おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

快適・高速バスの旅      - 広島~町田・横浜 -

2014年05月06日 | 旅行


 広島を訪れたのが、今回で2回目になります。前回は時間に余裕もあり、お好み焼き村で名物のお好み焼きを食べる事が出来ました。しかし今回は庄原市西城町で16時に仕事を終え、そこから東京へ戻る事になります。これは結構ハードスケジュールです。
 さてここ西城町は中国山地にあり、現在では忘れ去られていますが、1970年代にヒバゴン騒動が有りました。「ヒバゴン」って何・・・?日本に生息する類人猿型の未確認動物で、当時は大騒ぎになったようですね!あれから40年以上経ちますが、比婆郡西城町から庄原市に統合された現在でも、西城町の名物のお菓子に「ヒバゴン」の名前を残してます。

 16時46分発の路線バスで、西城病院前から30分程で庄原バスセンターに到着します。近くを中国自動車道がはしっていて、いわみエクスプレス東京行きで戻る方法もありますが、庄原インターを21時頃乗車になるという事は、ここで約3時間半以上待ちになります。それに3列シートのバスとはいえ、東京までの所要時間が15時間はちょっと大変かな?そんな理由が重なり、僕は広島市に向か高速バスに乗ることにしました。庄原バスセンターを17時30分頃出発し、広島バスセンターに19時30分に到着します。東京行きの最終新幹線が19時58分位にありますが、広島バスセンターから広島駅まで行くのに時間がよめなかったので、今回は深夜バス東京まで戻る事にしました。
 一週間前くらいからいろいろな高速バスを検討。大阪と違い、広島から東京まで行く深夜バスの便数が少なく、その中でもバスの条件は3列シート。となるといわみエクスプレスでも条件としてはよかったはずですが、どうもピンと来ませんでした。楽天トラベル高速バスを何度か検索していると、「2列シート」が表示されたバスが出て来ました。「あれ!なんだこれは」と思い、そこをクリック。「ドリームスリーパー」のバス名を検索してみると、「DREAM SLEEPERは、最高の眠りと上質なリラクゼーションを追求した高速乗合バス 」の言葉に引き寄せられるようにページを開きました。そこには「ほんとにこんなバスがあるのか」と思う内容の画像が出て来ました。これを見ていると、これは一度乗ってみたくなります。楽天トラベルの金額を見ると12500円~とあり、広島からの新幹線料金(約18000円位)と比較してみました。時間だけみると勿論新幹線ですが、これを逃したら今度いつ乗れるか分かりません。今回の時間スケジュールは、ドリームスリーパーとのめぐり合わせと感じました。

           

 20時30分広島バスセンター発横浜駅行き・・・?実はこのドリームスリーパーは、東京行きではなく町田バスセンター経由横浜駅行きです。そこも少し引っかかっていましたが、ドリームスリーパーの魅力に、そんな事はこだわらなくなりました。まずドリームスリーパー乗車のお約束が、バスの入り口2段上がった所で履物を脱ぎ袋に入れる事です。すでにここから驚きですね。若きし頃、先輩の車に乗る時、土禁(土足禁止)だった事を思い出しました。バスの車内の中央に白いカーペットが引かれ、左右にカーテンで仕切られた空間があります。前の方は2列(4席)ゼログラビティシート。その後ろから5列(10席)エグゼクティブシート。この詳しい違いはドリームスリーパーホームページを見て下さい。
 僕の席は6Aエグゼクティブシート。入り口は狭いけれど、カーテンを開けて中に入るとまずますの一人だけの空間。前後の方とは厚手のカーテンで仕切られています。ウッド調の内装と昭和西川開発のムアツふとんのシート。凹凸の少ないサラリとした形状のシートは、身体の背面全体を包んでくれました。180cmの僕ですが、足元にも余裕があり、これなら12時間の乗車時間も楽かも。 

          

 ドリームスリーパー広島バスセンターを定刻に出発。備えてあるイオン発生器ナノイーのスイッチをONし、いつでも眠りに入れる体制に。このバスは韓国のヒュンダイ製の車両を使ってます。僕のシートは6列目なので、バス後部の位置です。その為もあり、やけにエンジン音が気になります。それにやけに振動が激しい。そうです、6Aのシートはちょうどリヤサスペンションの辺り・・・?広島市街の路面の振動がゴツゴツと響いて来ます。何度か高速バスに乗りましたが、僕の意見として、バス中央のシートがいいと思います。このドリームスリーパーなら3番か4番かな。備え付けのヘッドホンで音楽を聴く。これでエンジン音はだいぶ解消されました。でも慣れってっておもしろいものですね。この振動でも、いつしか眠りについていました。次に目が覚めた時には既に高速走行をしていて、その頃には走行振動も逆に心地よくなってました。

 運転手交代で何度かパーキングに停車しました。ドリームスリーパーには綺麗なトイレや洗面所が備え付けてあるし、僕は一度もバスを出ませんでした。なので乗車して降車するまで一度も他の人と会っていません。寝ていても人の気配で起きてしまう事はなく、熟睡できる時間が多くありました。町田バスセンターに近づくと、初めて車内アナウンスがあるので、そこでやっと起きるような雰囲気になります。町田バスセンターで数人の方が下車する様子を感じました。後は横浜駅に向かいます。備え付けの音源にラジオのチャンネルがあり、関東ではニッポン放送の固定チャンネルです。予定到着時間が8時30分ですが、その日は15分くらい早く到着しました。運転手さんご苦労様でした。

 余談ですが、横浜駅でドリームスリーパーを下車した先に、ディズニーリゾート行きバスがいました。これに乗ればダイレクトに家の近くまで行けますが、でも「バスはもういいや」と思い、舞浜まで電車に乗り、立って帰りました。

       

 

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