葛藤やリアクションがなければなりません。某校は、本当に相手役の台詞を聞いていなかったので御座います。
「退屈な役など存在しない。存在するのは退屈な俳優だけだ」
近代演劇の基礎の基礎、スタニスラフスキーの『俳優修業』も御存じではないご様子でした。
しかし腐っても鯛、誤審をしても審査員。不肖わたくし穴山小子(あなやましょうこ)が、茶道部の茶室を借りてお相手させていただきました。部長の三好や、猿飛佐子、霧陰才子などが同席すれば血の雨が降ることは必定。有頂天演劇部で……わっちから申すのも照れやすが、裏表千家師範、かつ朋輩の中でいっとう手弱女なわっちが、お相手した次第。他意はござんせん。
どうもナニガシ様のお言葉の端々に、手前どもが始めましたブログのことをお気になさっておられるご様子。
ここまで、ビビっておられるのを御無事にお返ししては、後生に障ります。
「用意が整いましたので、いざ、道場の方へ」
由利鎌代が、ことを察し、柔道部の道場を借りてまいりました。
ツワモノの道は不調法なわっちではござんすが、並の講道館柔道の三段、ナニガシ様のお召し物を崩さぬよう、大外刈り一本で決めさせていただきました。むろん元審査員のご体面のため、あばらの二本ばかりにヒビを入れさせてもらいました。これで男の向う傷と、多少はご体面が叶いましたことでありんしょう。
演技組 穴山小子(あなやましょうこ)
連盟の年間計画
ブログの埋め草に、連盟の年間計画を掲載している演劇部がありますが、有頂天演劇部は、そんなことはいたしません。連盟で検索すれば直ぐに出てきます。
年間計画を転載するならば、そこには論評がなければいけません。新聞でも論評抜きで政府見解を載せているようなところはありません。で、有頂天としては論評する気もないので、載せません。
道具その他組 海野六子