バイデン、追加経済対策、パウエルＦRB議長の金融緩和政継続発言が支え、ＮＹ株、様子見の中、ダウ値を保つ（学校で教えてくれない経済学）

米インフレ懸念が一部に伝えられる中で、10日発表の1月の米消費者物価コア指数は前月比1.4％増と小幅にとどまった。パウエルFRB議長は10日の講演で「ワクチン接種は停滞している、一方、変異ウイルス感染が拡大している。依然として不透明感は大きい。実際の失業率は10%に近い。パンデミック終了が確認できるまで金融緩和政策を継続する」と語ったと10日のロイター電は伝えた。10日のＷＳＪ紙電子版は「バイデン米大統領は習主席と米大統領就任後初の電話会談を10日行う。米中間の戦略問題がテーマとなる」と伝えた。ロイター電は1月の米財政赤字が1,630億ドルへ前月から1,300億ドル拡大した。国民現金給付が赤字幅を押し上げたと伝えた。

10日のＮＹ市場は様子見気分が継続する中で1.9兆ドル追加経済対策、パウエルＦＲＢ議長の金融緩和継続発言が相場を支え、ダウは61ドル、0.2%高、31,437ドルで取引を終えた。S&P500、3,909、変わらず、ナスダック、13,972，0.3%安でまちまちで取引を終えた。恐怖指数VIX,22.04,1.9%増、米10年債利回り、1.1241、2.8%低下した。ＮＹ外為市場では1ドル=104.63円、1ユーロ＝126.80円、1英ポンド＝144.72円で取引された。ＮＹ原油（WTI）はバレル58.44ドル、0.1%高、北海ブレント、同61.16ドル、0.1%安、ＮＹ金、オンス1，843.30ドル、0.3%高で取引された。プラチナがオンス1，251.30ドル、5.1%急騰した。個別銘柄ではゴールドマンサックス、304.28ドル、1.3%高、ダウを25ポイント押し上げた。ナスダックではツイッター、67.77ドル、13.2%高、一方、テスラ、804.82，5.2%安と続落したとロイター電は伝えた。

11日朝のNHK/BS「ワールドニュース」は休日のため放送なし。ＮＨＫ地上波テレビの朝6時半からの放送にたまたまノーベル化学賞を先年受賞された吉野彰氏、当時、旭化成フェローがリチウム電池をめぐりＮＨＫ「ここから」という番組に出演されていた。リチウム電池は電気自動車、宇宙関連機器、スマホなど様々な分野で活躍しているが「縁の下の力持ちでしょうかな。一般の人が自分の開発したものが使はれていることが研究者の醍醐味です。結果としてノーベル賞でしょうかな。」と答えておられた。旭化成延岡工場で最大の課題安全性の実験場所を当時の係長さんが用意してくれた。「リチウム電池と延岡の結びつきは皆さんご存じでしょうか」との記者の問いに「ご存じないと思います」と答えておられた。

化繊協会現役時代、合繊メーカーさんには事業者団体の人間には及びもつかないビズネスの厳しさを教えられた。日米繊維交渉過程では宮崎輝社長はじめ旭化成さんには素晴らしいご縁をいただいた。旭化成延岡工場見学の機会があり、当時勝山工場長さんに案内いただいた50年近い前のことを懐かしく思い出した。日本の男子マラソンで活躍した宗兄弟は旭化成延岡レーヨン課に所属していたと思いがけずも聞けた話が思い出される。図らずもＮＨＫ宮崎放送局編集番組を見ることが出来た。人生全てご縁であることを実感する。（了）

干支の色紙が玄関に飾ってある歯医者さん（スケッチ＆コメント）

歯科医師の玄関に飾られている作品

阪神御影駅から南西に向かって徒歩5分ほどの
ところの上下公園西角に高橋歯科医院（078-851-8689）
という評判の歯医者さんがある。

当院には毎年干支の色紙が出来るとお届けしている。
松の内迄玄関に飾っていただいている。期間が終われば
ご自宅内で光栄にも飾ってもらっているそうだ。

余談ながら当院の待合室には小生がいままで届けた
スケッチが収められたファイルが置いてある。
いつのまにか3冊ほどになっていた。只今は感染防止のため他の
雑誌などと共に昨年初めから撤去されている。

