この椿のように「ボンヤリ」した日です。
あなた
降るでもなく、降らぬでもなく、晴れるでもなく、ザラついた粒子の粗い冬の空。
屋根の氷柱が一段と寒さを誘う…
昨夜もまた眠れずに、夜の静寂のなか、怯えながら目を瞑りひたすら朝を待つ。
どんなに小さな音でも逃さじと…ピクリとも動かず、只々ひたすらに朝を待ってる。
朝刊の入る音。
やがて、白々と朝の気配。
こうした、繰り返し。
そのころようやく睡魔がやってくる。
ひとりは寂しいよ…
今日は友達の声が聞けたから…よく眠れることとおもいます。
あなた
やっぱり、ひとりは…淋しい…
約束したことは「泡沫の夢」だったよう…
決して責めはしないけど…