美しい日本の詩歌というシリーズ物らしい詩集を3冊借りてきた。
「美しい日本」などと改めて言うと、政治家のキャッチフレーズみたいで多少の抵抗はあるが・・・。

三越左千夫「どこかへ行きたい」、新美南吉「花をうかべて」、宮澤賢治「永訣の朝」の3冊である。
それぞれの詩集の中には、自分の心に響いてくるものが必ず1編以上はあるから不思議である。
例えば三越左千夫詩集では、「いのち リスとくり」
・・・おちばのうえの くりをひろって
りすはしあわせ りすのしらない
おちばのしたの くりはしあわせ・・・
ナルホドね、と言いたくなる。
宮澤賢治では、表題にもなっている「永訣の朝」が圧倒的。
死の病床にある妹の・・「あめゆじゅとてちてけんじゃ」という方言を使った言葉が胸に迫ってくる。
・・・・・死ぬといういまごろになって わたくしをいっしょうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを おまえはわたくしにたのんだのだ・・・・
私を救うために、妹は最後のあめゆきを食べたいという妙な願いをしてくれた。
新美南吉では、「仲間はずれ」の一節。
・・・・・私は現実を逃げてきて こころの裏口で 詩をもてあそぶ・・・
などなど・・・。
すべてが共感できなくとも、1編でもあるいは一節でもピタッとくるフレーズがあったりすると嬉しくなる。
「力抜くそして私も雲になる」

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「美しい日本」などと改めて言うと、政治家のキャッチフレーズみたいで多少の抵抗はあるが・・・。

三越左千夫「どこかへ行きたい」、新美南吉「花をうかべて」、宮澤賢治「永訣の朝」の3冊である。
それぞれの詩集の中には、自分の心に響いてくるものが必ず1編以上はあるから不思議である。
例えば三越左千夫詩集では、「いのち リスとくり」
・・・おちばのうえの くりをひろって
りすはしあわせ りすのしらない
おちばのしたの くりはしあわせ・・・
ナルホドね、と言いたくなる。
宮澤賢治では、表題にもなっている「永訣の朝」が圧倒的。
死の病床にある妹の・・「あめゆじゅとてちてけんじゃ」という方言を使った言葉が胸に迫ってくる。
・・・・・死ぬといういまごろになって わたくしをいっしょうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを おまえはわたくしにたのんだのだ・・・・
私を救うために、妹は最後のあめゆきを食べたいという妙な願いをしてくれた。
新美南吉では、「仲間はずれ」の一節。
・・・・・私は現実を逃げてきて こころの裏口で 詩をもてあそぶ・・・
などなど・・・。
すべてが共感できなくとも、1編でもあるいは一節でもピタッとくるフレーズがあったりすると嬉しくなる。
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