カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

故郷の米はにっこり炊き上がる

2018-10-14 10:53:47 | 日常あれこれ
 天高く馬肥ゆる秋、といっても馬はお祭りの飾り馬くらいしか見ることも無くなった。

 阿蘇の牧場に行けば、沢山の牛の放牧の中に数は少ないが馬の放牧も見ることが出来る。

 早場米の地域などを通ると、もう稲刈りはとっくに済んでいる。

 我が家は産地直送というか、地場の米を直接農家から頂いているので、新米の時期になると取り入れの進み具合が気になる。

 毎日の散歩コースからは、里山の船野山とその裾野の田んぼ一帯が見える。

 

 品種改良で風に強い稲になったのか、幾つかの台風が来たわりには倒れている稲は少ない。

 まず今年は豊作といったところか。

 木山川の堤防を越えると、船野山とその手前に益城町の赤井地区が見えてくる。

 

 コンバインが一台だけ稲刈りの作業中だった。

 まだ刈りいれは10%にも満たないほどで、我が家に新米が届くのはもう少し後になる。

 ブランド米もいろいろあるが、食べ比べてもまったく遜色はない。

 むしろ食べる分だけ10キロ程度その都度精米して搗きたてを食べるので、こちらの方がいつも新米の風味で美味しい。

 もう少し稲刈りが進んで、農家の手が少し空けば、電話すると30キロの袋詰めを数個玄関まで運んでくれる。

 阿蘇の外輪山や、付近の里山の伏流水が湧き出ている地域なので、水も綺麗だし田んぼの用水路には水草が茂り夏には螢も飛び交う。

 小魚や水生動物の種類も多く、自然が豊かな地域なのである。

 例によって、鷺などの鳥がコンバインの後ろについてまわっていた。

 穀類を食べる鳥ではないので、出てくる虫などをあてにしているのだろう。

 

 こうした風景が、もう少し彼方こちらで本格的に展開するようになると我が家の食卓に新米が登場することになる。

 実は我が家の米櫃は、昨日最後の精米をしたものが6キロ残っている。

 これを食べてしまう頃には、新米が届けばいいなと思っている。

 「故郷の米はにっこり炊き上がる」

 「里帰りせぬ子に送る里の米」

 
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