『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 「幸福を運ぶ花」という花言葉もあるようですが、この花 の本名は判りません。

2016-08-08 14:24:48 | Weblog

                 
                                      2016-8-7-「ヨツバクローバー」

    あなた

 「ヨツバクローバー」が淡いピンクの花をつけ優しく咲いてます。

 ヒッソリと目立たず、咲いている姿が、可憐らしい(いじらしい)。

 幸福を運ぶ花という花言葉もあるようですが、この花 の本名は判りません。

 友達が「倖せのお福分け」って、持ってきてくれました。

 その友達はもう「いません」結界を越え、三途の川を渡ってしまいました。

 彼女の花畑を覗いてみました。

 見事に一本もありません。

 すごく、淋しかった。

 

 再びパソコンに向かうこと、出来るかな?って塞ぎこんだ時もあった…

 ポツポツとしか打てない、でも、いいの… 

 ひとりで、楽しめれば!って思ってます。

 

 今日の風は一段と強い。

 雨でも持っていそうな、湿気を含んだ風。

 カーテンが飛んで行ききそうな勢いで舞っています。

 

 『あしびきの やまどりのをの しだりをの 

         ながながしよを ひとりかもねむ』   (柿本人麻呂)


 爽やかな風が強く、「風鈴の音色」が生き生きとして可愛らしい…。

2016-08-07 11:01:32 | Weblog

  
                                   2016-8-6-  「ツバメオモト」

    あなた

 わたしの、いない間に花が咲き、「瑠璃色」に輝く実を付けましたが、あまり元気がなく

 例年より実の色が輝いていません。

 でも、よく実をつけてくれたと…うれしいです。

 花言葉=「 和解」「一致」「怠りない心」

 あなたが、大事に養っていたけど、わたしでは駄目な様です。

 今年は「白根葵」がだめになり、とうとう、咲くことなしの状態でした。

 花も人を選ぶようで、わたしの言うことはあまり、聞いてくれない。

 淋しいものです。

 

 暦の上では「立秋」

 風の音色にも、そこはかとなく「秋」を忍ばせる。     

 爽やかな風が強く、「風鈴の音色」が生き生きとして可愛らしい。

 風が「いのち」の風鈴。

 風との共存、僅か二月くらいの短い間だけ…の楽しみ…

 わたしは、優しい「風鈴」の音色が好きです。

 

 七夕祭りです。

 『天の川 浮津の波音 騒くなり 我が待つ君し 舟出すらしも』

  (訳しますと、 天の川の天に浮かぶ桟橋の波音が聞えてくるよ。

  私が待つあの方が舟を漕ぎ出したん だね、という様な歌だそうです)

 万葉集より 「山上憶良」が七夕の夜空を見上げ詠んだと言われる。

 今も昔も夢は変わりません。

 ”笹の葉サラサラ~~”って歌いながら短冊をつるしたものです…

 きょうは良い天気。

 牽牛と織姫さんは、逢うことができるね…

 わたしも、嬉しい…

 

 

 

 


今年の、一年は七十日ほど欠けているので、過ぎゆく日々の速さに、ただ茫然自失…

2016-08-06 14:03:32 | Weblog

                        
                                   2016-8-1-「コスモス」

   あなた

 「コスモス」が風に 身を預けユラユラ揺れながら、楚々と咲いてます。

 可愛いです。

 《コスモスの名前は、「kosmos(美しい)」というギリシャ語に由来しているそうです。

 花びらが整然と並ぶ美しい姿をたたえて名づけられたといわれています。この学名から、

 コスモスの花言葉は、「乙女の真心」や「優美」など、女性らしいものが並びます。

 コスモスは、アメリカ大陸を発見したコロンブスがメキシコからスペインに持ち帰ったところから

 はじまりました。スペイン(マドリード)に持ち帰られた後、植物園の園長によって

 「コスモス」と名づけられ、日本には明治時代に広まったといわれています》。

 コスモスの様に、頑なにならず根を張って後は頼りなげに風に身を預け乍ら生きたほうが、

 倖せなのかもしれない。

  

 ナオたちが来ました。

 「お墓の掃除に行こう」って…

 「私いったって、何も出来ない…」ナオは「ただ見てればいいよ」って…

 昔と変わらず優しい。

 天気も良く土曜日とあって、沢山の人たちがお掃除に来ていた。

 やがてここがわたしが棲む「終の家」とでも言うのでしょうか…

 草を毟り、墓石を丁寧に洗っているナオの姿を見てると、あなたを彷彿とさせる。

 

 今年の、一年は七十日ほど欠けているので、過ぎゆく日々の速さに、ただ茫然自失…

 その分早く一緒に棲めるね…

 

