『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 重い雲に覆われ、哭きだしたいような昏い日。

2014-07-10 16:03:07 | Weblog

  

                          
                     名前忘れました                                                  アイリス

   あなた

 想い出の一枚々を手にとり、ようやく処分する決意。

 昨日の雨の続きで窓も開けられないし! ましてや、虫干しできる日でもなし…

 出来る事はやっぱり写真の始末くらい。

 今の自分があることなんて…想像だにしない頃の写真…

 辛いな…処分するってことは、無くなってしまうこと…

 

 重い雲に覆われ哭きだしたいように昏い日。

 小糠雨のようです。

 庭石が濡れています。 

 

 友達から電話。

 彼女の声で何だか「ホッツ」として救われる…

 わたしは、「倖せ」。

 

 四国の写真「かずら橋」がでてきました。

 遠い四国に思いを馳せ、これは、まだ捨てられないって…これでまた元の木阿弥。

 平家の落人が隠れ住んだ祖谷渓谷は、剣山から流れ出る祖谷川が、深い山々をV字型に切り込んで流れ、断崖絶壁が続く。

 渓谷にかかるかずら橋は、落人が考案したといわれる吊り橋で、野生のシラクチカズラで作られており、

 長さ45m、幅2m、水面からの高さは14mもある。国の有形民俗文化財。

 あの頃の”わた”しが懐かしい