ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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経絡で足の長さを整える方法 (2月25日(日)の臨床実践塾)

2018-02-24 13:43:42 | 診断即治療と虹彩学
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脊椎と骨盤と足の長さ



右の足のほうが長い



左右の足の長さがそろいました



上の写真を見て頂くと、背骨から下に真っ直ぐ線を引いたら、尾骨先端とズレのあることが分かります。
(パソコンが2台も壊れて、画像ソフトがありませんのでPCでの線引きができません)

この場合、足の長さは左右どちらが長いかわかりますでしょうか。

さらに、長さが分かったら、1つのツボで長さを調整することができるでしょうか。

そして、そのツボは、どの経絡を使うのでしょうか。

さらに、ツボで調整する方法の再発率はどのようなものでしょうか。

今度の臨床実践塾では、そのような実験をしながら「経穴と筋・骨格系」の勉強をしていきます。

かなりレベルを上げましたが、それは現代医学の医師が増えてきたからで、医師の先生方でも納得しやすいようにしたからです。
何故かというと、東洋医学は抽象的な表現を使うからで、それを避けたかったからです。
と言っても、抽象的表現が悪いというのではありません。
抽象的な表現になると、「単語への慣れ」が必要になってくるので、理解してもらうまでには多少時間がかかってしまうからです。

たとえば、柔道整復師や理学療法士は、解剖学に重点を置いて学んでいますので、治療師でない方々にも理解しやすい言葉で説明してくれます。
しかし、鍼灸は「陰陽」とか「経絡」とかで学んでいきますので、そのままでは一般の方々には理解できません。

そこで、上の写真で説明をしますと、座位での写真①では、お尻が右に寄っていることがわかります。
それを現代医学では、「腰椎下部の右屈曲」と言えば理解できますし、左右の足の長さでは、「右足が長い」と言えばわかります。
簡単ですねー。

では、それを東洋医学で説明するとどうなるのか。
鍼灸の基本は脈診ですので、脈を診て、どの経が原因なのかを診ます。
脈診の結果で、「脈状」を説明する先生もいると思いますが、脈状を説明しても患者さんは理解できませんので、それは懸命ではないと考えています。
そして七星論だと、脊椎診をして、歪みを起している臓腑を判断し、経筋腱収縮牽引を起している臓腑の判定をして、その臓腑を整えるようにします。

「何それ?」と言われそうですが、それを言うだけで既に治療法も決まっているのです。

で、写真の患者さんに何をしたかというと、右の胆査穴に刺鍼したのです。
何故「右」なのかについては、脈位と関係があります。
調整に関してはそれだけです。
① 脈を診る。
② 脊椎を診る。
③ 足に鍼を1本刺す。

その結果は、写真②と写真③と見比べると、右足が整ってきたことがわかるはずです。
それが、それが七星論での診断であり治療になるわけです。
使うツボは、たった1つです。
これだと医師の先生方でもスッとできるのではないかと考えています。

背中を診ただけで、あるいは足の長さを診ただけで、たった1つのツボで歪みや症状を消していくのですから、やっている術者も楽しいものです。

 2月25日の臨床実践塾  では、こんなことを説明しながら一緒に学んでいきたいと思います。
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