大橋むつおのブログ

思いつくままに、日々の思いを。出来た作品のテスト配信などをやっています。

高校ライトノベル・ライトノベルベスト[軍艦防波堤]

2018-05-24 06:59:30 | ライトノベルベスト

ライトノベルベスト
[軍艦防波堤]



 軍艦防波堤というのがある。

 終戦後生き残り、復員任務についたりしたあと、昭和23年ごろに上部構造を取り払い、内部にコンクリートを詰め込まれ、そのまま防波堤になったもので、北九州市の若松港の三隻の駆逐艦がマニアには知られている。
 わたしのふる里にも、それがあると聞かされたのは、その港町に、ワケ有で引っ越してひと月ほどだった。

 夜逃げ同然の引っ越しで、わたしの生活は180度変わってしまった。成城の家に比べると物置同然と言うような廃屋が住まいになり、お父さんは、港の細々とした仕事をやって、お母さんとわたしを養っていこうとした。

 お母さんは、越して三日目に居なくなった。

 お母さんと言っても、血のつながりは無い。

 わたしが幼稚園のとき、お父さんが連れてきた。幼心にも昼の仕事をやっていた人ではないことが分かった。
 ただ、わたしは、お父さんが必要としている人だと思い、紹介されたその日から「お母さん」と呼ぶようにした。
 大きくなるにつれ、お母さんのことが分かってきた。銀座で働いていた人だけど、投資や経営の能力が高く、その点もかわれて、お父さんと意気投合し、二十歳も年下なのに、お父さんの後妻としてやってきた。
 会社の経営にも口を出したが、けして表に出ることはなかった。リーマンショックでよその会社が潰れたときも、お母さんは勘の働く人で、直前に株の大半を売り損益を出さなかった。
「お前のお蔭で、会社を潰さずに済んだ」
 お父さんは、お母さんの手を取って喜んだが、それを鼻にかけることも無かった。
「ただ、なんとなくの勘が当たっただけですよ」
 そう言って笑っていた。

 そのお母さんの勘が外れた。中国株の売り時を間違え、会社はスッテンテンになった。

 お母さんは、何の前触れも書置きもなく居なくなった。責任を感じての事か、お父さんに愛想をつかしたのかは分からない。小さな町で噂は、あっという間に広がった。世間は良い方よりも悪い噂の方を好む。お父さんは一晩で、甲斐性なしの捨てられ男になってしまった。
 男一人なら、何をしても生きていける。お父さんには、わたしが足かせになっていることが分かった。わたしは、来年の春には卒業して、東京の中堅企業に就職する。

 はずだった……。

 内定取り消しの薄い封筒が今日届いた。わたしは、お父さんのお荷物になってしまった。

 気が付いたら軍艦防波堤に来ていた。佇んでいると悪いことばかり考えてしまう。4歳でお母さんが亡くなったとき、か細い息の下でお母さんが言った。
「お父さんを信じて生きていくのよ。どんなことでも、お父さんは正しい人だから……お父さんが選んだことなら、その中にお母さんは……必ずいるから、お父さんがすることの中にはお母さんがいると思って。ね、チイちゃん……」
 だから、新しいお母さんが来た時も「この人の中に、お母さんがいるんだ」と思ってやってきた。

 一人でいると海に飛び込みたくなる。

 わたしは、考えないようにするために赤さびた防波堤の説明文を読んだ。
 この防波堤は、秋月型の駆逐艦で朧月という。終戦直前に米軍の攻撃をかわしているうちに座礁してしまった。離礁させるには人手もお金もかかるので、そのままにし、座礁した場所が、ちょうど防波堤に最適だったので、そのままコンクリートを詰め込まれて防波堤になった。あとの字は赤さびで、ひどく読みづらかった。

