政策格差拡大でとＷSJ紙、ロシアが北朝鮮から武器弾薬を購入と米調査機関発表とシンガポールCNA（学校で教えてくれない経済学）

「米国は積極的利上げ継続。日本はゼロ金利。一方、欧州はロシアにガス供給を停止された。欧州経済の先行きが懸念される。ドルは6日のNY市場で対円、対ユーロ共に買われた。一時、円は１ドル＝143.67円まで値下がりした。原油価格が中国経済減速懸念から売られ2%強値下がりした。ザポリージァ原発周辺住民が避難を始めた。IAEAが6日「6基ある原発の内1基のみが稼働、冷却水用電力を維持するために残している。随所に損傷が見られた。」などとレポートした。」と6日、WSJ紙電子版が伝えた。6日、ブルームバーグ電子版は「①成都はじめコロナウイルス感染拡大が続く中、10月16日に習主席の3期目就任を決める共産党大会を控えている。ゼロコロな政策を維持、Make-or-Break Test(のるかそるかの試み)に出ている。一方、緩やかな人民元安が進んでいる。現在、1ドル=6.9元で設定している。中国政府が1ドル=7元（心理的な節目）に近づけてくるか市場は注目している。②パキスタンの洪水で被害額は100億ドル（1兆4,300億円）を超える見通し。③中国は米国が中国宇宙センターをハッカー攻撃したと抗議した。」と伝えた。

6日、NY市場でダウは31,145ドル、173ドル、0.55%安、S&P500は3,908と16ポイント、0.41%安、ナスダックは11,544と85ポイント、0.74%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは26.91%、3.54%上昇、米10年債利回りは3.351%と5.02%上昇した。NY外為市場で1ドル＝142.82円、1.60%高、1ユーロ＝141.42円、1.33%高、1英ポンド＝164.47円、1.59%高で取引された。日銀とその他の中央銀行との政策格差拡大で売られたとブルームバーグは書いた。NY原油（WTI）はバレル86.78ドル、2.4%安、北海ブレント、同92.72ドル、3.15%安で取引された。中国経済減速が進み原油需要は減ると市場は見ている。NY金はオンス1，711.90ドル、0.62%安、ビットコインは1万8,901ドル、4.59%安で取引された。

7日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「トラス首相が6日、誕生した。「約束した大型減税を協力を得て実現する。経済成長に向けて断固戦う」と演説した。一方、市民の声は厳しい。二匹のペットを飼っていたある女性は「燃料代が倍になりお金が残らないので手放した」と話した。ある男性は「節約を始めている。遊び事を止めた。ガソリン代が高くなり車で出るのをやめたが手許に月50ポンド（8,000円）残るだけだ」と話した。「（テレビに映るトラス首相の演説を見ながら）「我々を侮辱している。全く信用できない」と話した。」と伝えた。ドイツZDFは「①3基残したドイツ原発の内緊急避難的に来年4月迄条件で2基残した。②IAEAはウクライナ原発1基を冷却水を動かすために残したと発表した。原発至近距離に砲弾が散乱している。ロシア、ウクライナお互いが相手を非難している。③ルフトハンザ労働組合が7，8日に予定していたストライキを停止したと発表した。」と伝えた。フランスF2は「ドイツはフランスに電力を供給しフランスはガスをドイツに供給で合意した。プーチンは欧州向けガスを止めた。ドイツとフランスの分裂が狙いだ。独仏の協力を示そうとしている。」と伝えた。シンガポールCNAは「ロシアは北朝鮮から旧式だが武器弾薬調達を始めた。予想外の弾薬不足だと米調査機関が発表した。」と伝えた。（了）