『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

寄りそうように並んでひっそりと咲く2本の花穂「二人静」ただ、ヒッソリと…

2015-06-13 13:31:55 | Weblog

                        
                                     2015-5-31- 二人静 ヒッソリと ただひっそりと…

    あなた

 陽は射さず、ぼんやりと曇っている。

 「二人静」です。

 花言葉「いつまでも一緒に」

 寄りそうように並んでひっそりと咲く2本の花穂。 

 『能曲の二人静は、吉野山の勝手神社の神官が若菜を摘みに行かせた

 摘女(なつめ)に、静御前の霊が憑いて、菜摘女が舞い始めると、

 静御前の霊が現れ、影のように寄り添って舞い、義経の吉野落ちの様子や

 鎌倉での出来事を物語って、神官に弔いを頼んで消えていくというお話の

 ようです。』

 例年「二人静」が咲くと、この話を思い出し遣り切れなく思うよ。

 ヒッソリと咲き「義経」への思いの丈は一入だったのでしょう… 

 ただ一筋に…

 だからこそ、今でも読み継がれて共感されるのでしょう 

 あなた

 寒さは堪えるよ…

 やっぱり、齢のせいかな?