ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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アメリカは、大統領選挙になると何でもありになるから怖い(学校で教えてくれない経済学)

2011-08-12 11:36:18 | 経済学
おはようございますと背中のうしろから声が聞こえた。例の更地の隣にあるコンビニ勤務の年若い青年だった。更地の周りに日々ポイ捨てされる吸い殻を拾っていた時である。はじめて声をかけられ、最初、とまどったが、「おはようございます」と答えたら笑顔を返してくれた。どうやら店の担当が代わったようだ。こんな時、日本もまだ捨てたものではないと思う。久しぶりで爽快な一日が始った。今朝も紅葉葵が新しい花をつけて出迎えてくれた。芙蓉と朝顔が満艦飾で咲いていた。

ワールドWaveMorningで英BBCの放送を見た。英議会でキャメロン首相と議員との間で少年の暴力問題にどう対処するかを議論していた。「議論は2時間半つづいた。反対党とも奇妙な連帯感が生まれていた」と英BBCのアナが討議の様子を解説していた。「1500人が逮捕された。ほとんどが18歳未満だった。親は何をしているのか、という意見と、警察はどこにもいなかったという住民の非難の声が英議会でも出ていた。英財務省は「予算は増やせない」と明言していると解説していた。英国政府は来年夏のロンドンオリンピックを控えて先立つものがない。英国は、苦しい財政状態の中で「イギリスは安全だ」とアッピールしなければならない。

米ブルームバーグニュ-スが、11日のNY株価が大幅反発し、前日比423ドル高、11,143ドルで取引を終了した。一部企業の好決算と直近の米失業保険申請件数が40万件を割った。番組に出演した投資会社のCEOは「大きく下げて割安感が出た株に買いが入った」と解説していた。この日は問題を抱えていると伝えられるバンカメの株価も7%上げた。金融株の反発が相場をリードしたとブルームバーグの記者が紹介していた。

日経CNBCを見ていたら昨日1800ドルを超えたNY金先物相場が売られ、トロイオンス1731ドルまで値下がり、一方、昨日、金に首位の座を譲ったプラチナはこの日一時1795ドルを付けトップの座を鼻の差で 奪還した。投機的な金買いがいつまで続くかは中国の胃袋次第だと思われる。

WSJ紙日本版は「米FRBはゼロ金利を過去32ケ月据え置いたがいまなお景気は回復していない。今回さらに24ケ月据え置くことを決めた。FOMCのメンバーのうち3人が反対した意味は大きい。金融政策が今の病気を救うとしているが単なる思いこみだ」と批判する記事を紹介していた。11日、NY原油{WTI}先物相場はバレル85.58ドルまで上げて来た。金は小幅下げたが依然1731ドルと高値圏を維持している。この先最低2年ゼロ金利据え置きのお墨付きを米FRBが与えたことの意味を冷静に受け止めておかないと先でとんでもないことが起こりそうだ。

11日付けのWSJ紙日本版は「米企業の内部留保、経済混乱で積み増し加速」のタイトルで「現在の環境では、資本をリスクに晒すことなく高い収益率を確保することは不可能だ」(アコ―ダ、コーエンCEO)と紹介、さらに「米企業が慎重姿勢を維持するか、一段の経費削減に踏み切れば、米経済のさらなる足かせになる」と書いていた。別ページでWSJ紙日本版は「薄氷の上の米国景気回復、企業と消費者の節約がネック」というタイトルの記事で「この一週間の相場崩壊は、米国経済がリセッションに逆戻りしつつあり、1セントたりとも無駄にできないという予感を証明しつつある」と書いていた。

アメリカという国は大統領選挙となると何でもありになることはアメリカの歴史が証明している。バ―ナンキ米FRB議長がメンバー3人の反対を押しきった動きにそれが端的に出ている。手負いの獅子はなにをしでかかすか全く予測が付かない。英国での少年の暴動は、悪事ではあるが、背後関係もないと言われる。今朝の英BBCは4日経って街は平静に戻りつつあるとレポートしていた。

子供の頃、たまたま夕暮れ時、祖母とお墓のそばを歩いていて、「おばあちゃん、怖い」と叫んだ。「なくなった人はなんにもこわいことあらへん。一番怖いのは生きた人間なんよ。」と教えてくれた言葉を鮮明に覚えている。(了)

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