先日10日、学校時代の友人に会う為札幌へ行ってきた。
会うのは午後で約束の時間に少し余ったので、道庁の横を植物園方向へ歩いていたら、ビッグイシューを販売していた。TVなどで知っていたがどんな内容を書いてあるのか是非読みたいと思っていた。(なにしろ田舎者なのです KIKUTIさんありがとう) ビッグイシューさっぽろ ではボランティアを募集しています。
ラッキー?な事に販売していたのは、ビッグイシュー212号(ビッグイシュー日本)で、特集は、田中修という方の「生き残りのしくみ ― 春、植物の生き方に学ぶ」でした。
“植物は自分で必要な栄養をつくり出すとともに、地球上のすべての動物たちの命を養っている。しかし、植物もまた人間と同じ地球環境のなかで、さまざまな方法で病気や虫などから自分のからだを守り、逆境に立ち向かって生きている。そんな植物の悩みとは? そして、その悩みを解くための、植物の「生き残りをかけたしくみと工夫」とは?植物の「自力」「病気」「護身」「逆境」「工夫」など、生物学者の田中修さんにお聞きした。桜や草木の花が咲き始める春爛漫の今、植物たちのすごい生き方から、学びたい。”
帰りの列車のなかで早速読んだ。日陰を好む植物もある事は知っていたが“ヘーそうなんだ”と思ったのは、「4章 太陽の光とたたかう ― アントシアニンとカロテンで装う」だ。
…「植物にも紫外線が当たったら、猛毒の活性酸素が生まれます。…」…その活性酸素を消すために、植物は抗酸化物質をつくる。「その代表がビタミンEとCなんですね。」「太陽光が当たると、植物は喜んで光合成をしている印象がありますが、実際はまぶしすぎて困っている。昼間の太陽はだいたい10万ルクスの明るさがあるんですが、光合成する材料となる空気中の二酸化炭素が0.04%しかなく、せいぜい3万ルクスぐらいしか使えない。残り7万ルクスのエネルギーは行き場がなくなってしまい、酸素と反応して活性酸素が生まれてしまう。それを消すために抗酸化物質をつくるんです」
今日の北海道新聞を読んでいたら「太陽光発電、栽培同時に」 「ソーラーシェアリング」の見出しが目に飛び込んできました。
「ソーラーシェアリングのすすめ」(CHO技術研究所 長島 彬)という事でした。
実は午前中に紀伊国屋で買った本、「植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫」は、田中修さんの本だったのです。これからじっくり読もうと思います。