『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 弱いながら仄々とした陽が柔らかく照らし、風もなく穏やかな秋の日の午後。

2016-10-19 13:18:13 | Weblog

                         
                                       2016-10-17-「秋の庭」

   あなた

 「松」の周りに色々の花々

 「ダルマギク」「ホトトギス」「べに紫檀」等々

 茶色の葉っぱは、もう終わった花

 

 弱いながら仄々とした陽が柔らかく照らし

 風もなく、穏やかな秋の日の午後。

 

 もう、殆ど終わった花畑なのに「見せてほしい」って

 仰るかた

 

 「春になったら、改めて見せて下さい」って

 まるで、宝物にであうような…

 よほど、お花が好きな方

 

 廻りくる季節まで元気で頑張ろうか~~…

 

 あなた

 草毟り

 どうしよう…

 まだまだ、できないし~

 考える事に

 「疲れてしまった」よ… 

 

 わたしの気持ちとは裏腹に

 そとは

 ”あったか~い” 

 

 


背丈の低い草花は役目を終えたと… 静かに消え、再びの日に備え土の中で英気を養っています。

2016-10-18 12:35:41 | Weblog

                     
                                  2016-10-17-「秋の庭」

   あなた

 背丈の低い草花は役目を終えたと…

 静かに消え、再びの日に備え土の中で英気を養っています。

 寂しい庭です

 「ダルマギク」がちょっと見え、ツツジの忘れ花も見えます

 「タヌ」の後姿が妙に侘しい

 秋ですね…

 

 きのふこそ早苗とりしかいつのまに稲葉そよぎて秋風の吹く   (詠み人知らず)

 うちつけに物ぞ悲しき木の葉散る秋のはじめを今日ぞと思へば  (詠み人知らず)

 老が身のあはれを誰に語らまし杖を忘れて帰る夕暮       (良寛さま)

 中古の詠み人知らずの和歌(うた)が沁みじみと心打ちます。

 

 陽はでているのに…

 さむい

 木の葉がソヨソヨと揺れるだけの風

 でも、さむい

 

 やっぱり淋しい秋は、侘しいね…

 

 

 


 ガランとして侘しい秋の庭に、たった一輪残った「コスモス」

2016-10-17 10:46:58 | Weblog

                          
                                    2016-10-16-「秋の庭」

   あなた

 ガランとして侘しい秋の庭に、たった一輪残った「コスモス」

 何と可憐でしょう

 切り花にも出来ず、そのままそ~っと、おいておきます。

 

 今日は昏い

 この昏さは何

 今にも雪が降ってきそうに

 昏い

 どことなしに

 生暖~たかく…

 火鉢に火を熾したみたいに…

 ぼんやりとした、あったたかさ…

 ヤダナ~…

 

 庭に瞳(め)をやると

 「ダルマギク」の白さだけが

 瞳(め)に沁みる

 

 あなた

 せめて電話だけでも…

 通じると

 うれしいけどね…

 あなたが、いたころは

 お祝いしてくれた

 今日の日…

 な~~んだ…

 

 

 

 

 

                                                      


 草花も終わりを告げ… 再び廻りくる季節を待つのです。

2016-10-16 14:07:16 | Weblog

                     
                                            2016-10-12-「秋の庭」

   あなた

 侘しい秋の庭。

 草花も終わりを告げ

 一つ、またひとつと、消えて…

 再び廻りくる季節を待つのです。

 

 遠くに見える10月の青空。

 心にどっぷり浸っている淋しさも

 あの青い空を見てると

 何処かへ流されて…

 晴れた空は

 痛さも一緒に飲み込んでくれて…

 

 秋の日の午後

 暖かさに誘われ(いざなわれ)

 花畑の中で蝶々が戯れて…

 忘れ花のように…

 風もなく

 穏やかです。

 

 あなた

 なぜかな?

 いないのが

 不思議…

 

 

 

 

 

 


 冷たさが心の中で…揺蕩うて…

2016-10-15 10:57:27 | Weblog

                           
                                        2016-10-12-「秋の庭」

    あなた

 「ルドベキア」

 いっぱい咲いていましたが、終わりが近づき「居住まい」を直そうとして…

 背筋を伸ばしています。

 花言葉=「あなたを見つめる」

 なが~く咲いて楽しませてくれた花。

 「ありがとう…ね」

 

 久しぶりに、昨夜お月さんを見ました。

 青白く誰をも寄せ付けない

 凛とした耀き

 「ウサギ」だけが見える

 月を愛でる…

 そんな気持ちにはなれなかったけど…

 

 この2・3日自分だけの事では済まされない

 諸々がいっぱい…

 無力の自分が情けなく…

 思わず

 「あなた援けて…」って大声で叫んでいる。

 どんなに援けを求めても

 ただ声が跳ね返って

 侘しさが増すばかり…

 辛いね…

 

 外は陽がさしている

 でも寒い

 何処か心が揺らいで

 冷たさが心の中で

 揺蕩うて…

 


