あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道のマンホールデザイン

2007-08-27 22:38:16 | 四国遍路あれこれ
 四国遍路においては、国道や県道、市町村道など舗装
路を多く通過します。

 舗装路の多くは主要道路なので、いろいろなマンホー
ルが設けられていて、市町村のものは、その地域の特
徴を出したマンホールのふたが見られました。

 遍路道前半ではほとんど撮っていませんが、後半に撮
った幾つかのマンホールデザインを紹介します。

 高知県も後半、足摺岬には38番金剛福寺があります
が、岬の周辺は土佐清水市です。

 土佐清水市のマンホールはツバキ、足摺岬周辺には、
豊富なツバキの純林が見られました。


 愛媛県に入り、愛南町の次に宇和島市を通過します。
市の中心街を抜け、旧三間町には、かやぶき屋根の鐘
楼で知られる42番佛木寺があります。

 ご存じ宇和島は、闘牛の町。デザインはもちろん闘牛
です。市内には、闘牛大会のポスターが、あちこちに貼
ってありました。


 宇和島市の隣が西予市(せいよし)、最初に通過する
のが43番明石寺のある旧宇和町です。

 合併前の宇和町のマンホールには、明治15年新築
で西日本最古の疑似洋風学校建築である開明学校が
デザインされています。

 開明学校は国の重要文化財です。

 県庁所在地である松山市に合併した旧北条市のマン
ホールは、珍しい俳句入りです。

 このマンホールに読まれた「粟井坂」は、遍路の途中
で通過するところです。


 これも旧北条市の句入りマンホール。


 松山市を抜けると今治市に入ります。市内には54番
延命寺から59番國分寺まで、6つの霊場があります。

 マンホールのデザインは、瀬戸内海に浮かぶ村上水
軍の帆掛け船のようです。


 遍路道も終盤になり、高松市を過ぎると香川県の東部、
さぬき市に入ります。

 86番志度寺のある旧志度町の祭をあしらったデザイン
ですが、何という祭か分かりません。


 同じさぬき市で、87番長尾寺や88番大窪寺のある
旧長尾町が、かぐや姫のふるさととは知りませんでした。


 香川県の東端は東かがわ市。「旧白鳥町(しろとりちょ
う)のデザインは、その名のとおり白鳥(はくちょう)
でした。


 同じ東かがわ市の旧引田町(ひけたちょう)のマンホ
ールは梅があしらわれています。梅の産地なんでしょ
うか。遍路道ではあまり見ませんでしたが…。


 マンホールふたは、最近どこでも、産業、観光、郷土
の花や木や動物などをあしらったものが多くなりました。

 遍路とマンホールとは、何の関係もないと思われるか
もしれませんが、霊場や途中の風景などを楽しむだけで
なく、下にも目を落としてみると、思いがけない発見が
あるかもしれません。

 あなたのお住まいの地域はどんなデザインかご存じ
ですか。散歩の時など、ちょっと足元を見直してみると
意外なものかもしれません…。


 
コメント (3)
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