カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

クリアファイルの裏の詩

2018-06-11 15:42:22 | 日常あれこれ
 川柳大会参加者へのお土産の袋の中に、熊本城とくまモンをデザインしたクリアファイルが一緒に入れてあった。

 クリアファイルは貰っても貰わなくてもいい品物だと思っていた。

 家に帰ってお土産のお菓子を引っ張り出したりしていたら、当のクリアファイルが出てきた。

 
 (クリアファイルの表)

 熊本城と清正公の衣裳のくまモン、それにさり気なくデザインされた辛子レンコンなど面白い。

 ひょいと裏返してみると「五七五でなんでもよむ」というサトウハチローの詩が印刷されている。

 
 (クリアファイルの裏)

 五・七・五でよむ
 悲しみをよむ
 さびしさをよむ
 母の声をよむ
 友達の姿をよむ
 
 で始まって・・・川柳は俳句と共に
         世界で一番短い詩の形
         私達だけが
         すぐにとびこめる詩の形
         わたしたちは
         これを大切にもちつづけよう
 
 最後は・・・ものすごい足のしびれをよむ
       つづけてとびだす
       しゃっくりをよむ
       思いのままよむ
       五・七・五でよむ

 なかほどは省略したがなかなかいい詩だなと思った。

 短歌・俳句・川柳などなど、日本には短詩型文芸という誰でも直ぐに飛び込める詩の形がある。
 詩人からここまで励まして貰えていたことを知って嬉しくなった。

 「美しいものにはきっとわけがある」

  
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コメント
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