奥様によれば待ち時間にファイルを患者さんが
開いて見ておられるという話を聞くと気恥ずかしくも
あるが元気をいただく。

当医院の感染対策は昨年1月頭から徹底している。
マスクの義務付けは当然、受け付けでの手の消毒、
酸素量測定、検温義務付け。診察台に座ると再度
手の消毒、血圧測定、マスクを外した後、数かい
ゴロゴロしてくださいと、うがいの指示がある。
治療のあと受付のカーテン越しに診察台を丹念に
消毒される様子が目に入る。

患者が密にならないよう昨年頭から予約を大幅に
削減された。待合室が密にならないよう徹底した
配慮と思われる。

もうすぐ春がやってくる。診察台に座ると日々手入れが
行き届いた広い庭に色とりどりの花が咲き、出迎えてくれる。

どこが痛くても困るが、歯が痛いとなにもかも手に
着かない。8020には程遠いが、安心して通える
歯医者さんにご縁をいただき、ひたすら感謝である。（了）

画　江嵜 健一郎

NY市場、最高値更新の後、様子見、利益確定売りで小幅安、一方、米上院でトランプ前大統領弾劾裁判始まる（学校で教えてくれない経済学）

トランプ前大統領に対する弾劾裁判が9日、米上院ではじまった。共和党のいう退任大統領への弾劾裁判は憲法違反との主張は退けられたと9日、ワシントンポストは伝えた。民主党は1月6日の暴徒の議会突入はトランプ氏が煽ったことが引き金とする立場である。民主党が勝つには上院の2/3が必要である。民主党勝利は現実問題として想定されていない。一方、バイデン新政権では1.9兆ドルコロナ救済法案成立が最重要課題である。バイデン氏は分断されたアメリカを一つにすると大統領就任式で演説した。一方、英型変異ウイルスによる死者数は減っていない。1,000万人の失業者は依然、高止まりしている。ワクチン接種を増やし、1.9兆ドル支援との併せ技で現状突破にバイデン新政権は集中している。

9日、NY市場は前日の新高値更新で一息入れた。全般利益確定売りに押された。ダウは
9ドル安、31,975ドルで取引を終えた。S&P500、3,911，0.1%安、ナスダック、14,007、0.1%高と様子見。個別に突出した銘柄はなかった。恐怖指数VIX,21.83,1.8%増、米10年債利回りは1.160%と0.1%下げた。NY外為ではドルが売られた。1ドル＝104.55円、1ユーロ＝126.69円、1英ポンド＝144.44円で取引された。NY原油（WTI)、58.39ドル、北海ブレント、同61.27ドルと堅調持続。NY金はオンス1，838.16ドルと小幅安で取引された.テスラ、マスク会長がビットコインでテスラ製車を買えると発言が材料視され、ビットコインが新たに脚光を浴びたとロイター電子版は伝えた。

10日朝放送のHK/BS「ワールドニュース」でシンガポールCNAは「ミヤンマー全土で軍事政権反対デモが拡大している。8日、ミヤンマー軍警察は放水、ゴム弾で強行手段に出た。19歳の女性が頭を撃たれ、病院で死亡が確認された。実弾が使われたと見られるが当局は一切報道していない。」と伝えた。英BBCは「ＷHO調査団は調査終了後の記者会見で①中国政府の輸入冷凍食品が新型コロナ発生元とする主張は証拠不十分である、②武漢研究所から流出したとする米国の見方は完全に否定された。」と発表した。ただ、中国側のデータに基づいた調査であった。政治が入り込んだ様相は否めない。新型コロナウイルスはどこから来たのかは依然謎に包まれたままだ。」と武漢からの英ＢＢＣ記者は総括していた。中国CCTVはWHO調査団関連の報道はなし。春節を前に今年は里帰りを控える動きとして「様々に工夫を凝らした催しや贈り物が用意され人気を博している。」と伝えた。中国CCTVは「習主席は23国の中東諸国首脳とのテレビ会議を開催した。習主席は中国はコロナウイルス感染防止に全面的に協力すると語った。」と伝えた。スペインTVEは「英変異ウイルスによる感染拡大が依然収まらない。ICUは危機的状況だと」と伝えた。ドイツZDFは「下水処理場にはウイルス別感染状況がしかも早く手に取るように分かる。ウイルス感染防止対策に有効に働くと専門家は見ている。」と伝えた。英ＢＢＣは「水際で感染防止する以外に英国内の感染拡大は止められない。空港での入国検査制限を強化することを決めた。」と伝えた。9日、IOCが一転して森氏発言に断じて容認できないとの見解を示した。外国人に決めてもらわないと本腰を挙げない日本。これではいつまでたっても独立国といえまい。（了）

