今日は1日冷たい雨で、気温も15℃に達せず、寒い1日でした。
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第16日 2007年3月5日(月) 雨後晴
81番白峰寺~83番一宮寺
=高松市内の霊場を巡る=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=34/19/7.133,133/58/34.095&scale=250000)
6時20分起床、7時朝食。7時25分頃東横イン中新町を出た。
雨なのでポンチョを被る。近くのローソンでおにぎりと牛乳を買い、
栗林公園北口駅7時43分発に乗る。
高松駅で乗り換え、8時8分国分駅に着く。電車の中で雨用
ズボンとスパッツも付け、8時17分に国分駅をスタートした。
雨は小降りになり、生暖かい風。ポンチョを着ているので、
少し歩くとむし暑い。昨日お参りした80番国分寺駅境を東に
抜け、国分寺跡にある創建当時の伽藍配置を復元した10分の
1模型を見る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e6/4847f1ad842e1d4a401879bc2c674d0e.jpg)
車道を山すそに向かう道には、松の苗木畑が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/e5/dd734de8b5937706190980e580024b4c.jpg)
簡易舗装の遍路道となり、山腹の石鎚神社公衆トイレそばまで
続く。
その先は、幅広い土道となり、緩やかな上り。丸木の段があり、
「まむし注意」の標識が立つ。台車を引いて上る若い男性遍路を
追い抜く。「大変ですね」と声をかけたら、焼山寺は1日がかり
だったという。
ジグザグの急登となり、振り返ると国分寺の町並みや南側の
山々の展望が展望が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/bf/294e3471c8286da5939070f8af3f8550.jpg)
展望台に着き小休止後、稜線上の県道180号に上がった。
片側1車線ずつの舗装路だが、車はほとんど通らない。南西側、
自衛隊善通寺駐屯地の射撃訓練中らしく、激しい射撃音が時々
響く。
前回より先まで県道を進み、右カーブ点で、駐屯地の境界沿い
に進む遍路道へ。500m足らずで県道の先方に出て横断、北に
下ると、自衛隊古田へい舎横に出た。
西に向かい、緩やかに広葉樹の間を下って行くと、鎌倉時代
末期の摩仁輪塔と、馬などの乗り物を降りるように促す下乗石
がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c8/a68cecaf8a35a9146cc93601bdf1ec32.jpg)
間もなく81番白峰寺(しろみねじ)である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/51/9a57fb1df58fdfe75656b07c88cd3152.jpg)
標高260mの山の中腹、石段の上に本堂と大師堂があり、
十二支の守り本尊が並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/8b/7182c7d021c5e3e8f369864b55f96273.jpg)
石段下の北側に、崇徳天皇御廟所の頓証寺殿がある。
気温が下がって寒く、梅はまだ咲き始め。山門を出て北側に
あるトイレ付近からは、瀬戸大橋が見えるのだが、今日はガス
で遠望は出来ない。
もとの道を自衛隊古田兵舎そばまで戻り、その延長上を東に
向かう。アップダウンが少なく、歩きやすい落ち葉道。1丁ごとに、
きちんと町石も残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/c4/574949ec445733862ea3ef3c82707d08.jpg)
「陸軍用地」の標石も何個か残っていた。
19町石を過ぎて上りとなり、県道281号に上がる。雨は小降
りとなり回復の気配。その代わり風が強まる。県道を少しずつ
下り、のぼりの並ぶ足尾大明神前を通過、最後は遍路道を進ん
で、82番根来寺(ねごろじ)に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/16/019d6f8d5c3eeccb534f750c456d5555.jpg)
ここも標高365mの山腹にあり、境内は豊富な樹木に覆われ
ている。本堂の両側には回廊を巡らし、中に小さい万体観音像
が並ぶ。本堂前の白梅が見頃だった。
境内西側に、昭和50年(1975)頃枯れ、樹齢約1600年と
いう白猴欅(はっこうけやき)が、屋根掛けで保存されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/4b/3ed147090340ad40090c3060b020b1dc.jpg)
参拝、納経を終え、山門の横にシートを敷いて昼食。雨は上が
ったが風が冷たい。震えながら急いで食べ、下りにかかる。
今回は直接、次の一宮寺に向かわず、別格霊場、香西寺(こう
ざいじ)も回ることにした。山門のすぐ左手、「四国のみち香西口」
の標識に従い、広く緩やかな道を下る。
途中で自宅に電話し、半世紀近く前、職場の研修機関で1年間
一緒だった、近くに住むMさんの電話番号を聞く。Mさんに電話
したが、午前、散歩中に足をくじき外出できないとのこと。残念
ながら会えなかった。
下に見える高松市街は晴れてきた。瀬戸内海の展望も広がり、
大型船も見える。柑橘畑の多い集落に下り、山すその道を東へ
回る。風が強く、菅笠が飛ばされそう。
遍路標識が無く、途中で200mほど行き過ぎ、おかしいと気
づいて戻り、下の池に向かう。桑崎池など幾つかの池のそばを
抜け、別格19番、香西寺に着いた。