「熱心に読んでるわね」

 後ろで声がしたので、びっくりした。小ざっぱりした和服のお姐さんがいた。初めて見る人だった。
「お母さんは、亡くなる前におっしゃったように、どこにでもいらっしゃるわ。居なくなるのは、チイちゃんが居ないと疑ったとき……」
 なんで、わたしのことを知ってるんだろう……熱いものが込み上げてきた。
「お母さん!?」
 その人は、暖かく、でも寂しそうに首を振った。気まずくなりそうだったので話題を変えた。
「この説明文読めます?」
「そんな古いこと読めなくてもいいわよ。ここに朧月という船があったことが分かれば、それで十分……」

 それから、防波堤で海を見ながらお姐さんは寄り添ってくれた。いつの間にか眠ってしまった。

 あくる日、街の職安から学校に電話があった。町はずれにある原発の再稼働が認められたので、総務で人間が欲しい。ついては地元の子を優先したいのでどうか……という話だった。わたしは二つ返事で決めた。お父さんも喜んでくれた。

 そして春が来て、わたしは原発で働き始めた。

 五月にとんでもないことが起こった。C国と急速に関係が悪くなり、いつ戦争になるか分からないことになった。戦争になれば原発は、真っ先に狙われる。
「自衛隊もアメリカ軍もいるから大丈夫さ」と、お父さんは言う。
 六月にC国で政変がおこり、臨時政府は国民の不満をそらすために、日本に宣戦布告してきた。同時に二十数発の核ミサイルが撃たれた。大半はイージス艦やパトリオットの迎撃で撃ち落された。

 ただ一発が撃ち漏らされて、この町の原発にむかってきた。

 そのとき軍艦防波堤の朧月が一瞬、もとの駆逐艦の姿に戻り、六門の対空砲が火を噴いた。核ミサイルは高度6000で撃ち落された。
 ただ、公式には故障による自爆とされた。

 軍艦防波堤は、元のコンクリートに戻った。でも、あの一瞬の姿とお姐さんの姿が、重なって思い出される。

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高校ライトノベル・秋野七草 その二『ナナの狼狽』

2018-05-24 06:48:15 | ボクの妹

秋野七草 その二
『ナナの狼狽』
        


 オレがまだ起き出さないうちに、こんなことがあったらしい。

 山路が起き出したころには、七草(ナナ)は起き出していて、お袋といっしょに朝の家事にいそしんでいた。
 自衛隊にいたころからの習慣で、七草の朝は早い。お袋も、職工のカミサンで朝が早い。で、お袋は、寝室に居ながら、夕べのことは全部覚えていた。オレが山路を連れて帰ったことや、七草が、その酔態をごまかすために、七草の姉、七瀬の話をしたことなど。

「あ~、やっちゃたあ……」

 七草は、オレたちの朝の用意をしながら、ダイニングのテーブルにつっぷしてしまった。
「おはようございます。夕べは、すっかりお世話になりまして」
「いいえ、あらましは、夕べお聞きしました。いえね、もう床に入っておりましたんでね、この子達も、いい大人なんだから、恥ずかしさ半分、ズボラ半分でお話し聞いていましたのよ。大作がいつもお世話になっております。主人は早くからゴルフにでかけちゃって、よろしくってことでした」
「それは、どうも恐縮です」
「いえいえ、こちらこそ。朝ご飯の用意はいつでもできるんですけどね。その前に朝風呂いかがですか。さっぱりいたしますよ。その間に朝ご飯は、この子が用意いたしますので。わたし、朝一番に美容院予約してますので、失礼しますが、ごめんなさいね。これ、ちゃんとご挨拶とご案内を!」
 