重心を整えて関節の動きを良くする実験（2/28の臨床実践塾準備）

この「診断即治療」は、 FC２ブログ にも転載しています。

重心が安定すると関節の動きが良くなります

この1ヶ月ぐらい、「重心安定と疾病」ということを考えています。
つまり、「ふらつき」などの治療の研究です。

先日も重心安定と関節の動きを調べていたのですが、重心を安定させると関節の動きは良くなります。
上の写真が、その実験の様子で、仮称「三焦の鍼」（三焦経ではありませんよ）をした後は、確かに足は軽く上がりました。
しかし、それだけでは意味がない。

①　どのような症状や病気を解決するために

②　その鍼をするとどのような変化が出るのか

③　それはどのような疾患に使えるのか

等々を考えながら実験を組み立てるのですが、この実験で興味深かったのは、
仮称「腕章の鍼」をする前と後では関節の動きが違ってくるのです。

即ち、仮称「三焦の鍼」というのは、手の甲、足の甲に軽～～～く、鍼をするのですが、股関節まで動きが良くなるのです。
「しちせい特殊鍼法」には、関節調整に使える鍼がいくつもあるのですが、この「三焦の鍼」のように、軽～～～～い、刺鍼で関節を整えるのはありませんでした。

もちろん、手指でやれば軽い刺激になるのですが、手指での治療は「戻りが早い」のです。
戻りが早くては、治療費をいただいて行う治療としては好ましくないと思います。
だから、ですから、鍼や灸のように生体に刺激が残るような方法を選ぶわけです。

そして、私が考える治療の方法は、

①　診断が適確であること

②　症状を治めるのに時間を要しないこと

③　術者も患者も納得できる方法であること

等々を目指して臨床研究をしているのです。
そして、研究したものを普及するために「しちせい特殊鍼法研究会」を結成したのです。
特殊鍼法研究会も、コロナの加減があり、鈍行列車になっていますが、徐々に加速していくつもりです。

こちらが、「しちせい特殊鍼法研究会」の紹介ページになります。

ＮY市場、1.9兆ドルコロナ対策法案、米議会での成立期待でＮＹ市場、過去最高値更新、一方、スーパーボウルで多くのファンがマスクなしで熱狂、新たなコロナ感染リスクと米ＡＢＣ（学校で教えてくれない経済学）

イエレン米財務長官は8日、「1.9兆ドルのコロナ救済予算を米議会が承認すれば米国は来年には完全雇用が可能だろう」と語った。新型コロナワクチン接種が米国で3,278万回に達した。今後ワクチン供給増が期待される。足元、新規感染者数に減少が見られ始めたとの楽観論が市場に強まった。8日、週明けNY市場でダウは31,385ドル、237ドル、0.8%高、S&P500,3,915,0.7% 高、ナスダック、13,987、1.05高、3指標揃って最高値を更新した。一方、GameStop株乱高下や8日のビットコイン4万3，000ドルへ12.85%高は投機的動きだとして先行き警戒感も併せ強まったと8日、ロイター電は伝えた。