庭も淋しくなりました。 枯れ葉ばかりが目立ち、ゆく秋を惜しむように…

2016-10-13 16:55:53 | Weblog

                      
                               2016-10-12-「10月の庭」

   あなた

 庭も淋しくなりました。

 枯れ葉ばかりが目立ち、ゆく秋を惜しむように…

 

 持てる力の最後まで綺麗でいようと懸命に咲いている花たち。

 

 「源平カズラ」も、秋の柔らかな陽の中で真っ直ぐに…咲いている

 そんな姿可愛い

 

 昔、源氏が白旗平家が赤旗を掲げて戦った事が由来の「源平カズラ」。 

 「源氏」にしても「平家」にしても、哀しい話しが多く遣り切れない…

 

 「横笛」

 人を好きになる哀れ… 

 

 そるまでは 恨みしかどもあずさ弓 まことの道に 入るぞ嬉しき   滝口入道

 そるとても 何か恨みんあずさ弓 ひきとどむべき 心ならねば  横笛

 

 あなた

 今日も暮れていきます。

 

 
                                          


 心細く不安な気持ちに苛め(さいなめ)られるけど…

2016-10-12 15:48:50 | Weblog

                        
                                          2016-10-12- 「10月の庭」

    あなた

 ピ~ンと張りつめた10月の空気

 冷たい…

 廻りくる季節がすぐ傍にフワッとすり寄ってきて…

 わたしたちの出番よって、笑顔で足踏みしてる

 

 「シュウメイギク」も終わりが判っていて

 触れるとハラハラ散ってくるのに…

 最後を綺麗にと美しさを装い…

 満面の笑顔で「ホラ可愛いでしょう…」と

 誇らし気に…。

 

 陽が翳ってくると頬を撫でる風もブルッとするほど沁みて

 やっぱり神無月の風。

 

 心細く不安な気持ちに苛め(さいなめ)られるけど…

 再びの季節と合える

 そんな

 わたし

 倖せと思うよ…

 

  

 

 

  
       

 


悲しみ 嘆き 喜び…  みんな、綯い交ぜ(ないまぜ)にして…

2016-10-11 09:37:17 | Weblog

                      
                                    2016-10-11 秋 朝の庭~1

    あなた

 朝日に照らされた庭は、秋と言うのに生き生きしてます。

 お陽様大好きな花々

 勘違いして咲こうとしてる…

 それが可愛い…

 

 余りにも穏やかな朝

 ピリっとした冷気が身体に突き刺さってくるが

 シャキッとする、わたしが愛おしい

 久しぶりに寒いながら、身体が「げんきだよ~」って…

 

 夢も見ずに

 眠ってしまったようです

 まだ、夜が明けきらない

 起きようか?

 でも、朝刊休み

 ぐずぐずしてたけど、思い切って起き

 少々片付けもの

 ウズウズと痛くなったので

 終わり。

 

 あなたが

 其方へいってからの5年4か月間

 色々ありました

 悲しみ

 嘆き

 喜び

 みんな、綯い交ぜ(ないまぜ)にして…

 やっぱり

 わたしは

 倖せ

 なのだと思います

 ただ、時どき我儘が

 鎌首を擡げる

 どんなに言葉を飾ろうと

 やっぱり

 淋しいのです。

 

 

 

 


 小さい花なのに毅然とした姿が何とも言えず微笑ましく、斯くありたいと沁み々思う。

2016-10-10 14:26:14 | Weblog

                     
                                       2016-10-7-「フウロ草」

    あなた

 たった一輪残った「フウロ草」

 優しく嫋やかに(たおやか)すっくと首を上げ、咲いています。

 可憐(いじらしい)らしい

 小さい花なのに毅然とした姿が何とも言えず微笑ましく、斯くありたいと沁み々思う。

 

 鈍いろの秋空

 

 夢をみました

 二人とも寒いせいか、コートを着ていました。

 わたしはハイヒ-ルを履いて…

 すごく、楽しくて…

  随分お喋りして…

 途中気づきました…

 もしかして、夢…

 だったら、覚めないで…

 あぁこれは絶対夢なんです

 何度もこの夢で…

 目が覚めた後の虚しさで…

 もう厭…

 

 そらは、ドンヨリと

 淋しく

 昏~い

 秋の日

 

 

 

 

 

 


廻りくる季節を…思うとき…心細く…やっぱり淋しいよ…

2016-10-09 13:41:08 | Weblog

                         
                                    2016-10-8-「ツツジ」

    あなた

 時ならぬときに咲いた「ツツジ」

 色も春とは違い淡い赤

 けな気さを感じますが、痛々しさを覚えます。

 「帰り花」「忘れ花」とも、言うようです。

 どんな言葉で言われようと…

 勘違いなんです。

 

 今日も午前中は寒かったけど

 ごご陽が射し穏やかな秋。

 

 昨夜はリコたちが食事に連れて行ってくれましたよ。

 誘ってくれる気持が嬉しい…

 早く杖なしで歩けますように…って、心の中で祈る「わたし」

 

 あなた

 バイパス手術した方、経過が良く一人で歩くようになったって…

 良かったね

 

 陽が射しているけど

 雲の流れが侘しい秋

 廻りくる季節を

 思うとき

 心細く

 やっぱり淋しいよ~