『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 わたしの、右側にあなたがいたら、もっといいのに!…

2015-06-19 13:47:26 | Weblog

                           
                          2015-6-17- 沖縄の「タチヒン」に浅葱を挿してみました。可愛いです。

   あなた

 今日の庭は殊の外綺麗に感じる。

 珍しく病院も早く終わり、庭を眺めながらの一服のお茶。

 身体は悲鳴をあげているが、何故か?を判っているから慌てない。

 あなた

 これをず~っと、やってたのね…

 その、幾らかなりをようやく、わかり…

 やっぱり好きでなかったら出来ないと言う事もしみじみと、身をもって

 判ったよ。

 初夏の天気。

 いいなぁ。

 わたしの、右側にあなたがいたら、もっといいのに!…

 まだまだ、片付けなけりゃ…ならないこと…いっぱい…

 でも今日は疲れたよ。

 

 『ひかれあうことと結ばれあうことは違う二人に降る天気あめ』

 『あいという言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし』
        俵真智さん 「風の手のひら」より

 疲れた身体の午後少し横になるかな。

     

 

 

 

 

 


 風に乗って、わたしも其方へちょっと覗きに行くこと出来たら!倖せかも…

2015-06-18 11:56:01 | Weblog

                                       

                                        

    
              2015-6-17- 突き抜け忍冬 オレンジ色の可愛い花が庭に彩りを添えて… 

    あなた

 突き抜け忍冬の、花言葉=愛の絆・献身的な愛だそうです。

 暑さ寒さにも耐えて咲く花。

 ううん~なるほど…

 綺麗になった庭を眺めながらの一服のお茶。

 「美味しい…」

 身体は痛い…でも充実感があって。

 昨日より強い風。

 肌に心地よい。

 午後裏が日陰になるので、すこ~し草むしりするね。

 身体が痛いけど頑張るね。

 あなたに手伝ってもらえたら…嬉しいんだけど…

 風に乗って、わたしも其方へちょっと覗きに行くこと出来たら!

 倖せかも…

 それには、まだしなければならない事、いっぱい…あるもね。

 

 『なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き』

  『「もし」という言葉のうつろ人生はあなたに一度わたしに一度』
           俵真智さん、「風の手のひらより」

 やっぱり、真智さんいいなぁ…優しいから…

 

 

 

 

 

 


カーテンが揺れ…優しい風がわたしの傍をすり抜ける。

2015-06-17 13:31:47 | Weblog

            
               2015-6-17- 開きかけた白芍薬                 

    あなた

 庭が綺麗になったでしょう…

 花友達が庭木を剪定してくれました。

 スッキリした庭木。

 ただ、感謝してます。

 

 今日も暑いので窓を全開。

 カーテンが揺れ…優しい風がわたしの傍をすり抜ける。

 身体中のアチコチがギシギシと半ば泣いている。

 彼女は?と言えば平気だって。

 相変わらず、ここにまで響くような大きな声で九十歳のおじいしゃまと 

 話をしてる。

 本当に同じ齢とは思えない。

 そして、わたしが元気になって…良かったねって…

 優しい彼女。

 元気は「あなたから貰っている」のです。

 

 『かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは 

     みそぎぞなつの しるしなりける』  従二位家隆

 『いまはただ おもひたえなむ とばかりを 

     ひとづてならで いふよしもがな』  左京大夫道雅  

 

 昨日より風があって家の中にいる限りは、むしろ涼しい。

 

  

 


 

 

 

    

     

 

 

 

 

 


 水無月の綺麗な空と、真智さんの和歌(うた)これだけで充分…

2015-06-16 16:30:05 | Weblog

     あなた

 お向かいの、おじいちゃまが植えて下さった「アヤメ」です。 

 可愛く咲いてます。

 

 急に暑くなって、身体が、ついて行けません。

 今日は、あなたの花友達が「錦木」と「マユミ」を剪定してくれました。

 すっきりと、綺麗になりました。

 感謝です。

 

 昨夜友達が電話をくれる。

 「変な夢見たけど元気?」ですって…

 やだなぁ…

 それが生きられるんです。

 

 『思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花』

 『愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人』
                     俵真智さんです。

 水無月の綺麗な空と、真智さんの和歌。

 今日も一日感謝です。

 

 

 

 

 

             


生きてるって、思いがけない事が起こるものです。

2015-06-15 16:08:05 | Weblog

                     
                                      2015-6-2- アッツザクラ  ことしは元気がない                          
                          
       ようやくこれだけ出てきた「高山撫子」

 

   あなた

 生きてるって、思いがけない事が起こるものです。

 

 今日はカンカン照りじゃないけど…風もなく初夏の匂いがする日です。

 晩春でなく、やっぱり初夏。

 

 とにかく、疲れました。

 

 しみじみと、噛みしめています。

 

 レースカーテンがすこ~し揺れている。

 

 友達が言っていました。

 着物をみ~んな処分したって…

 わたしは、じぶんの身体を持て余しています。

 

 『夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

 また、ただ一つ二つなど、ほかにうち光て行くもをかし

 雨など降るもをかし。』

 
 夏は夜が良い。月が出ている夜はもちろんのこと、(月が出ていない)

 闇夜もまた、蛍が多く飛び交っている様子も良い。

 また(たくさんではなくて)、蛍の一匹や二匹が、

 かすかに光って飛んでいるのも良い。雨が降るのもおもむきがあって良い。

  「清少納言」の夏の夜から…  

 すごく、暑い日になりました。 

 

 

 


