一瞬の輝きに魂をこめて 運動会観戦記(2)
種目名には、リオ・オリンピックの直後でもあり、
これにちなんだ種目名が多く、タイムリーで思わず微笑んでしまいました。
毎年どんな種目名が採用されるのか興味を持ってプログラムを眺めています。
プログラムの構成も、「個人」「団体」「表現」に区別して展開されているようで、
シッカリした構成に思えました。
「個人」=試練、「団体」=協調と連帯、「表現」=試練・協調・連帯・協力などの目に見えないテーマを見ることができました。
「表現」は苦労の跡が見える種目でした。
ラップダンスは本当に得意そうに踊っていた姿が印象的でした。
「ソイヤ!!!」とても楽しそうに踊っていた姿が、目に浮かびます。
試練・協調・連帯・協力が、このような「表現」の練習の中から生まれるのでしょうね。
「ダンスDE玉入れ」単に玉入れ、ではなく可愛いお尻が観客の感動を呼んでいました。
別の場所にいた先生方や応援の場所にいた生徒や先生たちも
一緒になってお尻を振って競技を盛り上げてくれました。
締めくくりは5.6年生の「We are 下小 2016~193の絆=∞」
フィナーレにふさわしい魂の輝きでした。
最後の挨拶(体育系の実行委員長か?)
「『一瞬の輝きに魂をこめ』られた人」という声に、生徒全員が立ち上がりました。
話は次のように続きます。
① 真面目に一生懸命に実行する皆さんは、最高の生徒です。
② (練習や競技を通じて)絆を深めることができたと思います。
③ みんなが元気で運動会に参加できるのは、自分一人の力ではなく、
周りの人の協力や支えがあったからということを忘れないでください。
(会場で聞いたことをメモを取らないで書いたので、要約と言う形で記録しました)
ここでもしっかりと、スローガンのことに触れ、スローガンが決して形ばかりのもではなく、今日の運動会のバック・ボーンとなっていることに気づかされます。
「運動会は楽しくなければならない」という最も大切な要素を組み込み、その中で生きた教育の実践に取り組む学校の姿勢がうかがえる素晴らしい運動会でした。
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放送、準備・設営、進行等多くの部分が、生徒たちの役割分担の下で行われ、先生やPTA役員の皆さんが裏で支える姿も、とても良い運営の在り方だと思いました。
「何が一番楽しかったか」という私の問いに2年生の孫は即座に、
「ソイヤ!!!」と答えました。
この種目は「よさこいソーラン」の流れをくむ踊りなのでしょう。
赤と黒の鉢巻きと衣装が雰囲気を盛り上げていました。
おそらく孫は、テレビの映像で見た「よさこい……」を心に描き、一生懸命なりきって演じたのでしょう。頬を紅潮させ、額に汗をかいて退場してきた姿が印象的でした。
(2016.10.03記)