恐怖指数VIX,21.24,1.8%増、米10年債利回りは1.172%、0.2%上昇した。30年債利回りが一時2.0%まで上昇した。インフレ警戒感からドルが反落、1ドル＝105.26円で取引された。1ユーロ＝126.79円、１英ポンド＝144.58円で取引された。NY原油（WTI)が1年ぶりの高値、バレル58.05ドル、2.1%高、北海ブレント、同60.11ドル、1.9%高と続伸した。NY金はオンス1,832.30 ドルと1.1%高で取引された。個別銘柄ではダウでゴールドマンサックス、300.15ドル、2.3%高、ダウを43押し上げ、ウオルトディズニー、190ドル、4.9%高、ダウを58押し上げが目立ったとロター電は伝えた。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「スパーボウルで多くのファンがマスクなしで熱狂、新たな感染拡大のきっかけになると懸念されている」と伝えた。ドイツZDFは「豪チロル地方は12月以降全ての商店が閉鎖されていたが規制解除後に南ア変異ウイルスによる感染者が確認された。当局は急遽、自己検査の導入、マスクと社会的距離義務付けを勧告した。まるで剃刀の刃の上の乗馬のようなものだとの声が出ている」と伝えた。フランスF2は「フランスで英、南ア、ブラジル発のそれぞれ変異ウイルスがフランス南部の中学生徒2人から確認された。2月7日まで実施していた学校閉鎖をさらに10日間延長することを改めて勧告した。」と伝えた。

シンガポールCNAは「首都ネビドールで始まった2月1日の軍クーデターに反対するデモがヤンゴン、マンダレー含めミヤンマー全土に広がりを見せている。軍は繊維業界、公務員、軍の病院勤務者含む9万人参加のヤンゴンでのデモに向けて初めて放水した。一方、
フライン軍司令官は先の総選挙で不正があったと自らの1日の行動の正当性を主張、アウンサンスーチー氏自宅軟禁、民衆デモには一切言及しなかった。軍政権がいつまで持ち堪えられるか。注目される」と伝えた。ドイツZDF,ロシアテレビは「反体制派、ナワリヌイ氏収監を巡り、オーストリア、ドイツ、スエーデン3国はそれぞれロシア外交官を国外追放した。ロシアは対抗措置として3国の外交官を追放した。」と伝えた。豪ABCは「半年間行方不明だった豪国籍の女性ジャーナリスト、チエン氏が中国で正式に逮捕されたとチエイニー豪外相が8日、発表した。新たな豪中対立が懸念される。」と伝えた。わずか1日間でも世界で様々な動きが報じられた。それとても九牛の一毛だろう。杞憂であってほしいと願うばかりだが一人でも多くの日本の若者が世界の動きに関心を持って欲しい。（了）

ＮY市場、利益確定の動きもS&P,ナスダック共に過去最高値、ＮY原油（WTI)、昨年1月中旬並みのバレル57ドル台まで回復（学校で教えてくれない経済学）

1月の米雇用数が前月比4.9万増加、失業率は6.7%から6.3%へ低下した。ただ、1年前の失業率は3.5%比べれば大きく戻っていない。失業者数も1,000万人と高止まりしている。部門別では小売り、37,800人減、バー＆レストランは19,400減少した。11月、12月の雇用数が共に156,000人減少に修正された。1月の増加も大きく減少した12月との比較での増加に過ぎない。一方、J&JのOneShotワクチンが公式に認可されれば供給不足が続く接種状況が改善される。イエレン米財務長官は「金融政策は正しく機能されなければならい」と発言、ワクチン接種拡大、新型コロナ対策を支援を示唆した。現在、米上院で審議中の1.9兆ドルコロナ対策追加予算案は民主50＋副大統領が賛成して共和党不在で成立されると見られている。

5日のＮY市場ではダウが31,148ドル、92ドル、0.3%高と堅調を維持した。S&P500,3,886 ,0.4%高、ナスダックは13,856,0.6%高と最高値を更新した。恐怖指数ＶIXは20.87へ4.1%下落、米10年債利回りは1.169%と0.6%上昇した。NY外為では1ドル＝105.39円とドル小幅安。1ユーロ＝126.98円、1英ポンド＝144.78円で取引された。NY原油(WTI)はバレル57.08ドル、1.5%高と昨年1月中旬の位置まで戻した。OPECプラスで減産継続確認と米原油在庫減がこのところの原油の回復相場を支えている。NY金は買い戻しでオンス1，815.10ドルへ1.3%値上りした。個別銘柄ではダウではナイキ、145.11ドル、3.2%高、ダウを29押し上げ、Ｊ＆Ｊ、164.45ドル、1.5%高、ダウを16押し上げた。ナスダックでは巣ごもり需要持続のズーム、419.59ドル、7.6%高が目立ったとロイター電子版が伝えた。

