あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道の巨樹・大木(1)

2007-08-31 22:08:37 | 四国遍路あれこれ
 四国遍路あれこれシリーズ、次は八十八箇所の霊
場や遍路道沿いなどにあった、巨樹とか大木といわれ
るような見事な木々を紹介します。

 その大きさやスケールが理解していただけるかわか
りませんが、いずれも現地に行くと歴史を感じさせる
木々ばかりです。

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 2番極楽寺境内に立つ「長命杉」。樹齢は1200年と
いわれています。


 3番金泉寺と4番大日寺の間、板野町岡の宮の田上
神社にある「岡の宮の大クス」。

 根回り4.5m、高さは35mあり、徳島県天然記念物
です。


 5番地蔵寺境内の中心に立つ大クス、樹齢は800年
といわれています。

 この境内には水琴窟が2つあり、澄んだ音色を聞く
ことができます。

 11番藤井寺から12番焼山寺に向かって、最初の
遍路転がしと呼ばれる山道を進みます。途中の一本杉
庵と呼ぶ番外霊場に立つ「左右内(そうち)の一本杉」。

 周囲7.62m、枝張りは東西16.1m、南北14.8m、
高さ30mの巨木で、県天然記念物です。


 12番焼山寺は、標高700mにあり、境内には樹齢
300~400年という杉の大木が林立しています。


 焼山寺を下った番外霊場杖杉庵(じょうしんあん)は、
弘法大師と衛門三郎の像で知られていますが、境内の
大イチョウもなかなか見事なものです。


 14番常楽寺は、「流氷岩」と呼ぶ巨大な一枚岩の上
に建っていますが、本堂前にはこのイチイの大木が大
きく立ちはだかっています。


 16番観音寺を過ぎ、国府(こう)の町並みを抜けて
17番井戸寺に向かいます。

 国府の古い町並みの一角にある、大郷和神社境内の
大クスです。交差点際にあるので、境内を横切りました。


 徳島市の市街地を抜け、18番恩山寺そばまで進むと、
徳島県天然記念物のビランジュが立っています。

 幹の赤いのが特徴で、「バクチノキ」ともいわれ、葉か
らとれるバクチ水は、咳止めや鎮痛剤になるようです。

 19番立江寺を過ぎると、のどかな田園地帯。県道28
号沿いの東谷集落にある神社には、大きなクスノキが
枝を広げています。

 初回の遍路の時には、この木の下で昼食をしました。

 根元のりっぱなこと。県の天然記念物にしてもいいよう
に感じましたが、何の表示もありません。

 その先の櫛渕八幡宮境内にも、大クスがあります。


 同じ境内には、徳島県天然記念物「櫛縁のフウ」と呼
ばれるフウの大木もありました。



    (続く) 
コメント
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