あなた、また明日ね…

2015-06-14 20:38:48 | Weblog

                             
              2015-6-10 久しぶりの「タヌ」くん イケメンと思っている様です。

    あなた

 何処か哀愁がただよってる「タヌ」くん。

 淋しいよね…きみを相手にする人はもういない。

 

 所々に青空が見えるのに、お陽さまは雲のなか。

 水無月ももう半ば、再び戻って来ないのに、何故か急ぎ足で…過ぎて行く。

 今日は、色々あって…

 じゃまた明日…

 

 

 

 

 

 

     

 


寄りそうように並んでひっそりと咲く2本の花穂「二人静」ただ、ヒッソリと…

2015-06-13 13:31:55 | Weblog

                        
                                     2015-5-31- 二人静 ヒッソリと ただひっそりと…

    あなた

 陽は射さず、ぼんやりと曇っている。

 「二人静」です。

 花言葉「いつまでも一緒に」

 寄りそうように並んでひっそりと咲く2本の花穂。 

 『能曲の二人静は、吉野山の勝手神社の神官が若菜を摘みに行かせた

 摘女(なつめ)に、静御前の霊が憑いて、菜摘女が舞い始めると、

 静御前の霊が現れ、影のように寄り添って舞い、義経の吉野落ちの様子や

 鎌倉での出来事を物語って、神官に弔いを頼んで消えていくというお話の

 ようです。』

 例年「二人静」が咲くと、この話を思い出し遣り切れなく思うよ。

 ヒッソリと咲き「義経」への思いの丈は一入だったのでしょう… 

 ただ一筋に…

 だからこそ、今でも読み継がれて共感されるのでしょう 

 あなた

 寒さは堪えるよ…

 やっぱり、齢のせいかな?

 

 

 


この小さな花畑の草毟りがすむころは!秋の落ち葉が舞い散っていることでしょう…

2015-06-12 18:14:06 | Weblog

               
                           2015-6-18-11- アッツザクラ   元気がない どうしちゃったのかな?
                   
                     2015-6-11-  矮性ナデシコ  
ようやく顔をだしました。可愛いでしょう…

    あなた

 風も強いけどお陽さんも出てる。

 爽やかな日です。

 午前中花畑の草毟り一時間くらいで、息苦しくなったので終わり。

 駄目だなぁ…弱いなぁ…

 この小さな花畑の草毟りが済む頃には落ち葉が舞い散って…

 いる頃になると思います…

 あなた

 ちょっと来て手伝ってって本気で思うよ。

 待っていた「春」も初夏へと移ろいできます。

 

 午後知り合いが来て「じいちゃん先に行ってしまった。」って泣いていた。

 わたしも、そう思って泣いた時期もあったけど…

 忘れ様としても、忘れることなど…絶対に出来ない…

 でも、刻が一人でいられるように、慣れさせてくれる。

 幾つだから良いという訳じゃないけど…

 一人の暮らしに慣れるしか…ないよ…

 「淋しくなったら、またいらしてよ」って慰めたけど…

 わたしだって、「泣きたいよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日も晴れにはならない「花曇り」で何処か哀愁を佩びています。

2015-06-11 13:05:37 | Weblog

                             
                                一番先に咲いた-芍薬 2015-6-10- 華やかです。

    あなた

 「芍薬」は華やかですね。

 これは八重咲き。

 もう少しで、一重の芍薬が咲き出します。

 一重は控えめで、ヒッソリと咲き、気づかないうちに散ってしまう…

 「ボタン」も大きな蕾をつけてます。

 我が家の「ボタン」はよそ様よりず~っと遅く咲くので忘れられがち。

 いくらかなりとも、自分で手をかけると、あなたの言っていたことが

 な~んとなく、ボンヤリと判る様になりました。

 よく言う「習うより慣れろ…」と言うのがヒシヒシと我が身に沁みます。

 

 今日も「晴れ」にはならない、「花曇り」で何処か哀愁を佩びています。

 黒い雲が早足で去ったな!と思いきや、次には薄雲が広がって…

 あまり初夏らしい日にはならない…

 あなた

 それでも、ドンドン刻は過ぎ行き、残りの日数(ひかず)は後どの位かな?

 

 『桜色の花のたもとをたちかへてふたたび春のなごりをぞ思ふ』
                 藤原忠良   号:鳴滝大納言 

 《行く春の名残りを偲び、衣替えによって再び惜春の思いに耽る。》との事 

 

 あなた

 雲を押し退けてお陽さんが出てきたよ…  

 

 

 

 

 

 

 

      


時として、サッサと一人旅立ったあなたが、「にくい」とも思ったけど…

2015-06-10 12:46:15 | Weblog

          あなた

 今日も愚図ついてハッキリしない天気。

 そんな天気にも、めげず「都忘れ」は可愛い花を咲かせています。

 わたしも、そろそろシャンとしなければ…

 と気持ちはそう思っても重い身体が付いてこない。

 ”やだな”

 友達が気遣って顔を見せてくれる。

 やっぱり嬉しいよ。

 ご近所のかた、「元気ですか」って声をかけてくれて…

 それも、とっても嬉しい。

 ”わたしって、倖せ者なんだって…”

 あらためて、思ったよ。

 時として、サッサと一人旅立ったあなたが、「にくい」とも思ったけど…

 世の中そんなに都合よくはいかないね。

 芍薬が一輪咲いたよ!

 あなたの所へ活けてあるけど見える?

 花は、時がくればちゃ~んと咲いてくれる。

 一番先に咲いた一輪…

 いろんな、思いが詰って…

 思わず胸の奥が”キュウ~ンて”……

 明るい天気にな~って…お願い。