5日、WSJ紙電子版によれば、バイデン米大統領は4日、中国を“Most serious competitor”と表現した。2020年の米国の中国向け輸出は17.1%増加した。米国の対中国赤字は3,108億ドルと米全体の3番目に多い。バイデン大統領は中国との貿易には”tough approach”と述べた。seriousという言葉を日本語では、真面目に、重大に、深刻に、などと訳すが、日本語の意味以上に強く響く。Toughという言葉も日本語でもタフガイなどと使い、よく知られており、頑丈な、強いと、日本語に訳されるが、米国人が使う時は、厄介な、しつこい、油断ならないというニュワンスが含まれるケースが多い。バイデン氏の本気度が伝わる。バイデン氏に米大統領が代わると、対中国政策がトランプ時代と比べて柔軟になるという見方が今も根強くある。バイデン氏は敢えてそれを打ち消そうとしているのかもしれない。

6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で中国CCTVは「外交部、汪報道官は「バイデン米大統領は5日、「中国と協力する分野が増えた。国益にかなうものであれば協力する」と言明した。」と伝えた。中国は「最も重大な競争者だ」とのバイデン氏の言葉に敢えて触れなかった。私見ながら、中国のアメリカとの関係を修復したいとの気持ちが強く表れているようで誠に興味深い。一方、夏季五輪を目前に控えて文字通り衆人看視の中で、日本のさる人が口にした言葉が内外から厳しい批判にさらされている。話し言葉であれ、書き言葉であれ、家庭でも学校でも、言葉選びすることの大切さを、今一度、子供のころから厳しく躾けておいて欲しい。（了）

ワクチン接種に新たな希望とＮY市場でＳ＆Ｐ５００，ナスダック株価指数、過去最高値更新、一方、ロックダウン効果か英国のとある村でたて続けに赤ちゃん誕生と英ＢＢＣ（学校で教えてくれない経済学）

ＯneＳhotＶaccine（1回で効果が出るワクチン）の接種許可をジョン＆ジョンソンが4日、FDA（米食品医薬局）に申請した。Ｖaccin Mix(異種のワクチン接種)の効果を確かめる治験が英国で始まったと4日付けWSJ紙電子版トップで報じた。米国で新型コロナウイルスによる死者数がこの日45万5，000人を超えた。一日3,300人が死亡したことになる。変異ウイルスにも効果があるというニュースに飛びついた。5日朝放送の米ABCのアナウンサーの声が弾んでいたように聞こえた。バイデン米大統領が進める1.9兆ドルの経済効果への期待高まりも4日のNY株価押し上げを助けたかもしれない。

4日のNY市場でダウは31,055ドル、332ドル、1.1%高と反発、S&P500500、3,871，1.1%高、ナスダック、13,777、1.2%高と共に過去最高値を更新した。恐怖指数VIXは21.77，5.0%低下、米10年債利回りが1.139%へ上伸、ドルが対ユーロ、対円で買われた。1ドル＝105.59円、1ユーロ＝126.35円、1ユーロ＝144.42円で取引された。NY原油（WTI）はバレル56.61ドル、0.7%高、北海ブレント、同59.03ドル、0.1%高とそれぞれ続伸。一方、NY金は利回り低下を受けてオンス1，796.10ドルへ再び1,800ラインを割り込んだ。