 名前も言わずに、お袋は、七草をうながし、美容院へ行ってしまった。

 で、七草が正直に白状してしまう前に、山路の方がしゃべってしまった。

「お早うございます。わたし……」
「ああ、おねえさんの、七瀬さんですね。いや、夕べ妹さんがおっしゃっていたとおりの方ですね。双子でいらっしゃるようですが、だいぶご性格が違うようですね。いやいや、いろいろあってこその兄妹です。妹さんは?」
「あ……え……まだ寝てるんじゃないかと思います。仕事はともかく、うちでは、まだまだ子どもみたいで」
「いやいや、なかなか元気の良い妹さんです。部屋に入る前は、かっこよく敬礼なんかなさってましたね」
「ええ、あれで、この春までは陸上自衛隊におりましたの。本人は幹部になりたかったようですが、自衛隊の方が勘弁してもらいたいご様子で、今は信用金庫に……はい(モジモジ)」
「じゃ、お言葉に甘えて……お風呂いただきます」
「あ、どうぞどうぞ。兄のものですが、お召し替えもご用意いたしますので、どうぞごゆっくり。こちらが、お風呂でございます」
「あ、どうも」

 このあたりで、オレは目を覚ましていたが、展開がおもしろいというか、責任が持てないというか。タヌキを決め込んだ。そして、タヌキが本気で二度寝しかけたころに、インタホンが鳴った。

「お早うナナ。あら、お母さんもお父さんもお出かけ? お兄ちゃんは朝寝だね」
「こりゃ、気楽に女子会のノリでやれそうね」
 幼なじみで、親友のマコとトコが来た。そういや、高校の同窓会の打ち合わせを、ウチでやるとか言ってたなあ……なんだか、下のリビングとナナの部屋を往復する音がして、ややこしくなっているようだ。

「なんで!?」
「つい、ことの成り行きでね。お願いだから合わせてちょうだい……というわけだから」
「へー!」
「なんと!」
「ほんの、二三時間。わたしも張り切るから」
「おもしろそうじゃん」
「じゃ、そのナリじゃなくて、らしく着替えなくっちゃ!」
「メイクも、髪もね!」

 で、オレが起き出し、山路が風呂から上がったころには、夕べ玄関先で見かけたときのナナが出来上がっていた……。

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高校ライトノベル・『メタモルフォーゼ・11』

2018-05-24 06:40:31 | 小説3

『メタモルフォーゼ・11』


 ショック! 道具がみんな壊されていた……!

 コンクール本番の早朝、道具を搬出しようとしてクラブハウスの前に来てみると、ゆうべキチンとブルーシートを被せておいた道具は、メチャクチャに壊されていた。秋元先生も、杉村も呆然だった。
「これ、警察に届けた方がいいですよ」
 運送屋の運ちゃんが親切に言ってくれた。
「ちょっと、待ってください……」
 秋元先生は、植え込みの中から何かを取りだした。

 ビデオカメラだ。

「昨日『凶』引いちゃったから、用心にね仕掛けといたんだ」

 先生は、みんなの真ん中で再生した。暗視カメラになっていて、薄暗い常夜灯の明かりだけでも、明るく写っていた。
 塀を乗り越えて、三人の若い男が入ってきて、道具といっしょに置いていたガチ袋の中から、ナグリ(トンカチ)やバールを出して、道具を壊しているのが鮮明に写っていた。

「先生、こいつ、ミユのこと隠し撮りしていたB組の中本ですよ!」
 手伝いに来ていたミキが指摘した。
「そうだ、間違いないですよ!」
 みんなも同意見だった。
「いや、帽子が陰になって、鼻から上が分からん。軽率に断定はできない」
「そんな、先生……」
「断定できないから、警察に届けられるんだ」

 あ、と、あたしたちは思った。ウチの生徒と分かっていれば、軽々とは動けない。初めて先生をソンケイした。

 先生は、校長に連絡を入れると警察に電話した。
「でも、先生、道具は……」
「どうしようもないな……」

 みんなが肩を落とした。

「ボクに、いい考えがあります」
「検証が終わるまで、この道具には手がつけられないぞ」
「違います。これは、もう直せないぐらいに壊されています。他のモノを使います」
 杉村が目を付けたのは、掃除用具入れのロッカーと、部室に昔からあるちゃぶ台だった。
「ミユ先輩。これでいきましょう」

