『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 今日は昏く時折り小ぬか雨が、まるで忍び泣きしてる様に…。

2015-06-23 14:18:14 | Weblog

            
                    2015-6-21- フウロ草が優しく咲きだしました 

   あなた

 思いがけない事って、起こるものです。

 また、お一人其方へ逝ってしまいました。

 今日は昏く時折り小ぬか雨が、まるで忍び泣きしてる様に…。

 そう、わたしは判る。

 一人の淋しさを…

 悲しかった。

 自分が自分でいることすら、よく、判らなかった…

 夜が明けて一日の始まり…何が何だか判らないまま、長~い一日の

 帷が降りて…たった一人の淋しい夜。

 この繰り返しを只々流されるがまま、枕を濡らし幾夜過ごした事でしょう…

 四年過ぎた今…

 一人の人が居なくなった時、再び還ることは絶対にないのだからって

 何度も何度も、頭に叩き籠めるのですが…中々認めたくなく。

 でも、やっぱりひとり。

 自分が、結界を超えない限り…駄目なんです。

 彼女も悲しい思いで、泣き明かしたことでしょうけど…

 「刻(とき」)」がきっと救ってくれます。

 「ガンバッテ」…