本堂は、400年ぶりの改修中で、隣の小さなお堂が仮本堂。
その隣に大師堂が並ぶ。参拝客も多いのか、納経所には遍路
用品がたくさん並んでいた。晴れてきたので、雨具をしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/11/669852ebfeed2909df66f6ae41d9ef0f.jpg)
山門のそばには、たくさんの水子地蔵が並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/f5/3067a69214f9bdf505b69a50e921a8f5.jpg)
納経を終えたら14時45分、次の一宮寺までは11㎞ほど。
今日も17時までに納経を終えたいと、ビッチを上げることにする。
香西局の先で県道177号に出た。さらに左からの車道に合し
て車が増える。JR予讃線鬼無駅そばで東に回り、駅で小休止
した。
木津川の東に出て、右左右左と数度曲がり、南に向かう。香東
川左岸敷きの歩行者と自転車専用の道に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a8/acdab36614dfb71f6841f63e416b1670.jpg)
高松自動車道と二つの橋下を通過する。川の流れは少ない。
自転車道を離れ、県道12号香東大橋を渡って東へ。一宮町の
町並みに入り、16時30分に83三番、一宮寺に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/63/8b2c11b39020d7c1f947138ff583ed80.jpg)
大師堂の奥に、昨夏落成の白木の真新しい護摩堂が出来て
いた。境内に、悪人が頭を入れると抜けなくなるという薬師如来
の石像がある。無事納経できホッとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/cc/3c9dd42fc99fb786af653b806619ec00.jpg)
東側の山門を出て北に向かう。県道172号が遍路道だが、
歩道がないので東に並行する国道19号に回った。角にある
「セルフうどんはすい」に入ろうと思ったが、17時閉店だった。
ひたすら国道を進み、18時27分、東横イン高松中新町に
入る。今日も納経時刻を気にして後半急いだので、疲れて眠い。
(コースタイム〉東横イン高松中新町7:25ー栗林公園北口駅
7:43=高松駅7:49~53=国分駅8:08~17ー国分寺跡8:27
~30ー上り口8:53ー展望台9:27~33ー陸自古田兵舎下り口
10:01ー81番白峰寺10:18~45ー兵舎横分岐11:01ー足尾大明神
11:53ー82番根来寺(昼食)12:12~40ー桑崎池東北の池13:35ー
別格19番香西寺14:09~35ー鬼無駅15:12~16ー高松自動車道
下15:53ー香東大橋16:15ー83番一宮寺16:30~56ー東横イン
高松中新町18:27
(距離 31㎞、地図(1/5万) 丸亀、玉野、高松南部、歩行地
高松市(旧国分寺町、高松市)、坂出市、歩数 54,500)
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第16日 2007年3月5日(月) 雨後晴
81番白峰寺~83番一宮寺
=高松市内の霊場を巡る=
6時20分起床、7時朝食。7時25分頃東横イン中新町を出た。
雨なのでポンチョを被る。近くのローソンでおにぎりと牛乳を買い、
栗林公園北口駅7時43分発に乗る。
高松駅で乗り換え、8時8分国分駅に着く。電車の中で雨用
ズボンとスパッツも付け、8時17分に国分駅をスタートした。
雨は小降りになり、生暖かい風。ポンチョを着ているので、
少し歩くとむし暑い。昨日お参りした80番国分寺駅境を東に
抜け、国分寺跡にある創建当時の伽藍配置を復元した10分の
1模型を見る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e6/4847f1ad842e1d4a401879bc2c674d0e.jpg)
車道を山すそに向かう道には、松の苗木畑が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/e5/dd734de8b5937706190980e580024b4c.jpg)
簡易舗装の遍路道となり、山腹の石鎚神社公衆トイレそばまで
続く。
その先は、幅広い土道となり、緩やかな上り。丸木の段があり、
「まむし注意」の標識が立つ。台車を引いて上る若い男性遍路を
追い抜く。「大変ですね」と声をかけたら、焼山寺は1日がかり
だったという。
ジグザグの急登となり、振り返ると国分寺の町並みや南側の
山々の展望が展望が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/bf/294e3471c8286da5939070f8af3f8550.jpg)
展望台に着き小休止後、稜線上の県道180号に上がった。
片側1車線ずつの舗装路だが、車はほとんど通らない。南西側、
自衛隊善通寺駐屯地の射撃訓練中らしく、激しい射撃音が時々
響く。
前回より先まで県道を進み、右カーブ点で、駐屯地の境界沿い
に進む遍路道へ。500m足らずで県道の先方に出て横断、北に
下ると、自衛隊古田へい舎横に出た。
西に向かい、緩やかに広葉樹の間を下って行くと、鎌倉時代
末期の摩仁輪塔と、馬などの乗り物を降りるように促す下乗石
がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c8/a68cecaf8a35a9146cc93601bdf1ec32.jpg)
間もなく81番白峰寺(しろみねじ)である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/51/9a57fb1df58fdfe75656b07c88cd3152.jpg)
