『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 可憐に咲いていた「コスモス」も役目を終え静かに散っていこうとしてます。

2016-08-20 09:49:15 | Weblog

                     
                            2016-815-「コスモス」  

   あなた 

 可憐に咲いていた「コスモス」も役目を終え静かに散っていこうとしてます。

 わたしのいない間も、お客様を優しく迎えてくれたことでしょう。

 昨日も今日も、窓を開けられず湿った空気が漂っています。

 

 あなた

 心の中が壊れてしまいそう…

 何か大きな棘が、突き刺さっている感じ…

 「痛いよ~くるしいよ~」って叫んでも、何も変わることはない。

 日付の変わる真夜中、ただし~んと静まり返って…

 「カチカチ」という時計の音だけが妙に耳障り…

 こんな筈ではなかった、まだまだ今頃はあなたとの生活を楽しんでいた筈。

 

 寝不足と疲れでゴッチャになった頭…

 それでも答えを探す様に…

 あぁとか?こうとか?眠れぬままに考えている「わたし」。

 

 誰を、恨む訳ではないけど…

 殺伐とした、わたしの「こころ」

 自分が今やるべきことは何?

 それを、を実行しようとしても…。

 感情というものがあり、それは、天気と 同じで…。

 晴れても曇っても…

 わたしの、思う答えにはならない…

 

 今日も鬱陶しい天気…

 傷口がズキズキ痛む…

 あるが儘、なすが儘…

 「生」ある限り生きます。

  


森の妖精と言われる可憐で可愛らしい花「レンゲショウマ」…

2016-08-18 12:41:10 | Weblog

                        
                              2016-8-16-「レンゲショウマ」

   あなた

 「レンゲショウマ」が元気なく、去年植え替えをしましたが、やっぱり、元気がない。

 「レンゲショウマ」は日本固有の1属1種の植物です。

 なんといっても可愛らしい花。

 下向きに咲くその姿は、森の中に小さな妖精があらわれたように、とても可憐な花。

 一目見たら、とりこになってしまう人も多いと言われるくらい可愛らしい花、そして印象的な

 花です。

 あなたが、大事に育てていましたが、わたしには無理の様です。

 一属一種といえば「白根葵」もそうです。

 大事な花は消えていきます 。

 どうしてかな?…

 

 台風一過。

 朝からジリジリと暑い。

 日蔭は爽やかな風で心地よい。

 

 この暑いのに「スズメのチュンコ」が煩い。

 暑さを凌ごうと裏へ行ったのが、お気に召さなかったった様です。

 生垣には触っていないのに…

 自分たちの住み家と、とんでもない、勘違いをしてるようです。

 せめて、暑いときはくらい、静かにしてほしいなぁ…

 

 また雨になるのかな?

 陽が少し翳ってきました。

 

 「チュンコ」ようやく静かになりました。

 


 まだ、やり残していることが、いっぱいあって…

2016-08-17 09:58:59 | Weblog

                    
                           2016-8-15-「シオデ」

   あなた

 山菜の王様「シオデ」どう見てもただの雑草。

 それも大きくなりすぎて、まるで「お化け」

 葉先の柔らかいところを採って、オヒタシ。

 まぁまぁ、それなりの味。

 

 今日は雨降り

 夜中はすごい音がしてたけど、いまはただ、大粒の雨。

 窓にべったりと張り付いている。

 

 曇っている空、泣きたいのを堪えてるみたい。

 こんな日は、身体中悲鳴をあげている。

 

 まだ、やり残していることが、いっぱいあって…

 どうしよう…

 

 短い間だったけど、あなたが、いると思うと、

 眠ることも出来る「不思議」

 

 お参りしてくださる方、若いのにありがとうね…

 どんなにしてもらっても、「あなたは、いない」

 

 何だか、切ない日。


また、「逢えると!いいね…」

2016-08-16 12:28:35 | Weblog

                                                                      「お地蔵さん」

    あなた

 今日は16日お盆も終わりました。

 また、遠い国へ帰るのですね。

 

 優しいお顔のお地蔵さんにお願いしました。

 「どうぞ護ってね…」って。

 心洗われるような「優しいお顔」

 

 余り良い天気ではありません。

 雨が降るとのこと。

 風が涼しい。

 朝はお陽様出てたけど…

 翳ってきて、雨が零れそう…

 

 わたしは?と言うと…

 ただ痛い…さすがのわたし!…

 まいっています…

 

 再び廻りくるお盆は?