 現場の学校には、先生が残った。警察の対応をやるためだ。

 あたし達が必要なモノをトラックに積み、出発の準備が終わった頃、警察と新聞社がいっしょに来た。あたしはトラックに乗るつもりだったけど、状況説明のために残された。
「うちは、昼の一番だ。現場検証が終わったら、タクシーで行け」
 先生は、そう言ってくれたが、お巡りさんも気を遣ってくれ、ザッと説明したあとは、連絡先のメアドを聞いておしまいにしてくれた。

 会場校に着いて荷下ろしをすると、杉村はガチ袋から、金属ばさみを出してロッカーを加工した。裏側に出入り出来る穴を開け、正面の通風口を広げてミッションの書類が出てくるように工夫してくれた(どんな風に使うかはhttps://youtu.be/jkAoSz6Ckksで見てね)

 リハでは、壊された道具を使っていたので勝手が違う。道具をつかうところだけ、二度確認した。

 あたしは舞台上で五回も着替えがあるので、楽屋に入って、杉村と衣装の受け渡し、着替えのダンドリをシミュレーションした……よし、大丈夫!

 本番は、どうなるかと思ったけど、直前に秋元先生も間に合ってホッとした。なんといっても照明と効果のオペは、先生がやるのだ。イザとなったら、照明はツケッパで、効果音は自分の口でやろうと思っていた。

 幕開き前に、あたしの中に、何かが降りてきた。優香なのか受売の神さまなのか、ノラという役の魂なのか、分からなかったが、確実に、あたしの中に、それは降りてきていた。

 気がつけば、満場の拍手の中に幕が下りてきた。

 演劇部に入って、いや、人生の中で一番不思議で充実した五十五分だった。『ダウンロ-ド』は一人芝居だけど、見えない相手役が何人もいる。舞台にいる間、その相手役は、あたしにはおぼろに見えていた。そして観てくださっているお客さんとも呼吸が合った。両方とも初めての体験だった。

――ああ、あたしは、このためにメタモルフォーゼしたのか――

 そう感じたが、あたしのメタモルフォーゼの意味は、さらに深いところにあった……。

 つづく

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高校ライトノベル・ポナの新子・28『6月はジュンなんだ!』

2018-05-24 06:24:47 | 小説4

ポナの新子・28
『6月はジュンなんだ!』
         



ポナ:みそっかすの英訳 (Person Of No Account )の頭文字をとった新子が自分で付けたあだ名


 拍手が鳴ったとたんに、それまで考えていたプレゼンテーションが全部とんでしまった。

 それほど一位の下馬評高い三年の渡辺麻友子のプレゼンは完璧だった。AKBのセンターより一字多いのが幸か不幸かは分からないけど、一字足らずの御本家には無い大人びた確かさがあり、可愛さ三分に大人の素敵さ七分。それがギンガムチェックの夏服にも合って、図らずして生徒のほとんどをスタンディングオベーションさせるほどの魅力になっていた。

