RE・かの世界この世界
いい人たちばかりだ。
元々はわたしの過失だ。
もう少し慎重にやるべきだったんだ。
国生み神生みは神聖で大事なものだ。それを若さに任せ、あまりに性急にいたしすぎた。わたしとイザナミは、この地上、人々が生きるに必要なものをすべて生み出す使命を与えられていた。
むろん、辞令とかをもらって、研修期間があってというような悠長なものではない。
ヤマトの国は萌え出る息吹に満ち満ちていた。わたしとイザナミは、その息吹を国生み神生みの交わいによって生きた形になすことであった。
当然、やがては人の営みにとって欠くべからざる火、あるいは火の神を生むことは分かっていた。そのためには、うだつを立てるとか、ファイアーウォールを設けるとか、火災保険に入るとか……最低でも互いの体を不燃性にしてから臨むべきであった。
どう考えても、わたしに100%の過失があっての不始末だ。
それなのに、テルとヒルデは我がことのように心配して、オノコロジマからずっとついてきてくれている。この黄泉比良坂にいたるまでに、二人の縁でケイトやタングニョーストが加わり、早くも動き出した歴史の中から与一殿が加わわってくれ、瀬戸の海を渡ってからは、桃太郎二号、雪舟ねずみにヨネコまで加わって『黄泉の国を目指す神々の会』はまことに賑やかになった。
できることなら、このままこの九人で日の本のあちこち旅して周れたらと思うくらいだ。
しかし、イザナギよ、お前には使命がある。
わたしは用を足すふりをして、小さな松明一つを持って岩戸に踏み込んだ。
もし、イザナミが黄泉の神々との交渉に難渋しているのなら、わたしも加わらなければ。火の神を生んで焼け死んでしまった責任の半分、いや、全てがわたしにあると言っていい。イザナミは「けして覗かないで」と言っていたが、あれは、イザナミらしい責任感からだ――子を産むというのは女にしかできない神聖な使命、男は産室の前で、ただオロオロと祈って下さればよいのです――それぐらいのプライドを持っている、わたしには過ぎた嫁なのだ。
しかし、もう七日になろうとしている。外つ国 の神なら世界を作り終えて安息日を迎えているころだ。
あそこを曲がれば大きな岩室……空気の流れで予感された。
よし、行くぞ!
「イザナギ殿、一人でいくとは水くさいぞ」
!?
声に振り返ると、ヒルデさんを先頭に神々の会のみんながついて来ていた!
☆ ステータス
HP:20000 MP:400 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー
持ち物:ポーション・300 マップ:16 金の針:60 福袋 所持金:450000ギル(リポ払い残高0ギル)
装備:剣士の装備レベル55(トールソード) 弓兵の装備レベル55(トールボウ)
技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)
白魔法: ケイト(ケアルラ) 空蝉の術
オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト) 思念爆弾
持ち物:ポーション・300 マップ:16 金の針:60 福袋 所持金:450000ギル(リポ払い残高0ギル)
装備:剣士の装備レベル55(トールソード) 弓兵の装備レベル55(トールボウ)
技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)
白魔法: ケイト(ケアルラ) 空蝉の術
オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト) 思念爆弾
☆ 主な登場人物
―― かの世界 ――
テル(寺井光子) 二年生 今度の世界では小早川照姫
ケイト(小山内健人) 照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる
ブリュンヒルデ 主神オーディンの娘の姫騎士
タングリス トール元帥の副官 ブリの世話係
タングニョースト トール元帥の副官 ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属
ロキ ヴァイゼンハオスの孤児
ポチ シリンダーの幼体 82回目で1/12サイズの人形に擬態
ペギー 異世界の万屋
ユーリア ヘルム島の少女
その他 フギンとムニン(デミゴッドブルグのホテルのオーナー夫婦)
日本神話の神と人物 イザナギ イザナミ 那須与一 桃太郎 因幡の白兎 雪舟ねずみ 櫛名田比売 ヨネコ
ケイト(小山内健人) 照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる
ブリュンヒルデ 主神オーディンの娘の姫騎士
タングリス トール元帥の副官 ブリの世話係
タングニョースト トール元帥の副官 ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属
ロキ ヴァイゼンハオスの孤児
ポチ シリンダーの幼体 82回目で1/12サイズの人形に擬態
ペギー 異世界の万屋
ユーリア ヘルム島の少女
その他 フギンとムニン(デミゴッドブルグのホテルのオーナー夫婦)
日本神話の神と人物 イザナギ イザナミ 那須与一 桃太郎 因幡の白兎 雪舟ねずみ 櫛名田比売 ヨネコ
―― この世界 ――
二宮冴子 二年生 不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い
中臣美空 三年生 セミロングで『かの世部』部長
志村時美 三年生 ポニテの『かの世部』副部長
中臣美空 三年生 セミロングで『かの世部』部長
志村時美 三年生 ポニテの『かの世部』副部長