ロイター電子版による4日のNY株の個別銘柄の動きについてダウではアップル、137.39ドル、2.6%高、ダウを22押し上げ、アメリカンエキスプレス、124.90ドル、3.5%高、同20押し上げ、ビザカード、209.25ドル、3.9%高、同51押し上げ、ゴールドマン、293.75ドル、同34押し上げた。ナスダックではバンカメ、32.50ドル、2.9%高とダウ採用銘柄同様米債券利回り上昇の流れを受けて金融株に買いが集まったと伝えた。このところの米債券利回り上昇でドル買いが継続するかについては必ずしも専門家の見方は一致していない。このままドル買い・円売り、ユーロ売りは継続しないと冷静に判断しているようだ。

5日朝放送の韓国KBSによればバイデン米大統領は韓国文大統領との電話会談でアメリカ外交を修生し協調と圧力とのバランスの重要性を指摘した。ロシア、中国とアメリカは違う。米国は民主主義の国であることを改めて強調、朝鮮半島の安定に関連しても北との関係を念頭に置いて在韓米軍との軍事演習にも触れてバランスをとることの重要性を指摘したようだ。バイデン大統領は英国から始まりカナダ、メキシコ、NATO,ＮATO,韓国、日本首脳とも立て続けに電話会談を行っていると韓国KBSのワシントン駐在記者が解説していた。5日放送のドイツZDFは「バイデン大統領は前大統領が出した3万6，000人を1万2，000へ削減計画を白紙撤廃した模様だ」と伝えた。5日朝放送で英BBCはロックダウンが続く英国の南部ブルノーゼルと言うとある村で同じ通りで赤ちゃんが6人たて続けに生まれた。「犬を飼おうと思っていたがもうやめたわ。お向かいの通りでも生まれたらいいね。」と笑顔一杯で語る初めて子供を授かった夫婦の様子を映していた。日本では森なんとかという人が女性差別と世界では取られる発言をした。IOCも幕引きに必死の様だ。ただ日本では周りにいた誰も反応しなかった。それが日本と言う国の現実の姿かもしれない。（了）

NY株式市場、一部ハイテク株好決算受けて前日比横ばいも堅調、一方、世界でコロナ感染者数、1億413万,死者225万8,826人、変異ウイルスによる感染拡大つづくと3日ロイター電

（学校で教えてくれない経済学）


グーグルを運営するIT企業アルファベットが昨年10~12月期で好決算を発表した。投機的なオンライン売買が沈静化した。1,400ドル現金支給を含む1.9兆ドル経済対策実現にバイデン大統領は政治生命をかけている。3日のNY市場ではダウは30,723ドル、36ドル、0.1%高、S&P500,3,830, 0.1%高で高値を維持した。一方、ナスダックはアマゾン,アリババが冴えず全体としては横ばいで取引を終えた。恐怖指数VIXは23.65%、7.5%低下、米債券が売られ10年債利回りは1.137%へ上昇した。５年物債利回り0.465%と30年債利回り1.926%との利回り格差が0.146%へ拡大した。ゼロ金利政策の長期化、財政支出拡大継続でインフレを示唆するイールドカーブ拡大が意識されたと３日付ロイター電子版が伝えた。

NY外為市場では１ドル＝105.02円、１ユーロ＝126.39円、１英ポンド＝143.25円で取引された。NY原油（WTI）は米原油在庫減を材料に買われ、バレル55.81ドル、2.0%高、北海ブレント、同58.56ドル、1.3%高と堅調を維持、NY金はオンス1,834.60ドルと前日比横ばい。個別銘柄についてダウではボーイングが207.39ドル、3.2％高、ダウを42ポイント押し上げた。ナスダックではアルファベッド、2,058ドル、7.3％高、グーグル、2，070.07ドル、7.4％高、一方、アマゾン、3，312.53ドル、2.0％安、テスラ、854.69ドル、2.1％安、ズームビデオ、380.49ドル、2.8％安で取引されたとロイター電は伝えた。

