カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

地震の記憶と記録

2018-06-20 11:43:16 | 熊本地震
 先般の全日本川柳2018熊本大会では、参加者に「川柳句集 熊本地震の記憶 復興編」が配られた。

 これは熊本県川柳協会が募集・編纂したものである。

 2017年3月に「川柳句集 熊本地震の記憶」が発刊されたが、今回の大会に際して復興の様子を広く知ってもらう意味も込めて、参加者に復興編として編纂し大会の土産に持って帰ってもらうことにしたものである。

 
 (左:地震の1年後に編纂された句集。右:地震3年目の今年6月編纂された句集)

 左の句集は、新聞やその他各地の句会などで発表されていたものを集めて編纂された。

 私の句も5句掲載されている。

 今年の「復興編」は改めて県下の柳人に3句を限度に募集をしたもの。

 この2冊の句集発行のちょうど中間2018 年1月に、くまもと文学・歴史館が編纂した「震災万葉集」が発行された。

 
 (平成28年熊本地震 震災万葉集)

 熊本地震をきっかけに生まれた言葉を広くあつめることを目的として募集された。

 俳句、短歌、川柳、漢詩、五行詩、詩歌、肥後狂句、随筆などが収められている。

 なお、くまもと文学・歴史館で開催された企画展「震災の記憶と復興のエール」で展示した全国より寄せられた文学者等の色紙なども掲載されている。

 掲載作品数は、総数3226点で私の句も3句掲載されている。

 「車中伯優しく照らす十三夜」
 「立ち上がる此処にしかない身の置き場」
 「落ちるだけ落ちて安定した食器」

 今また、大阪北部を震源とする震度6強の地震が発生し、熊本地震との類似性が取りざたされている。

 本震~余震という考え方が、熊本地震では前震~本震というように替えられた前例があり油断は出来ない。

 災害は忘れた頃にやってくるという時代ではなく、もう各地に次々とやって来ている。

 記憶と記録の両方に留め、自分の事として生かしていかなければならない。

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