あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国霊場の山門(5)

2007-08-23 22:25:49 | 四国遍路あれこれ
 昨日の所沢市の最高気温は37.5℃、相変わらずの
厳しい暑さでした。

 でも、夜半から今日午前中にかけて前線が通過し、
今日は1日過ごしやすい日となりました。

 中断していた「四国霊場の山門」の最終回です。

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 香川県坂出市、標高380mの山上にある81番白峰寺
の入口は、ほかとは違い高麗(こうらい)門形式の塀を連
ねた七棟門(しちとうもん)と呼ばれ、享保3年(1718)の
再建です。


 気持ちよい稜線上の遍路道を進んで高松市内に戻り、
次の82番根香寺(ねごろじ)山門。やはり標高365m
の地にあり、豊富な緑に恵まれ、秋は紅葉のきれいな
寺院です。


 根香寺から東へ下って5km足らずで、別格19番香西
寺(こうざいじ)。境内には西側から入るので、東にある
この山門は参拝を終えた後の出口となります。


 高松市の市街地を東に抜けて、瀬戸内海に突き出た屋
島山上に上がり、84番屋島寺へは南側のこの山門をくぐ
って入ります。


 参拝を終えて次の八栗寺へ向かうには、東に抜けます。
屋島寺の東側の山門です。


 展望台から壇ノ浦を見下ろしてから急降下し、川を渡っ
て五剣山中腹に上がり、85番八栗寺(やぐりじ)山門を
くぐります。正面に、五剣山の切り立つ岩肌が見えます。


 八栗寺から南東に下り、志度湾に沿ってさぬき市(旧
志度町)に入ります。江戸時代の鬼才、平賀源内の生誕
地に近い86番志度寺の山門。

 この仁王門は、寛文10年(1670)に高松藩主松平
頼重が寄進したもので、中の金剛力士像は、運慶の作と
伝えられているとのことです。

 四国霊場88か所を歩き終え、結願(けちがん)を迎える、
88番大窪寺の西側、新しい大きな山門が迎えてくれます。


 参拝を終えて出るのが、本堂の南側に立つこの仁天文。

 門の南側、車道沿いには土産店が幾つか並び、乗用車
やバスなどで参拝に来たお遍路さんで賑わっています。

 大窪寺から1番霊山寺へ戻る道筋のひとつ、古くは高野
山へのお礼参りへの港だった、東かがわ市三本松の町並
みに近い、八十八か所総奥の院といわれる與田寺の山門。


 香川・徳島県境の大坂峠へ向かってさらに東へ向かう
道筋にある、番外霊場東海寺の山門です。

 東海寺は、源義経が、平家追討のために四国に上陸し
た際、最初に宿営したという寺です。

 大坂峠を越えて徳島県板東町に下り、3番金泉寺を経て、
鳴門市に入ります。金泉寺同様に朱塗り鮮やかな2番極楽
寺の山門が見えてきました。 

 境内には、樹齢1200年という長命杉が立っています。

 極楽寺を出れば、1番霊山寺までは1.4kmの道のり
です。
コメント
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