4日朝放送のNHK/BS「ワールドニュースでロシアテレビは「新START（核軍縮条約）5年延長で米露が合意した。米国は中国の参加を期待するが中国は応じていない。」と伝えた。シンガポールCNAは「ミヤンマー国軍が2月1日、アウンサンスー・チー宅を捜査したところ無線機器を不法に所持していたことが分かり彼女の身柄を拘束したと国軍スポークスマンは語った。スーチー氏宅前には氏の解放を求めるデモ隊が集まっている。」と伝えた。上海東方衛視は「北京冬季五輪開催があと1年となった。習主席は既に完成した複数の施設を視察した。主席は中国の冬のスポーツ人口を3億人とする目標を掲げて冬の五輪に名乗りを上げた。」と伝えた。日本では7月に夏の五輪を強行する構えのようだ。

スペインTVEは「コンテ首相退任でイタリア政界が混乱状態にある。マリオモンティー大統領は後釜にマリオ・ドラギ前ECB総裁を選んだ。多数党の5つ星運動はドラギ氏を支持していない。先行き不透明だ。」伝えた。ドイツZDFは「ポルトガルで変異ウイルス感染拡大で医療現場がパンク状態に陥った。ドイツ連邦軍医療部隊が人工呼吸器など機材と共に救援に3日リスボンに到着した。」と伝えた。韓国KBSは「4人の英変異ウイルスによるクラスター感染が確認された。6月末までに3億回分のワクチンを確保される。」と伝えた。ロイター電子版は「3日現在で新型コロナウイルス感染者数は世界で1億423万人、死者数、225万8,826人に達した。変異ウイルスによる死者の増加が目立つ。」と伝えた。菅総理は国民の安全を守るために全てを尽くすと3日国民に向けて語った。37.5度以上熱があるだけで病院に入れてもらえないではないか。風邪を引かずに乗り切る以外手はない。（了）

1.9兆ドル予算審議米上院で開始、投機的動き鎮静化でＮＹ株、ハイテク株高リードで続伸、一方、ミヤンマー政変を国連安保理審議も対応纏まらず（学校で教えてくれない経済学）

1.9兆ドルの景気対策予算案の米上院での予算審議入り動議が賛成50反対49で可決された。一方、投機的売買の動きが沈静化した。2日のNY市場でダウは30,687ドル、475ドル、1.6%高、S&P500、3,826，1.4%高、ナスダック、13,612，1.6%高と揃って値上がりした。恐怖指数VIXは25.56へ15.5%下落した。米10年債利回りは1.108%へ上昇した。NY外為市場で1ドル＝105.02円とドルが対円で買われた。一時、1ドル=105.12円を付けた。1ユーロ＝126.04円、1英ポンド＝143.48円で取引された。ユーロ圏GDPが10~12月0.7%減を受けてユーロが対ドルで一時、1ユーロ＝1.20ドル台まで下げた。

NY原油（WTI)はバレル54.98ドル、北海ブレント、同57.83ドルと小幅続伸、一方、NY金は利回り上昇で反落、オンス1，837.80ドルで取引された。前日一時オンス30ドルまで上げたNY銀は26ドル台へ反落、個人投資家による投機的動きが後退した。個別銘柄の動きとしてダウではゴールドマンサックスが286.97ドル、4.5%高、ダウ指数を80ポイント押し上げた。キャタピラー、192.50ドル、4.2%高、同50ダウを押し上げた。ナスダックではテスラ、872.79ドル、4.0%高、アマゾン、グーグルが1%高と続伸、相場をリードした。前日急騰したオンラインゲームのGamestop,映画イベントなど興行企業AMCが共に50%前後反落した。

豪ABCは「国連安全保障理事会が2日、ミヤンマーでの軍によるスーチー氏軟禁などの政変を審議した。米国は対ミヤンマー制裁として経済援助打ち切りを表明した。豪州は態度を保留している。ミヤンマーは中国と緊密な関係を持続している。制裁を強化すれば中国寄りを益々強めるとの懸念を持つ国が多い。」と伝えた。中国CCTVは「ミヤンマー政府は内閣改造を実施した。中国は他国の行動に干渉しない。」と報道官は述べた」と伝えた。共同通信は「ミヤンマーは中国に大きく依存しており中国に逆らえない。ミヤンマーとの関係強化を進めてきた日本政府の選択が改めて問われる。」と伝えた。NYタイムズは「①コロナ変異ウイルス感染拡大が急速に進んでいる。ワクチン接種拒否が増えて来た。②ファイザーは10~12月決算でワクチン売り上げを150億ドル期待と発表した」と伝えた。「コロナバブルはいつはじけるのか」と近着ニューズウイーク日本版は興味深い記事を特集していた。コロナ感染拡大、ワクチン確保に世界は狂奔している。ここは頭を冷やした方がよさそうだ。（了）

