日中戦争・太平洋戦争の総括も出来ずにイラク戦争へ。今度は、「戦争法案」で世界中どこでも戦争に行こうとしている。
小林よしのり氏が、イラク戦争についてこう述べている。
イラク戦争開戦から、10年を迎えた。(2013-03-26) 2003年3月20日(日本時間)、米英軍はフセイン政権下のバグダッドを爆撃。国連安保理決議も採択されず、国際法上の根拠を欠いた戦争であり、それを正当化するために米国は、イラクが大量破壊兵器を隠し持っており、その脅威を除去するためという大義を掲げた。 当時の首相・小泉純一郎は開戦当日に談話を発表、「大量破壊兵器の拡散を防止することがわが国を含む国際社会全体の平和と安全にとって極めて重要である」と大量破壊兵器問題の大義を挙げ、いち早くイラク戦争を支持した。 そしてその時、外交評論家の岡崎久彦はこの首相談話を「近来にない快挙」「日本の将来のため感謝の念に堪えない」「敗戦後半世紀、二十一世紀を迎えて、初めて日本の将来に安定した希望を与える国家方針が、総理大臣の口から明確に打ち出された」と大絶賛した(産経新聞2003.3.25)。 当時の内閣官房副長官が、安倍晋三である。安倍もイラク戦争を支持した内閣の一員として責任を負う立場にあった人物なのだ。 2004年1月、安倍は岡崎久彦と『この国を守る決意』(扶桑社)という対談本を出しているが、その中でも安倍はこう明言している。「今回、米国のイラク攻撃を支持する理由として、私は二つ挙げました。一つは大量破壊兵器廃棄の結果を出さなければいけないということ。もう一つは日米の同盟関係の重要性を認識すべきだということです。事実、われわれは、東アジアに北朝鮮という脅威を抱えているわけです」詳しくは⇒日本人が目を背けるイラク戦争の総括 (2013-03-26)