 あなた

 身体の中を大工事すると、思うようには動けない。

 情けないなぁ…って思うよ。

 一歩また一歩とひたすら歩くことに懸命「頑張ります…」

 あんなに良くしてくれたリコに申し訳ないからね…

 

 愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに

 ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底(みなそこ)の石

   二首とも 俵真智さん  (サラダ記念日」より)

 

 自然の風しか通らないけど…すごく涼しいよ…


 身体が思うように動かないから、また「本」とのお付き合い。

2016-08-05 16:47:13 | Weblog

                                
                                       2016-8-1-「花魁草」

    あなた

 今日もお暑うございました。

 「花魁草」の咲くころになりました。

 この花が咲くとお盆になり、やがて朝晩は”さむい”って感じになって…

 そしてまたひとつ…、季節が廻ってきます。

 花言葉=「合意」「強調」

 正式名は「フロックス」と言うそうですが、長年呼び慣れた名前は、そう簡単には

 変えられそうにありません。

 

 予約なしの病院!帰って来たのはPM1;30分  … 

 疲れました。

 

 それでも今日は、蒸し暑さがなく、風が心地よい…

 

 あなた

 庭に水を撒きたいけど、この動作も無理の様です…が、やってみようかな?。

 再び来ない今日の日、後悔しないよう…大事に使うね。

 

 夏 =「 夏は夜 月の頃はさらなり 闇もなほ 蛍の多く飛びちがひたる

 まただだひとつ ふたつなど 仄かに光りてゆくもおかし 雨など降るもおかし 」

 清少納言の、「夏」

 何時読んでも楽しい…

 身体が思うように動かないから、また本とのお付き合い。

   

 

 

            


暑いといっても、「秋」が隣りで足踏みして…そう、庭の草叢で虫の音が…

2016-08-04 13:51:23 | Weblog

                                 
                                                    2016-8-1-「ツボサンゴ」

   あなた

 可愛い「ツボサンゴ」も暑さでグッタリです。

 花言葉=「恋心」「繊細な想い」など。

 茎が細くヒョロリと背が高く、風に身を任せて、逆らわない。

 

 暑さのせいでしょう…わたしは、身体が重い。

 切った所が痛い…

 さすが元気者の「わたし」でも、何もできない。

 生きていることに感謝はしても、この辛さには悩まされ…

 「お願いどうかして…」って…

 

 窓を全開にしても、風はチラッとも動かない。

 この暑さのさなか、庭の草叢から虫の音が…

 「キリギリス」と思います。

 暑い暑いといっても秋が隣で足踏みして…

 思い出した様に…「チリンチリン」って風鈴が…

 やっぱり涼し気で良い音色です。

 

 『思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ』

                  俵真智さん  (サラダ記念日)       

 『なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き

                  俵真智さん   (サラダ記念日)

   

 


 葉月にはいり、暑い毎日が続きます。

2016-08-03 15:05:30 | Weblog

                              
                                       2016-8-1-「ヒオウギズイセン」

   あなた

 葉月にはいり、暑い毎日が続きます。

 昨日は「あなた」が旅立った「月命日」。

 早いもので、5年と2か月…

 この間には本当に色んな事が次々とやって来ました。

 「もう厭」って言うくらい、押し寄せて…

 でも、わたしは、良い人たちと巡り会うことが出来「倖せ」と思います。

 

 「ヒオウギズイセン」鮮やかなオレンジ色が可愛い…。

 花言葉=「楽しい想い出」「豊かな心」

 今庭には花が咲いてません、こんなとき鮮やかな「ヒオウギズイセン」でどれだけ心癒される

 ことでしょう…

 

 淋しくないと!言ったら嘘になります。

 どんなに呼んでも来てはくれない。

 まだまだ、約束したことが「いっぱい…いっぱい」あったのに…

 「黄泉の国」までは到底追いかけてはいけない。

 

 足が重い。

 腫れ上がって、象さんのあしのようです。

 自分の力だけで、動けないと言うことは「辛い」。

 

 あなた

 今日もあなたの写真の前で「ブツブツ独り言」。

 リコがほぼ毎日顔を見せてくれる。

 だから、本当に救われる。

 もしかしたら、わたしよりず~っと大人!なのかもしれない。

 

 『手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛』 

                     俵真智(サラダ記念日)より…  

 『かすみ草にいたるやさしさ花束のできあがりゆくさまを見ており』 

                     俵真智(風のてのひら)より…  

 何時読んでも「俵真智さん」ってすごい。

 こんなに、暑い日でも、サラリと読めて爽やか。

 

 あなた、暑い一日でした。

 涼風は吹いてこないけど…やがて、今日の日も暮れていくのでしょう…

 風鈴の音がすずやか…