NY株市場、3営業日ぶりに反発、1.9兆ドル追加経済対策に6,000億ドル対案出した共和党上院議員とバイデン会合、一方、「ミヤンマーの動きを注視している」と中国CCTV（学校で教えてくれない経済学）

バイデン米大統領は1日、6,000億ドルへ追加支援規模大幅削減の対案を上院に提出した共和党上院議員10人とホワイトハウスで会合と米ABC。ミヤンマー軍はアウンサンスーチー氏含む複数の政府閣僚の身柄を1日拘束した。バイデン米新政権の反応を見極めたいと軍の思惑との見方もあるとワシントンポスト紙が伝えた。個人投資家によるオンライン売買でNY市場で銀相場が8年来の高値まで急騰したとWSJ電子版が伝えた。1日のNY市場ではブローカーロビンフッドが介在したGameStop株乱高下の動きに鎮静化の兆しが見られたこととハイテク株への根強い人気に支えられて、ダウは30,211ドル、229ドル、0.8%高、Ｓ&P500、3,773、1.6%高、ナスダック、13,403、2.6%高と揃って値上がりした。

1日のロイター電によれば、恐怖指数VIX、30.24、8.6%減、米10年債利回り、1.071%、0.1%減、NY外為では3営業日ぶりの株価反発から安心感が広まり、ドルが対ユーロで買われ、連れて一時、1ドル＝105.03円まで対円でもドルが上げた。あと反落、1ドル＝104.88円、1ユーロ＝146.58円、1英ポンド＝143.39円で取引された。NY原油（WTI）は年後半での需要回復期待からバレル53.59ドル、北海ブレント、同56.40ドルと小幅に上げた。NY金はオンス1，859.30ドルと小幅高。NY銀は太陽光パネル需要期待で一時、オンス29.25ドルと8年来の高値まで値上がりした。1日のＮY株式市場での個別銘柄の動きとしてダウではマイクロソフト、239.65ドル、3.3%高、ダウを50ポイント押し上げ、ビザカード、198.36ドル、2.6%高、同33押し上げた。ナスダックではテスラが839.81ドル、5.8%高、グーグル、1，901.35ドル、3.6%高、アマゾン、3，342.88ドル、4.3%高で取引された。

2日朝放送のNHK/BS,「キャッチ！世界のトップニユース」の特集で「米国での新型コロナウイルス感染拡大に収まる気配が見られない。変異ウイルスがサウスカロライナに加えてメリーランドで新たに南ア変異ウイルス陽性が確認された。一方、米国内でウイルスワクチン接種が当局の当初スケケジュールから大幅に遅れている。さらに安全、安心の啓もうが徹底せず医療関係者への接種も進んでいない。」と解説していた。

フランスF2はイタリア、ローマには2万1，000軒余りのレストラン、飲食店がある。2月1日からレストランが再開された。午後6時までの営業だが、フランスは全面禁止である。「イタリアがうらやましい」と語る客の声を伝えた。ドイツZDFは「ワクチンの手配に当初予定より大幅に遅れが生じている。12月半ばには医療従事者から接種されると発表があった。バイエルは2022年中に1億6，000万回分供給可能と発表した。一方、変異ウイルスに従来のワクチンの有効性は低いとの評価は消えていない。」と伝えた。ドイツZDFは「偽のコロナ陰性証明書が空港一部インタネットショッピング通じて広がっている。当局が摘発に乗り出した。」と伝えた。英BBCは「英国東南部の人口8万の町で南ア変異ウイルスが確認された。PCR強制検査が始まった。」と伝えた。中国CCTVは「①ミヤンマーの軍の動きを引き続き注視する②空港含め厳重な監視下で春節が始まった。」と伝えた。（了）