――なんで、こんな人の後になったんだろう――

 そう思いながら、ポナは世田谷女学院ミスコンのスピーチ台に向かった。

「ええ……渡辺先輩のスピーチがあまりのも素晴らしので、何を言っていいか分からなくなってしまいました。あたしって、人と話すとき、話に空白ができるのが嫌なんで、その時頭に浮かんだことをそのまま喋ってしまいます。
 テレビの録画じゃないから、後で編集なんかできないから、まずいこと言ったらマイクのスイッチ落としてください。あ、落とすなんて禁句ですよね、こんなとこじゃ。えと、あの……だから上げます!
 あ、マイクのボリュ-ムじゃないから! アハハ、お茶目なスタッフです。
 え、上げるのはポスターです。で、上げてなにを言うかと言うと……これ、副会長の橋本由紀さんが作ってくれました。とってもいい出来です。あ、修正とかはしてないと思います……。
 アハハ、なにをじっくり見て居るかと言うと、お姉ちゃんとお母さん。自分で言うのもなんですが、イケてます。下の優里お姉ちゃんなんか、身長やらスリーサイズはいっしょなんで、服は同じものが着られます。優里姉ちゃんは乃木坂なんで、乃木坂に行ったらお古の制服着せられるので、世田谷女学院を選びました(みんなの笑い)あ、もちろん世田谷女学院が素晴らしいからです。素敵な友だちもいるし、学校の仲間も先輩のみなさんも素敵です。こんなことなら姉が高校選ぶときに世田谷女学院を勧めときゃよかったと思います。
 あ、あたしっておバカですね。そんなことしたら、今ごろ姉のお古を着ているところでした(笑)
 でも、姉とは似てるけど血のつながりはないんです(あたしってば、何を言いだすんだ!?)
 えと、えと……先日分かったばかりなんです! だけど、わたしお父さんお母さんの子どもじゃないんです(バカバカバカ!)
 ある女性が、生まれて間のないわたしを持て余して、それをお父さんお母さんが引き取って育ててくれたことが分かりました。最初はパニくっちゃったけど、チイネエ、あ、世田谷に来損ねた優里です。親身になって話してくれました……チイネエはお母さんの妹の娘で、わたしと同じように生まれて間もないころに引き取られたことを話してくれました。チイネエも知った時はショックだったようです。
 

 えと……えと…………

 一番上の兄が、わたしが引き取られた時に子犬を拾ってきました。ポチっていいます。いかにも日本の犬らしい名前で。わたしのニックネームのポナと片仮名で書くと、よく似あっていました。
 先週ポチが亡くなってしまいました。赤ん坊のころからいっしょにいたポチだったので、まるで双子の姉弟を亡くしたように悲しかったです。
 で、家族は、わたしに教えてくれました。
 わたしはポチとは血縁関係がありません。ハハ、あったら、わたし犬少女ですよね。あたし兎です。あ、生まれた干支が。別に人参かじって育ったわけじゃありませんから。
 で、そうそう。血縁関係が無くても、人間は絆があれば家族なんです。そして仲間なんです。わたしルックスやスタイルにアドバンテージはありません。でも、素敵な家族、素敵なクラスメート、友だち、先生に恵まれました。
 えと……で、まとまりないですけど、世田谷女学院好きです。大好きです。わたしを立ち直らせてくれた家族、友だちといっしょに……。
 はい、一年の寺沢新子でした!」

 ポナらしいぶっつけ本番のプレゼン。思いがけずみんなに明かしてしまった未整理の身の上話。でも梅雨の中休みの青空のような明るさに拍手が返ってきた。ポナも、やっと吹っ切れた気持ちになった。もう結果なんかどうでもいい。

 でも、ポナは六月の名前の通りジュン・ミス世田谷女学院になってしまった。



ポナの周辺の人たち

父     寺沢達孝(59歳)   定年間近の高校教師
母     寺沢豊子(49歳)   父の元教え子。五人の子どもを、しっかり育てた、しっかり母さん
長男    寺沢達幸(30歳)   海上自衛隊 一等海尉
次男    寺沢孝史(28歳)   元警察官、今は胡散臭い商社員だったが、乃木坂の講師になる。
長女    寺沢優奈(26歳)   横浜中央署の女性警官
次女    寺沢優里(19歳)   城南大学社会学部二年生。身長・3サイズがポナといっしょ
三女    寺沢新子(15歳)   世田谷女学院一年生。一人歳の離れたミソッカス。自称ポナ(Person Of No Account )
ポチ    寺沢家の飼い犬、ポナと同い年。死んでペンダントになった。

高畑みなみ ポナの小学校からの親友(乃木坂学院高校)
支倉奈菜  ポナが世田谷女学院に入ってからの友だち。良くも悪くも一人っ子
橋本由紀  ポナのクラスメート、元気な生徒会副会長

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