『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 庭に瞳(め)をやり「そうだあそこに鬼灯が(ほおずき)あったはず」と独り言をいいながら…

2016-10-08 12:53:13 | Weblog

                      
                                  「紫式部」   

   あなた

 見事な「紫式部」でした。 

 今はありません。

 きっと、あなたの所で花開いている事でしょう…  

 

 寒い日です。

 ガランとなった花畑で「タヌ」が所在なさそうに 憮然とした顔で、ただ突っ立って…

 ギョロリとした眼で何かを睨んでいる。

 タヌも秋の淋しさと闘かって!いるのでしょうね…

 

 どんよりとした秋の曇り空。

 ストーブを背にじ~っと外を見…さむいなって…

 庭に瞳(め)をやり「そうだあそこに鬼灯が(ほおずき)あったはず」と独り言をいいながら

 杖をつき庭にでてみたけど…

 一本もない。

 あんなに沢山あったのに…

 わたしの代わりになくなってしまった…?

 随分消えてしまった花々

 手をかけてやれず「ごめんね~~」

 「紫式部」だって、あなたのいた頃はいっぱいあったのに…

 無くして初めて味わう寂しさ。

 今更どうしようもないけど…

 花言葉=「上品」「聡明」「知性」など

 あなた

 寒々とした日で終わりそう…

 


外の微かな風がわたしの傍を通り抜けるとき、無情にも冷たく…

2016-10-07 14:33:54 | Weblog

                     
                                            2016-10-6-「友達の手作り」

   あなた

 可愛い手作りのお花で、あなたも知っている彼女の作品です。

 生のお花が少なくなったので、この花を眺めて癒して下さいって…

 ご自宅の庭の花をドライフラワーにしたそうです。

  嬉しかった。

 

 窓越しの陽射しは結構強く暖かい…

  が、

 外の微かな風がわたしの傍を通り抜けるとき、無情にも冷たく…

 ひとりの寒さを思いしらされる。

 何時になっても慣れることは、ないみたい~…

 

 「秋萩の花咲く頃は来てみませ 命またくば共にかざさむ」

 と、詠まれたのは「良寛さま」

 落下の風情が諸行無常を連想させるからでしょう。

 と書いてありました。

 難しい

 だから

 われ凡人は淋しくて!当たり前なのでしょう…

 

 今日も病院

 同じような手術をした人たちが、何となく集まって

 「痛いよね、寒さが堪えるね」って

 もう少し頑張ろう…

 わたしだけじゃない…

 あなた

 頑張るから…

 

 

      


 雨が降っていたと思いきや、雲の狭間から目映いおひさんが、ひと筋の光を放って…

2016-10-06 14:06:45 | Weblog

   
               2016-10-5-「ユリ」

   あなた

 昨夜頂いた豪華なユリです。

 花言葉=「愛・恋」など色によっても違うようです。

 花瓶が貧弱に見えるね。

 

 雨が降っていたと思いきや、雲の狭間から目映いおひさんが、ひと筋の光を放って…

 コロコロ変わる、秋の天気…

 朝の寒さが身体に沁みて疼くような痛さが消えない

 

 木々は紅葉してくる

 秋気

 しゅうき

 秋気澄む

 爽やかな空気が一入秋を感じさせ大気は澄みきる … 

 秋の言葉は物悲しさをそそる様に、いっぱいあって何故かやっぱり淋しくて…

 

 きれいな秋色の空

 雨上がりの庭には

 寂しさ

 侘しさ

 が、同居して

 「ホトトギス」

 が、妙に綺麗…

 

 侘しい秋の日の午後

 

 

  

 

 

  

    
                            

                                  
                   

                     

   

   

 

 


 咀嚼できずに胸の痞え(つかえ)が取れないまま…くるしい~

2016-10-05 13:32:35 | Weblog

                          
                                       2016-10-1-「ダルマギク」

    あなた

 「ダルマギク」が築山?の上で今を盛りと咲いています。

 見事…~

 キリッと引き締まった秋の爽やか空気

 少々寒いけど花畑で深呼吸

 冷たい空気が肺いっぱいに広がって「今日も元気で過ごせるよ」って…

 「ダルマギク」花言葉=「打たれ強い」

 花言葉どうりで、雨風寒さにも強く初冬まで咲いて淋しい庭に彩りを添えてくれます。

 

