カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

「猫の孤島」

2018-06-24 10:08:57 | 日常あれこれ
 「猫島」と呼ばれる島が全国には幾つかあるようだ。

 本来の島の名前は当然有るわけだが、愛すべき猫たちに敬意を表してそう呼ばれるのだろう。

 天草には「湯島」という島があるが、天草・島原の乱の一揆勢が会合をもったことから「談合島」の別名があり、この度は新聞でも紹介され「猫島」という愛称まで出来て、都合三つの名で呼ばれる島になってしまったものもある。

 さて、猫島に匹敵するか、もしくは単位当たり猫密度ではこちらが上かと思える場所がある。

 

 足音や人影を認めると、ゾロゾロと寄ってくる。

 周りは田んぼや川ばかりの場所で、自然に恵まれている。

 家の前に道路はあるが、もともと通行量が少なく最近は橋が壊れてさらに通る人はまばら。

 猫たちは、最初はどっと寄ってくるが、エサをくれなかったり遊んでくれない相手だと判ると近くで勝手に遊び出す。

 

 いわゆる猫距離というやつで、人間同士だってある固有の安全離隔距離というやつだろう。

 立ち去るでもなく、必要以上にまとわりつくわけでもなく、ただ足元付近で猫の都合による猫の行動が始まる。

 犬ほどに序列はないが、ちゃんと猫同士の関係は構築されていて無用なトラブルは極力避けている。

 野良猫ではなくて飼い猫なのだが、境界が曖昧で飼い主も判っているのだどうだが知らない。

 以前は一・二度年寄り夫婦を見かけて話したこともあるが、最近は合う機会がない。

 ただ猫たちには100%会える。

 放し飼いに関わらずこの場所からあまり生活圏が広がらないのが不思議なのだが・・・。

 陸の孤島と呼ばれる地域は幾つもあるが、さしずめ此処は「猫の孤島」とも呼ぶべき場所だ。

 猫の平和な生活ため、猫の孤島はいつまでも孤島であって欲しい。

 「猫じゃらし動かぬものは猫またぎ」

 
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コメント
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