白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

ツリガネニンジン (釣鐘人参) キキョウ科 

2015-08-30 21:24:52 | 植物(草本)の観察

萩の里自然公園の中央通りの傍に、久しぶりにツリガネニンジンが咲いた。

エゾシカに食べられたり、草刈りで刈られたりで数年は見る事ができなかった。

それにしても大きい。2mほどもある。

 

ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科 ツリガネニンジン属 多年草 花期 8~9月 分布:北海道~九州

低地から山地の草原や湿地に生育する、高さ40㎝~1の変異の多い多年草。茎は円柱型で直立する。

切ると白い汁が出る。葉は4~5枚ずつ輪生し、葉身は長楕円形で鋸歯がある。

花も茎の上部で青紫色の鐘状の花を下向きに輪生する。 花冠の先は浅く5つに裂け、花柱(雌しべ)は花から長く突きだす。

 

名前の由来は、この釣鐘形の花と、根がチョウセンニンジンに似ていることから。

根は薬用になり、天日で充分乾燥させたものを生薬で沙参(しゃじん)といい咳止め。

春の若芽は、茹でて水にさらし、あえもの、汁の実、おひたしや油いためにすると美味しいという。

白老のエゾソカはグルメだ。 2007/07/03 

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ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科

2015-08-30 19:57:50 | 植物(草本)の観察

萩の里自然公園のミズバショウ通りの両側に、ミゾソバが咲き始めた。

 

 

 

ミゾソバ(溝蕎麦)タデ科 イヌタデ属 1年草 花期:8~10月 分布:北海道~九州

低地や山地の湿った場所に群生する1年草。茎は下部が横に伸びて斜上~直立して、長さ40~1mほどになり、下向きの棘がある。

互生する葉は4~10㎝ほどの鉾型で、側片が横に張り出し基部は浅い心形となるのが特徴。

花は茎の先端の集散花序にまとまって付く。ピンクから白の花被は5裂する。良く似たママコノシリヌグイの葉は3角形。

和名の由来は、実が蕎麦(ソバ)に似ており、溝など湿った所に生えることから。

群生するミゾソバ 

 

 花を付ける茎の先をエゾシカが食べている。どの位花を付けるだろうか。

 

 

 

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アメリカホド(アメリカ塊)アメリカホドイモ   マメ科

2015-08-30 16:38:49 | 植物(草本)の観察

萩の里自然公園の送電線西入口の西の空地で植物の観察をしていたら、見た事のないつる性の植物を見つけた。

花の形からマメ科ではなかと考えたが、片っ端から図鑑を見ていくしかなかった。

帰化植物のアメリカホドであることがわかった。

空地や荒地には帰化植物が次々と現れる。

 

アメリカホド(アメリカ塊)  マメ科 アピオス属 多年草 花期:8~9月 北アメリカ原産国の帰化植物 分布:北海道、本州

空地や荒地などに生えるつる性の多年草。葉は奇数羽状複葉で9~9枚あり、葉身は卵形~狭卵形。

花は茎の先や葉腋から出る総状花序に密集してつく。紫褐色をした蝶形の花。

果実は線形だが北海道で結実するかは不明だと言う。

 

地下の根茎は⇒こちら

アピオスという名で青森県の特産として栽培されているようだ。

 

北海道ブルーリスト カテゴリB

 

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