北海道電力の
「想定を上回る津波に伴う設備の被水などがあったとしても」 から抜粋する。
常用ディーゼル発電機や海水ポンプが機能を失った場合でも、泊発電所ではタービン動補助給水ポンプにより原子炉を冷却することができるため、こうした設備を活用しながら復旧を進めます。
補足資料 北海道電力
経済産業省への報告の補足資料と思われます。同様の内容を図入りで書いてあります。
「福島原発事故に関する海外メディア報道 原子力(フランス):アレバ社の自閉症」 に、朝鮮日報の記事 「韓国の原発は安全なのか」から抜粋を書いたがもう一度見てみよう。
■津波に備える防壁より、モーターの防水が急務
地震や津波への対策も急務だ。韓国の原発は、同じ状況になった場合、日本よりも優れた点がある。まず、韓国の原発は、電気が途絶えても内部の蒸気を自然循環させてモーターを回し、冷却水を供給できる。また、原子炉の上に冷却水タンクを設置し、事故時には重力だけで水を注ぐことができる。蒸気発生器が原子炉本体とは別に離れた場所にある点も、事故時に原子炉内で蒸気の圧力が高まることを防いでくれる。
しかしこれらの装置は全て、あくまでも臨時の手段だ。最終的には、電気で動くモーターが作動しなければ、きちんとした原子炉冷却はできない。漢陽大の諸武成(チェ・ムソン)教授(原子力工学科)は「津波向けの堤防をもっと高くしようという主張もあるが、津波が押し寄せたら、どこからか水が入ってくる。何よりも、モーターなど電気設備の防水作業を急がなければならない」と語った。教育科学技術部(省に相当)原電点検団によると、現在、韓国国内の原発にこうした防水システムはない。原発事故のシナリオも、地震や火災はあるが、津波は除外されている。
上記の「韓国の原子力所」と同様、「しかしこれらの装置は全て、あくまでも臨時の手段だ。最終的には、電気で動くモーターが作動しなければ、きちんとした原子炉冷却はできない。」のではないだろうか? 緊急停止して蒸気がある暫くは動くかもしれないが、地震により、蒸気配管などが損傷し蒸気が漏れてしまえば何の役にもたたないだろう。
タービン動補助給水ポンプ (メーカーである三菱重工)
転記
起動・停止時又は原子炉冷却系統の熱を除去するとき、復水タンク(又は脱気器タンク)の水を蒸気発生器へ送るポンプで、横型のタービンポンプ。停電した時でも給水する必要があるため、デイーゼル発電機の電源で運転可能な電動ポンプと、主蒸気で運転可能なタービン動ポンプがある。
安全対策が急がれる北海道電力・泊原子力発電所
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