『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

約束したことは「泡沫の夢」だったよう…

2015-02-14 14:30:38 | Weblog

                           
                      この椿のように「ボンヤリ」した日です。

   あなた

 降るでもなく、降らぬでもなく、晴れるでもなく、ザラついた粒子の粗い冬の空。

 屋根の氷柱が一段と寒さを誘う…

 昨夜もまた眠れずに、夜の静寂のなか、怯えながら目を瞑りひたすら朝を待つ。

 どんなに小さな音でも逃さじと…ピクリとも動かず、只々ひたすらに朝を待ってる。

 朝刊の入る音。

 やがて、白々と朝の気配。

 こうした、繰り返し。

 そのころようやく睡魔がやってくる。

 ひとりは寂しいよ…

 今日は友達の声が聞けたから…よく眠れることとおもいます。

 あなた

 やっぱり、ひとりは…淋しい…

 約束したことは「泡沫の夢」だったよう…

 決して責めはしないけど…