 どうなっているでしょうね…

  

 きっと、皆さんお別れ惜しんでの

 「涙雨」なのでしょう…

 また、「逢えると!いいね…」

 

 

 

 

   

                      


お陽さんが出ているのに雨が降ってる。「狐の嫁入り…」

2016-08-15 14:18:55 | Weblog

         
                2016-8-15-「野菊」

                                                                   2016-8-15-「野菊」

    あなた

 「野菊」が咲いてきました。

 可愛らしい花です。

 花言葉=「 無常の美、忘れられない思い ...」

 

 お陽さんが出ているのに雨が降って来る。

 天気雨…

 「狐の嫁入り」

 そんな雨です。

 

 昔、ある村で、長くに渡り雨が降らず、
 田畑が干上がり、農作物が育ちませんでした。

 

 困った村人たちは、神に生け贄をさしだし、
 雨乞いをすることを、計画します。

 

 何を生け贄にする? 「狐にしよう」
 どうやって捕まえる?「騙してやろう」

 

 人間に化けるのが得意な、女狐がいました。

 

 村一番、男前の若者が、狐に近づき、
 自分の結婚を持ちかけます。

 

 嫁入りに来たら、殺して、
 生け贄にするという計画。

 

 交流をしているうちに、
 二人は、心を通わせるようになりました。

 

 そして狐は、若者の、本当の目的に気が付く。

 

 それでも、狐は嫁入りを決意します。
 若者のため、村のために生け贄となり、

 

 狐の流した涙が、大粒の雨となって、
 村中に降り注いだのです…。

 

 悲しい伝説です。
 残った若者の気持ちも、とても切ないです…。

 

  お盆と言うのに哀しいお話しに出合いました。

 

          

                                      
 


風に逆らうことなく、庭の花々も風鈴も揺られるが如く花の枝は地につきそう。

2016-08-14 11:06:00 | Weblog

                      
                                   2016-8-10-「カーネション」  

     あなた   

 母の日に頂いた「カーネション」。

 友達が、地植えにしてくれました。

 鉢とは違い仲間がたくさんいるので喜んでいる様に見えます。     

 今日も風は強い。

 真夏の天気も残り少なく、吹く風も秋を忍ばせる。

 

  風に逆らうことなく、庭の花々も風鈴も揺られるが如く花の枝は地につきそう。

 風鈴は、喚く様にけたたましい…

 

 『行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

 よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 世の中にある人とすみかと、 またかくの如し。

 玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人 の

 すまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、

 昔ありし家はまれなり。 ...』

 この序文から始まる「鴨長明の方丈記」

 繰り返し読んでも飽きがこない。

 平安時代末期から、鎌倉時代初期にかけて、世の中が激しく乱れた時代の様です。

 だから「平家物語」とも重なり、沁み々と心に残る。

 

 お盆の入り。

 「あなた、今夜は何が食べたい?」

 お買い物に連れて行ってもらいます。


「スズメのチュンコ」が矢鱈と煩く何かを訴えている様に…

2016-08-13 09:58:34 | Weblog

                          
               2016-8-11-「ゼラニュウム」 

    あなた

 一番先に小さな枝を根付けた「ゼラニュウム」逞しくなりました。

 オレンジ色が可愛い。

 

 この、2・3日スズメの「チュンコ」が矢鱈と、けたたましく何かを訴える様な、いや

 けん制するように、騒ぎたてている。

 巣作りでもしたのでしょうか…

 どうせ、この生垣は自分たちの居場所と決め込んでいる癖に…

 今日の様に涼しい風に癒されているときは、まだ許されるけど…

 あの風もなく、蒸し蒸しする日はさすがに煩くイライラしてしまう。

 今日も「露草」の写真を撮ろうと裏へ行った所、それはそれは、煩く写真どころではない。

 余りの騒ぎに慌てて家に入ったら、それでも尚暫らくは、喚きたてる。

 そう、ようやく静かになりました。

 「もう、餌はや~らない…」 

 あなた

 スズメって可愛くないね…

 