標高260mの山の中腹、石段の上に本堂と大師堂があり、
十二支の守り本尊が並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/8b/7182c7d021c5e3e8f369864b55f96273.jpg)
石段下の北側に、崇徳天皇御廟所の頓証寺殿がある。
気温が下がって寒く、梅はまだ咲き始め。山門を出て北側に
あるトイレ付近からは、瀬戸大橋が見えるのだが、今日はガス
で遠望は出来ない。
もとの道を自衛隊古田兵舎そばまで戻り、その延長上を東に
向かう。アップダウンが少なく、歩きやすい落ち葉道。1丁ごとに、
きちんと町石も残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/c4/574949ec445733862ea3ef3c82707d08.jpg)
「陸軍用地」の標石も何個か残っていた。
19町石を過ぎて上りとなり、県道281号に上がる。雨は小降
りとなり回復の気配。その代わり風が強まる。県道を少しずつ
下り、のぼりの並ぶ足尾大明神前を通過、最後は遍路道を進ん
で、82番根来寺(ねごろじ)に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/16/019d6f8d5c3eeccb534f750c456d5555.jpg)
ここも標高365mの山腹にあり、境内は豊富な樹木に覆われ
ている。本堂の両側には回廊を巡らし、中に小さい万体観音像
が並ぶ。本堂前の白梅が見頃だった。
境内西側に、昭和50年(1975)頃枯れ、樹齢約1600年と
いう白猴欅(はっこうけやき)が、屋根掛けで保存されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/4b/3ed147090340ad40090c3060b020b1dc.jpg)
参拝、納経を終え、山門の横にシートを敷いて昼食。雨は上が
ったが風が冷たい。震えながら急いで食べ、下りにかかる。
今回は直接、次の一宮寺に向かわず、別格霊場、香西寺(こう
ざいじ)も回ることにした。山門のすぐ左手、「四国のみち香西口」
の標識に従い、広く緩やかな道を下る。
途中で自宅に電話し、半世紀近く前、職場の研修機関で1年間
一緒だった、近くに住むMさんの電話番号を聞く。Mさんに電話
したが、午前、散歩中に足をくじき外出できないとのこと。残念
ながら会えなかった。
下に見える高松市街は晴れてきた。瀬戸内海の展望も広がり、
大型船も見える。柑橘畑の多い集落に下り、山すその道を東へ
回る。風が強く、菅笠が飛ばされそう。
遍路標識が無く、途中で200mほど行き過ぎ、おかしいと気
づいて戻り、下の池に向かう。桑崎池など幾つかの池のそばを
抜け、別格19番、香西寺に着いた。
本堂は、400年ぶりの改修中で、隣の小さなお堂が仮本堂。
その隣に大師堂が並ぶ。参拝客も多いのか、納経所には遍路
用品がたくさん並んでいた。晴れてきたので、雨具をしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/11/669852ebfeed2909df66f6ae41d9ef0f.jpg)
山門のそばには、たくさんの水子地蔵が並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/f5/3067a69214f9bdf505b69a50e921a8f5.jpg)
納経を終えたら14時45分、次の一宮寺までは11㎞ほど。
今日も17時までに納経を終えたいと、ビッチを上げることにする。
香西局の先で県道177号に出た。さらに左からの車道に合し
て車が増える。JR予讃線鬼無駅そばで東に回り、駅で小休止
した。
木津川の東に出て、右左右左と数度曲がり、南に向かう。香東
川左岸敷きの歩行者と自転車専用の道に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/a8/acdab36614dfb71f6841f63e416b1670.jpg)
高松自動車道と二つの橋下を通過する。川の流れは少ない。
自転車道を離れ、県道12号香東大橋を渡って東へ。一宮町の
町並みに入り、16時30分に83三番、一宮寺に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/63/8b2c11b39020d7c1f947138ff583ed80.jpg)
大師堂の奥に、昨夏落成の白木の真新しい護摩堂が出来て
いた。境内に、悪人が頭を入れると抜けなくなるという薬師如来
の石像がある。無事納経できホッとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/cc/3c9dd42fc99fb786af653b806619ec00.jpg)
東側の山門を出て北に向かう。県道172号が遍路道だが、
歩道がないので東に並行する国道19号に回った。角にある
「セルフうどんはすい」に入ろうと思ったが、17時閉店だった。
ひたすら国道を進み、18時27分、東横イン高松中新町に
入る。今日も納経時刻を気にして後半急いだので、疲れて眠い。
(コースタイム〉東横イン高松中新町7:25ー栗林公園北口駅
7:43=高松駅7:49~53=国分駅8:08~17ー国分寺跡8:27
~30ー上り口8:53ー展望台9:27~33ー陸自古田兵舎下り口
10:01ー81番白峰寺10:18~45ー兵舎横分岐11:01ー足尾大明神
11:53ー82番根来寺(昼食)12:12~40ー桑崎池東北の池13:35ー
別格19番香西寺14:09~35ー鬼無駅15:12~16ー高松自動車道
下15:53ー香東大橋16:15ー83番一宮寺16:30~56ー東横イン
高松中新町18:27
(距離 31㎞、地図(1/5万) 丸亀、玉野、高松南部、歩行地
高松市(旧国分寺町、高松市)、坂出市、歩数 54,500)