大橋むつおのブログ

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高校ライトノベル・タキさんの押しつけ映画評『ハリウッド情報』

2014-08-25 07:30:14 | 映画評
タキさんの押しつけ映画評
『ハリウッド情報』



 これは悪友の映画評論家・滝川浩一が個人的に身内に流している映画評ですが、もったいないので転載したものです。


さて、エクスペンダブルス3は初登場1位になったんでしょうか?

 そいつは後のお楽しみ。月刊スクリーンの西森マリーさんのコーナー(この人、映画の引っ掛かり方が私と一緒ですわ)にまたまた注目です。
 今月のテーマは「いかにハリウッドは中国に媚びを売っているか」であります。あったりまえでは在りますが、「トランスフォーマー/ロストエイジ」があんまりっちゃああんまりだったので、アホらしいやら、フツフツと怒りが……中国は近日中に日本を抜いて世界第2の映画鑑賞国(アメリカがトップ)になると聞いていたのですが……2012年既に国内売上27億$を記録、堂々の世界第2にのし上がっています。この勢いだと、2020年にはアメリカさえ抜かれると予想されています。
 まぁ、そうはいかんと思います。数字の取り上げが偏っているし、映画産業総枠の稼ぎからするとまだまだ桁が違ってます。アメリカは何じゃかんじゃで1千数百億$ですからね。ハリウッドとしちゃ13億(15億とも)の人口は魅力ですが、映画を見にいけるのはそのうちの2億に過ぎません(それでもデカイ数字ではありますがね)
 アメリカ国内売上より中国での売上の方が上になる状況も続いています。「トランスフォーマー」がアメリカ17千万$の時に、中国では22千万$でした。「パシフィック・リム」の売上もアメリカ1億$少々に対し、中国11千万$(日本は1千4百万$で桁違い) とは言え、中国は自由市場ではなく「チャイナ・フィルム・グループ」っちゅう中国政府組織の上映許可がいります。外国映画の年間公開は34本(2011年まで20本)でかなりの狭き門。だからハリウッドはなりふり構わずチャイナ・フィルムに尻尾を振る訳です。 最近ハリウッドの悪役から中国人の姿が消えています。東洋人でなければならなければ「朝鮮人」になります。主人公が外国に行く設定も、原作ではフランスになっているものを中国に変えたり、主人公の恋人も、元々アメリカ人だったのに中国人に変更……日常チャメシすぎて、一々あげられない位です。

 当の中国人には、このハリウッドの“媚び”を「中国人を馬鹿にしている」と受け取る向きもあるそうで、何を考えてるんでしょうね? んなもん「商売」に決まっとりまんがな、ハリウッドが目指すのは「金儲け」に決まっとります。
 反中国の作品には、政府様から厳重なお叱りがございます。「セブン・イヤーズ・イン・チベット」なんざ“歴史改竄だぁ~!”てなもんで、どっかの国に対するようにカンカンです。ホンマにどの口がほざくやら、対するハリウッドは馬耳東風(今ならどうなるかわかりまへんけど)どこぞの国も知らん顔しとったらええのにね。いつ靖国に行こうと、こっちの勝手でんがな、ね〓 まぁ、チャイナ・フィルムにも抜け穴があって「合作映画」は範囲外っちゅう事で、今後中国資金がどんどこハリウッドに入りそうです。
 暫くは、ハリウッド映画で中国人が暴れ回りそうですね、しゃあないっす。
 
 まぁ、そら置いといて、“アリス・イン・ワンダーランド”の続編が決定いたしました。キャストはそのまんまで、2016年夏公開、もち“鏡の国のアリス”でんす。
 続編と言や“ミュータント・タートルズ”も2016年に公開決定。これ公開3~4日で発表されてます。
“シン・シティ”の続編が完成しました。ブルースとミッキーはこっちに出るから“エクスペンダブルス”に出なかったのかな?
 さて、ランキングですが、先週の⑧~⑩がランク外に、③~⑦が三つずつ下げてます。中でも「LUCY」が1億$〓“HUNDRED FOOT JURNEY”が邦題決定「マダム・マロリーと魔法のスパイス」…ムムゥ…このセンスはいかがなものか?新登場⑤THE GIVER(1230万$)ちょっと寒い売上、見てないんで解りませんが、“クラウド・アトラス”的失敗?④エクスペンダブルス3(1580万$)……信じられん低空飛行ですが、映画を盗まれ、違法ロードされたらしいです。ダウンロードが200万以上あったとか、災難ですね。③LETS BE COPS(2620万$)毎度お馴染みバディコップ・コメディ……全然知りませんでした。当の制作者が一番ビックリしてるようです。 ①②は先週と同じくタートルズとガーディアンズです。とは言え、どちらも3千万$以下、今週はどうも不作やったようです。
 年末にかけて、こんな感じで推移していくと思います。

 ローレン・バコールとロビン・ウィリアムスが亡くなりました。バコールは相当のお歳ですが、ロビンは60を少し超えたくらい。ご冥福お祈りいたします。 ロビンはまだまだ見ていたい俳優さんでした。色んなシーンが思い出されます。別に引っ掛けるつもりはありませんがクロエ・グレース・モレッツの最新作品は事故にあって肉体から離れてしまった魂の役、人間じゃないけど怪物でもない。久しぶりに普通の女の子を演じる彼女が見られそうです。では、この辺で。また、来週お目にかかります。



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