 余り元気がないわたし

 頭の中では、いっぱいいっぱい…

 何事でもできるひと

 現実はその殆んどが「だめと抑制」され

 ストレスいっぱい

 

 人に支えられながら生きてるわたし

 これ以上迷惑はかけられないと…

 「ゴックン」と

 大抵のことは「のみ込んでしまい」…

 咀嚼できずに胸の痞え(つかえ)が取れないまま

 ん~~苦しい…よ 

 

 あなた

 今日はあの方の「心臓バイパス手術」

 10時間はかかるそうです。

 ガンバッてと祈るほかない

 きっときっと成功するよ…

 

 

 

 


「あなた」あいたいよ~~…淋しすぎるよ…

2016-10-04 11:09:34 | Weblog

                         
                                  2016-10-1-「ホトトギス」

    あなた

 「ホトトギス」が、ポツポツ咲いてきました。

   花言葉=「永遠にあなたのもの」

 ホトトギス(杜鵑草、時鳥草)という名前は、花びらの斑点模様が、野鳥のホトトギスの

 胸に生える羽毛の模様と似ていることからつけられました。鳥類のホトトギスは古来より

 「霊鳥」とされていたため、花もまた格調高い花として茶花や生け花に古くからよく用いられ

 ています。

 だそうです。確かに茶花にはつかいました。

 

   

 暖かいと言いながらも秋まっしぐら…

 季節は廻って…

 それでも、青空が見えています。

 風は秋の風

 つめたい

 ストーブが恋しい

 

 侘しい日

 身は此処にあっても

 こころは

 どこか彷徨って…

 

 あなた

 あいたいよ~~…

 淋しすぎるよ~~…

 

 

 

 


今日は冷たい雨が降ってます。

2016-10-03 15:02:44 | Weblog

                          
                                    2016-10-1-「野菊」

   あなた

 明け方近く雨がぱらついて

 今日の空はドンヨリと重く

 寒々として~時どき雨が落ちて

 

 眠れぬ夜が続き

 頭がキ~ンって…

 

 こんな、さむい日は傷口が

 うずうずして

 やっぱり辛い

 昨日までの暖かさは

 どこへ行ったのでしょう

 

 「野菊」の優しさ

 この花をみると、思い出すのが

 伊東左千夫作『野菊の墓』

 懐かしい…

 

 あぁあ~

 何時になったら

 パッパって歩ける様になるのだろう

 

 午後あなたの従兄弟夫婦が来てくれた

 見えていた?

 心配だと言って時どき来てくれる

 有り難いと思っています

 雨はまだ降ってます

 元気がない。

 

 

 

 

 

 

                 


もしかして、あなたは、何か勘違いして!其方へ、いっちゃった…かな?…

2016-10-02 13:52:22 | Weblog

    
                                          
                                     2016-10-2-「紅紫檀」

  あなた

 今日は何の日?

 忘れるわけないよね…

 忘れられないのは

 わたしだけ?…

 

 もしかして、あなたは、何か勘違いして!其方へ、いっちゃった…かな?…

 毎日々が長かったけど~~

 5年4か月

 早いです。

 

 外は穏やかな秋

 わたしの心、ざわざわと揺らめいて…

 

 生きています。

 友達見かねて庭の雑草を削ってくれた…

 サッパリと綺麗になったよ…

 有り難いと感謝です。

 

 

                                                                            


とうとう「神無月」…ふと、余りの速さに「行く道」の近さが胸を衝く。

2016-10-01 11:41:23 | Weblog

                      
                                  2016-9-30-「親知らず子知らず」

        

   あなた

 とうとう「神無月」

 ふと、余りの速さに「行く道」の近さが胸を衝く。

 平然としながらも一抹の淋しさが…。

 

 「親知らず子知らず」の白が咲きだしました。

 名前を付けるにしても,この名前は淋しすぎます「花の神さま」

 

 今日も青空が高く 

 人の世の穢れを寄せ付けようとせず

 高く美しい秋の空

 

 あぁ…あ~

 一人でも

 ヒトリポッチじゃない…

 って自分を慰めるけど…

 埋めようのない寂寞感に圧し潰されそうに~なっちゃって…

 

 あの、空の上には何があるのでしょう…

 か?って…問うてみる。

 

 秋の花は楚々として儚さすぎる。

 けど~~

 そんな花がすき…

 

 タヌも淋しそうな

 かお、してる…