 秋風の様に爽やかな風です。

 昨日の点滴が効いている様です。

 あの痛さが少しだけ楽になりました。

 

 《『あい』という言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし》 

 《「もし」という言葉のうつろ人生はあなたに一度わたしに一度》

  俵真智さん    (風の手のひら) より~~                    


 爽やかな風がカーテンを天井に届けとばかりに翻しているよ…

2016-08-12 15:15:20 | Weblog

                 
                         2016-8-11-「ゼラニュウム」

   あなた

 「ゼラニュウム」は、もう駄目と半ば諦め外へ置いて、工事のため、某所へいきました。

 帰ってみたら、花友達が地植えにしてくれてました。

 あの、か弱かった花がご覧の様に逞しく育っていました。

  嬉しかった…  

 やっぱり家の中だけでは、花も強くなれないようです。

 お陽様で耀き雨風に叩かれ、それで「モヤシッコ 」にならず大きく育っています。

 花言葉=「尊敬」「信頼」「真の友情」「愚かさ」など。

 

 予約してあった筈の病院ですが、リハビリと点滴で終わったのが一時半…

 辛かったです。

 こんな事が何時まで続くの?と自分が恨めしい…

 あなた

 負けない…

 頑張る…

 爽やかな風がカーテンを天井に届けとばかりに翻しているよ…

 

 『ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる』

                              五徳大寺左大臣

  
        

                          


 湿度がないので、暑くても、身体にそんなに負担はかからない、ただ、思うように…

2016-08-11 15:03:20 | Weblog

                      
                                2016-8-11-「ゲンノショウコ」

   あなた

 今日も素晴らしい「真夏」の天気。

 「ゲンノショウコ」がヒッソリと咲いてます。

 白くて小さくて、「よくもまぁ、こんなに可愛く咲けるもの…」と、

 野草の逞しさに、また一つ 感心してしまう。

  花言葉=「心の強さ」など…

 フウロ草の仲間で、昔はよく乾燥して「整腸剤」として使われたそうです

 

 僅かに風が出てきた様です。

 「風鈴」が可愛い音色で「チリンチリン」って。

 

 真夏の昼下がり。

 湿度がないので、暑くても、身体にそんなに負担はかからない、ただ、思うように…

 身体が動けないので、それが辛く「業」だな~って。

 

 この暑さの中、庭で虫の音が… 

 風鈴に誘われたのか…

 あなた

 この、「カラッ」とした天気も夕方になると、風が冷たく…

 一入隣りの「秋」の存在が気になります。

 

 『なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き』

    俵真智さん   (サラダ記念日)より

 『母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」から「川」へめぐるやさしさ』よ

    俵真智さん   (風の手のひら)より

 何時読んでも優しい「真智」さん。

 

 暑さを凌ぎながら、今日の日もお終いに近づいて来ました。


しっかり前を見て顔をシャンとあげ、一歩ずつあなたの方に向かって歩いていきます。

2016-08-10 09:30:27 | Weblog

                  
                         2016-8-8-「ガンコーラン」

   あなた

 「ガンコーラン」も終わりの様です。

 花の色が褪せてしまい「ガンコーラン」本来の色ではないです。

 もともとは「高山植物」なので、ここでは無理があるのでしょう…か。

 花言葉=「無邪気」

 可愛い花です。

 

 あなた

 其方へ逝って五年が過ぎました。

 あなたが、居なくなった当時な~んにも考えられず、じぶんが生きていることが不思議…

 「これでいいの」って問いかけたこともあった…

 出会いがあって、別れがあるって頭では判っている様に思ったけど…

 現実目の前にしたら…ただオロオロして、なにも考えることが出来ない。

 別れってやっぱり、哀しいね。

 五年の間、わたしも随分いろんなことに苛め(さいなめ)られました。

 でも、「命」を与えられたのだから、「もう、いいよ」って言われるまで、生きようと思います。

 五年が過ぎ、わたしは勁くなりました。

 しっかり前を見て顔をシャンとあげ、一歩ずつあなたの方に向かって歩いていきます。

 遠い道程(みちのり)です。

 わたしの周りのみなさんはそ~っと手をかしてくださいます。

 もうすぐお盆。

 あなたの帰りを待ってます。