昨日の話だが、「ちょっと来てみて!」と相方が階下から大声で呼んだ。
滅多にない声のボリュームなので、少し慌てた振りをして降りてみた。
台所の流し台の中から何やら出そうとして扉を開けたら水がこぼれているという。

取り敢えず、かなり慌てることにして中味を全部引っ張り出して、濡れた箇所を拭き上げて中を覗いた。
あらら?何たること、右側の小さなシンクのオーバーフローした分を流すパイプが外れている。

差し込もうとしても長さが微妙に短く取り付け不能。
ネジなどで締め込む部品タイプではなくて、差し込んだ部分は接着材で固定してあったらしい。
オマケに残った部分は流し台と一体型で取り外せない。
オーバフローさせなければ、右側の開口部を塞いでしまえば、使用は可能になる。
しかし、相方はそうした対処療法は嫌だというので、何軒かの業者に電話したがどこも建設現場で忙しいと対応してくれない。
とうとう、暮らし安心〇〇アンの24時間出動に電話すると、直ぐ来てくれた。
届かない部分は延長して接続し、下の排水口に流れ込むパイプも交換した。
溢れたのは下水のシステムの何処かがつまり気味になっているということで、高圧洗浄をして貰うことになった。

何かオプションで作業が1つ増える毎に料金メーターが跳ね上がる。
当初の予定より作業が増えて、「1時間ちょっとでは終わりますよ」の話が午前中には終わらなくなった。
台所は使えないし、仕方が無いので冷凍保存してある各種の食べ物を電子レンジで調理して昼飯にした。
作業している兄さんも誘って、相方の冷凍炊き込みご飯と冷凍パンプキンスープという妙なメニューだが兄さんは喜んだ。
未婚であること、今の仕事の前は料理の修業をしていたこと、両親は早く結婚しろとうるさいこと等プライベートなことも楽しく喋っていた。
高圧洗浄の最中に砂や小石が混じるので、何処かか破損しているということになった。
家の基礎部分と下水の溜め枡の接合部を掘ってみると、確かにパイプがずれたようになっている。

「あの~、これは多分地震の後でずれたままになっていますね。台所は交換してあるようですから、洗面所と風呂の排水は点検して見る必要があります。あの~~言いにくいのですが、この程度の工事は我が社でも十分対応が可能です。やってくれと言われれば直ぐ始められますが、修理代が高いです。緊急対応が専門ですから・・・多分専門業者の1.5倍くらいになると思いますので、今日明日という分けでもありませんので、一般の業者に頼まれた方が安くあがると思います」などと言う。
「修理代が高くてすみません、修理箇所に問題などがあったら電話下さい」などと善いながら名刺を置いて帰っていった。
そしてその日のうちに、相方の一般業者への電話攻勢が始まった。
我が家の下水工事を担当した業者は、家族経営のとても丁寧で安いという評判の業者で、確かに見積もりを頼んだ中では一番安かった。
3社に見積もりを頼んだのだが、落札した業者名を言うとどこも黙って引き下がったものだった。
ところが地震の際は、その業者も被災しながら自分のところは二の次で、町の公的下水道補修等に追われていてずっと頼めないままになっていた。
2年半後にやっと相方に捕まってしまい、様子を見に来てくれることになった。
とにかく敷地内の排水設備を見て貰うことになった。
我が家的、地震による損害はまだまだ続編がありそうな予感が漂いはじめた。
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滅多にない声のボリュームなので、少し慌てた振りをして降りてみた。
台所の流し台の中から何やら出そうとして扉を開けたら水がこぼれているという。

取り敢えず、かなり慌てることにして中味を全部引っ張り出して、濡れた箇所を拭き上げて中を覗いた。
あらら?何たること、右側の小さなシンクのオーバーフローした分を流すパイプが外れている。

差し込もうとしても長さが微妙に短く取り付け不能。
ネジなどで締め込む部品タイプではなくて、差し込んだ部分は接着材で固定してあったらしい。
オマケに残った部分は流し台と一体型で取り外せない。
オーバフローさせなければ、右側の開口部を塞いでしまえば、使用は可能になる。
しかし、相方はそうした対処療法は嫌だというので、何軒かの業者に電話したがどこも建設現場で忙しいと対応してくれない。
とうとう、暮らし安心〇〇アンの24時間出動に電話すると、直ぐ来てくれた。
届かない部分は延長して接続し、下の排水口に流れ込むパイプも交換した。
溢れたのは下水のシステムの何処かがつまり気味になっているということで、高圧洗浄をして貰うことになった。

何かオプションで作業が1つ増える毎に料金メーターが跳ね上がる。
当初の予定より作業が増えて、「1時間ちょっとでは終わりますよ」の話が午前中には終わらなくなった。
台所は使えないし、仕方が無いので冷凍保存してある各種の食べ物を電子レンジで調理して昼飯にした。
作業している兄さんも誘って、相方の冷凍炊き込みご飯と冷凍パンプキンスープという妙なメニューだが兄さんは喜んだ。
未婚であること、今の仕事の前は料理の修業をしていたこと、両親は早く結婚しろとうるさいこと等プライベートなことも楽しく喋っていた。
高圧洗浄の最中に砂や小石が混じるので、何処かか破損しているということになった。
家の基礎部分と下水の溜め枡の接合部を掘ってみると、確かにパイプがずれたようになっている。

「あの~、これは多分地震の後でずれたままになっていますね。台所は交換してあるようですから、洗面所と風呂の排水は点検して見る必要があります。あの~~言いにくいのですが、この程度の工事は我が社でも十分対応が可能です。やってくれと言われれば直ぐ始められますが、修理代が高いです。緊急対応が専門ですから・・・多分専門業者の1.5倍くらいになると思いますので、今日明日という分けでもありませんので、一般の業者に頼まれた方が安くあがると思います」などと言う。
「修理代が高くてすみません、修理箇所に問題などがあったら電話下さい」などと善いながら名刺を置いて帰っていった。
そしてその日のうちに、相方の一般業者への電話攻勢が始まった。
我が家の下水工事を担当した業者は、家族経営のとても丁寧で安いという評判の業者で、確かに見積もりを頼んだ中では一番安かった。
3社に見積もりを頼んだのだが、落札した業者名を言うとどこも黙って引き下がったものだった。
ところが地震の際は、その業者も被災しながら自分のところは二の次で、町の公的下水道補修等に追われていてずっと頼めないままになっていた。
2年半後にやっと相方に捕まってしまい、様子を見に来てくれることになった。
とにかく敷地内の排水設備を見て貰うことになった。
我が家的、地震による損害はまだまだ続編がありそうな予感が漂いはじめた。
