あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

甥達との旅路 【最終回】

2009-01-22 21:40:11 | 
コルトの部品の件では皆様にご心配頂き誠に感謝しております。
周辺に問い合わせてくれた方もいた
励ましの言葉をかけてくれた方

「人」との繋がりと優しさを感じています。


さて、昨年の旅行記がまだ終わってなかったのですが
今回ついに最終回です。
(まだ0系が走っていた頃なんですな)

↓    ↓    ↓

0系新幹線の次は最新型のN700系で京都まで移動する。
各駅停車するこだま号と違い超特急のぞみ号は満席。
それに車内の雰囲気からして別世界。
随所に平成の匂いがします。

京都駅に着くと雨だった。

目指すは梅小路蒸気機関車館。

SLスチーム号になんとか載せてあげたいが定員制なのでチケットが買えるかが最後の不安でした。
が、雨の平日なので館内はガラガラ。

しかしその「雨の中でガラガラの蒸気機関車館」の雰囲気が素晴らしい。
普段なら余韻に浸っていたいが今日の私はお父さん。そんな余裕はありません。

鉄道記念日なので入館料は無料のうえにC62の記念切符までくれました。

スチーム号の切符売り場に急ぎ駆けつけるも待っているのは2,3人。
この日の牽引機関車はD51-200

現在、蒸気で走れるD51はこの200号と東日本の498(入院中)だけ。


甥っ子達は動くSLを見るのも初めて。



その為に由布院ではかつてSLホテルとして使われその後は公園に展示されていたD51を見せておいた。

各地の公園で錆び付き展示されている機関車は
こうやって走るものなんだ、という事を知って欲しかった。


スチーム号は500メートルの距離を一往復する。

客車ではなく貨車に屋根を付けたようなものに乗るのだがどうせなら脇に放置されている旧型客車を整備して乗りたいとか妄想してしまう(その旧客も解体が噂されている)
最新型のN700系のぞみからD51型蒸気機関車。
汽笛を控え目に鳴らし蒸気を吹き上げ走る昔の機関車は子供達の目にどう映っただろう。

帰りの新幹線まで時間は充分にあるので京都タワーに向かった。
ここで甥っ子がチケットを無くすというアクシデントが発生したが親切な係員のお姉さん達のお陰で無事に入れました。
京都タワーから見る夜景は素晴らしいの一言ですがその頃になると写真を撮影する気力も失せてしまった。
タワーを降りてから夕飯のマクドを探すも発見に至らず。
ロッテリアを何とか探し京都駅構内でお土産を買ったらもうヘロヘロ。

世の中のお父さんはみんなこんな思いをしているのか…

時間ギリギリで700系のぞみに乗る。

新横浜駅では父と義理の姉さん(甥っ子の母さん)が迎えに来る事になっている。
間もなく旅も終わる…
事故もなく無事に着けるようだ。

疲れて寝てしまうと思っていたが子供達は起きている。

「今、小田原を通過したよ」

そうかもう間もなく新横浜か

ついに終わってしまうんだな
わがままを言わず素直に従ってくれたな
本当に素直な子だ

おそらく私が一人で子供を連れて旅に出る事はもう二度とないだろう

新横浜駅のホーム降り三人で東京へ向かうのぞみ号を見送った。

見送ったらなんだか気持ちがスッキリした

 消え行く夜行列車と0系新幹線
 最新型N700型新幹線と過去の蒸気機関車

鉄道三昧の旅でした。

十何年後に甥っ子達は家族を持ち子供を連れて
鉄道博物館に行く事もあるだろう。

そこに展示されているEF66型電気機関車と
0系新幹線を見て
『ずっと昔、この電車で九州に行ったな』と
叔父さんの事と今回の旅を思い出してくれたら
何よりも嬉しい

新横浜駅の改札には父と甥っ子達のお母さんが待っていた。

下の子がスっと私の手を離れお母さんの元へ走る

そして「機関車交換」となった。

-終わり-
コメント (4)
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